二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【紅桜編】 ( No.122 )
- 日時: 2013/10/28 23:09
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 5Zruy792)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11655042823.html
sora様
紅桜編ですよw八雲大ピンチですよw
私もイメージしてた通りにかけてテンションMAXです!(´∀`)
—
吐き気するー…気持ち悪いー…鼻づまり苦しいー…。
っていう栄蓮状態です(´∀`)←
頭ボーッとする中の更新。誤字脱字沢山あったら報告ヨロです。
—
「うわァァ! 化け物だァァァッ!」
「に、逃げろッ! 化け物が! 化け物がこっちに来るぞォォォ!」
「こっ…殺される! 早く逃げろォォォ!」
違うんだ違うんだ違うんだ違うんだ違うんだ。
そうじゃないんだ。そんな言葉が欲しいんじゃないんだ。
誰か俺を見てくれ。誰か俺を助けてくれ。
誰か俺を、殺してくれ。
「こんなせかい、なくなればいい」
幼い俺は、何度そう思ったことだろうか。
49訓 序曲は流れ始めた
「——副長。栄蓮隊長は?」
「…だいぶ落ち着いた様だ。見回りに出た」
「そうですか…」
山崎は俯いた。土方はいつもと変わらずに煙草を吸っている。
その二人の前には血濡れた八雲の刀が置いてある。
「…風霧副隊長と共に見回りに出ていた隊士は…何とか一命をとりとめました」
「……そうか」
「これからどうするんですか?」
じっと山崎は土方を見つめる。煙が天井に向かって上がる。
一度煙をはいた後、土方は煙草を灰皿に力強く押し付けた。
「八雲の行方を真選組総員で捜査する。今から会議を行う予定だ。
恐らく栄蓮は見回りを兼ねて既に動いてんだろ」
「…そうでしょうね」
「行くぞ山崎。全員出席だ。…高杉共の居場所をつきとめてやる」
—
『隊長』
「…!」
…気のせいか。何か八雲の声が聞こえた気がしたのに…。
高杉達の居場所がつきとめられない…。聞き込みしてもそんな情報が入らない…。
…ホント…どうしたらいいの…?
「…アレ? 栄蓮さん?」
「…ッ! め、眼鏡…!」
「こんな所で何してるアルか? 八雲はどうしたネ? 一緒じゃないなんて珍しいアル」
「喧嘩でもしたのかよ? …オイ、瞳孔女? どうした?」
ホンット…コイツらはタイミングがナイスすぎるんだから…。
…巻き込んじゃいけない。いくらコイツらでも…巻き込んじゃいけないよ。
「…八雲はちょっと、ね? それよりアンタらこそ何してんのさ?」
「ね? じゃねェよ、答えになってねェよ」
「僕らは買い物帰りですけど…ホントにどうしたんですか? 元気ないですよ?」
「め、めちゃくちゃ元気だよ?! ぬぇっほほほほほほ!」
「イヤ馬鹿だろ、お前ホント馬鹿だろ」
げ、元気いっぱいじゃァァァ! …で行かないと!
ウシ、わ、笑え私! スマイル! ニコチャンマークゥゥゥゥ!
「何アルかその不気味なほどのスマイルは」
「いつも通りアルヨ?」
「どこがいつも通りですか?! 神楽ちゃん口調になってますよ?!」
「だ、大丈夫でさァァァ!」
「だからどこが大丈夫ですかァァァ!」
ももももう逃げるしかない! バレる! 巻き込んじゃう! ホントダメ!
「ご、ごめん! ちょっと今日はお急ぎだから! んじゃ!」
「あ、ちょっと栄蓮さん!」
「じゃ、じゃあま——ぶフッ!」
何ッか顔面にヒットォォォォォ! 超痛いんだけどォォォォ!
って何かひきずられてるんですケド?! 天パにひきずられてるんですケド?!
「いだだだだ! 天パ…ちょっ、痛いってば! 痛い痛い痛い!」
「うるせーよ、万事屋まで我慢しろ」
「無理! 髪抜ける! ハゲる! 首もげる!」
「ハゲちまえもげちまえ」
「ンだとコラァァァァァァ!」
イヤマジでもげるよ?! まじでもげちまうよ?! 痛いよホント?!
「離してってば! つーか離せェェ!」
「んじゃ、ここで話せることか? ここで正直にテメーが隠してる事話すんなら今離してやる」
「な…っ、なに、言って…。隠し事…なんか……」
「分かりやすいんだよテメーは。嘘つけねェタイプだろーが」
「う゛…」
それ兄さんや八雲にこれまでに何度言われてきたことか…。
心の底からの嘘つけねェんだよォォ…! 絶対バレるんだよォォ…!
だから昔から隠し事してもバレるんだよォォ…!
「ホラ、もうつくぞ」
「ちょ、ホントダメだってば! 巻き込めないってばァァ!」
「ホラやっぱり何か隠してんじゃねーか」
「ああああああああ!」
…イン・万事屋。…ソファに万事屋衆三人。向かいのソファに私一人。
…イヤどうしろと? どうしろとってーの?
「…で。巻き込めねーって何だ? 八雲クンに何かあったのか?」
「…………」
「何かあちこちで情報収集してるみてーだが、何の情報探してんだ?」
「…………」
「顔色も何かワリーし。切羽詰った表情してっし。…言わなきゃ分かんねぇだろ」
「…………」
「ぃよぉーし新八ィ、カエルとってこいィィ! できるだけ大きな青々しいやつなァァァ!
ンであとそれを何十匹もォォォォ!」
「らーじゃァァ!」
「待て待て待て待て待て待て待て待てェェェ!」
そこでカエルもってくるかァァ?! 何なんだよもォォォ!
「話せヨババア。水くさいネ」
「チャイナ娘…」
「教えてください栄蓮さん、八雲さんに何かあったんですか?」
「………………」
フラッシュバックするのは、血まみれになって帰ってきた隊士。
…あんな風に、こいつらもなっちゃうんじゃないのかな…っ?
それだけは…、ホントに…ホントにもう、…イヤ。
「いや…だから」
「話せねーはナシな」
「…天パ……」
「なァに、何があったのかは分かんねェが俺達ァ大丈夫だ。だから言え」
「……………」
コイツらだったら…高杉について何か知ってるかもしれない。
それに話だけ聞いてもらったら、楽になるかも…しれないし。
関わらないように忠告をすれば…何とかなる…かな?
「…実は…八雲が」
——ドカンッ!
…え? 何か…白い鳥みたいなのが…扉蹴破って入ってきましたけど?
え、コレアレじゃない? いつも桂と一緒にいる…アレじゃない?
「え、エリー?! どうしたアルか?」
「オイオイなんだよその素晴らしいタイミングは」
「ど、どうしたんですか?!」
「つか何これ? 何なのこの吸い込まれそうな目した…とり?」
「エリザベスですよ」
名前立派だなオイィィィィィ?! エリザベス?! エリザベス?!
…ん? そのエリザベスも桂と一緒じゃない…?
「エリザベス? どうしたアルか?」
「…………」
ヒョイッとエリザベスは何かボードのようなものをあげる。
そこには文字が書かれていて。私達は食い入るようにそれを見る。
[ 桂さんが ]
「…ヅラ? …ヅラがどうしたよ?」
「バ桂が腹下しましたか?」
「栄蓮さんアンタ桂さんに対しては冷たいですね」
[ 桂さんがここ数日帰ってこない ]
「夜遊び? アイツも夜遊びのお年頃か?」
「モテる男はつらいねェ」
「オメーらは黙ってろヨ」
[ 血のついてる桂さんの所持品を見つけた ]
「「「「…え?」」」」
( よぎるのは、嫌な予感 )