二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【尾行編】 ( No.137 )
日時: 2013/11/07 23:30
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: ChGJKnnB)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11675920754.html

 Sora様

昨日久々にドラクエしましてw
ザオリクが頭から離れなくなっちゃったんですw

晴香にもそれなりの理由がある…と思います((

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 栄蓮と八雲も無事退院して数日がたった。
 本日栄蓮は非番…のはずなのだが、足早に何処かへ出かけていった。


 56訓 男同士の会話なんて基本は大人なコトだよ


「沖田隊長ォ…もう俺そろそろ戻りたいんスけど」
「まァ待ちなせェ。…あとちょっとで土方のヤローが出てくらァ」
「俺を殺人に巻き込むつもりっスか」


 …何故こうなる。…そして何故そうなる…。
 何で俺まで副長暗殺計画に乗らなきゃいけねーんだよ…。


「あ、出てきた出てきた。…見なせェ八雲」
「……なんスか」
「土方の奴…何か片手にエロ本持ってるぜェエロ本」
「よっしゃ殺りましょう」


 …つかアレただの本じゃね? ブックじゃね?
 …騙されるところだった…。


「つーか副長みてェにシャイな野郎がエロ本なんか読めないっスよ」
「あァ…何か昔はちょいと大人な話が出ただけで顔面真っ赤だったねィ」
「あの人女抱いたことあるんスかねェ」
「知らねェ」


 …不潔とか思った奴。男同士の会話なんてみんなこんなもんよ?
 つーかいつまで続けんだよこの尾行…。


「で…オメーは栄蓮とどうなんでェ」

「……どうって」

「進展はねーのかよィ。…ホラ、ちゅーしたとか」

「ぶふぉっ?! い…、いきなり何聞くんスかッ?! してるわけないッスよ!
 だ…大体……隊長、俺になんて気ィねェし……」

「どんだけ鈍感でウブだよオメーら……」


 なんスかその冷たい目は。そしてどう言う意味だコラ。


「あのさァ…栄蓮も大概恋とかそーいうのには鈍感なんでさァ。
 しかもオメーも鈍いし…ガンガン攻めねーととられちまうぜィ?」

「な、なんスかそれ…。だ…大体沖田隊長だって…」

「それ以上言ったらここでオメーの思い大声で叫ぶからな。
 恋なんざねェ…どの恋もそう簡単にはいかねーんでさァ。失敗してそっから学ぶもんでィ」

「沖田隊長、アンタ何歳なんスか?」


 この人何があったのマジで? 何でこんな語っちゃってんの? 
 …ん…? あの随分と前歩いてるのって…?


「沖田隊長…アレ、…隊長じゃないっスか?」
「ん…? あ、ホントでさァ。…隣にいるの…アレ男じゃねーかィ?」
「え…?!」


 マ…マジだ。え、マジで? マジで? マジですか?!
 た…隊長が男と歩いてる…。しかも何かすんげー笑ってるゥゥゥ?!


「何でィアレ…」


 沖田隊長も随っっっっっっっっ分と面白くなさそうだ…。
 …何なんだよあの男。デート? 隊長とデートかコノヤロー?


「…何でさァあの男。…何か栄蓮もすげー笑ってね? 彼氏? 彼氏か?」
「え……」
「ホラ…オメーがもたもたしてっからとられてやがんの」
「な…ッ! だ、だからそんなんじゃ…!」
「——オイオメーら、何してんだ」


 副長か…。いや正直言って今アンタ殺そうとしてる場合じゃないんで。
 

「土方さん土方さん…アレ見てくだせェ」
「あ? ンだよ…栄蓮じゃねェか。隣にいるのは…男か?」
「随分と楽しそうに見えやせんかィ? …アンタ何か聞いてんのかィ?」
「いや…特になにも……」


 じゃあ彼氏…とかじゃないのか? 違うのか?
 …って焦りすぎだ俺。落ち着け俺。…あれ? 何で焦ってんだっけ?


「アイツぁあんな男趣味じゃねェだろーよ。…行くぞ」
「そ、そっすよね…。か、帰りますか……」
「あ、でも二人共見なせェ」


 クイクイッと沖田隊長が隊長と謎の男の方を指差す。
 思わず見てしまう俺と副長。


「ホラあれ。…何かばっちり腕組んでまさァ」
「「はァァァァァァァ?!」」


 何アレ?! 何なんだよアレ?! なんで腕組んでんの?!
 ああああああああ何かイライラしてきたァァァ!!


「アレでカレカノじゃねーのかねィ」
「え、栄蓮の奴…俺にも言わねーでいつの間に……」
「もう彼氏決定ッスか?!」
「とにかくつけてみよーぜィ」


 …ということで尾行決定。…どこ行く気だ?
 
 隊長と謎の男が入っていったのはカフェ。
 …何か無駄にオシャレなカフェなんだけども?


「ンだよココ…。そして何処行ったアイツら…」
「あ…あそこでさァ」


 二人が座ってるのは窓際の席。…男の方撃ち殺してェなァ…。
 おっとイカンイカン。


「何だ? 何してるんだ?」
「飯食ってるみてーですねィ。あ、俺も腹減ってきた」
「たえてください。…何か隊長すげー笑ってますよ」
「こっからバズーカで男ブチ抜いていいかねィ」
「何さらっとこえーこと言ってんのお前?!」


 何してんだよ何なんだよどーしろってんだよ…。
 何? 俺もうダメ? もう帰ったほうがいい? もう無理?


「副長…。自分の妹の彼氏っスよ…。どうするんスか?」
「いやまだ彼氏って決まったわけじゃねーし…つかどーしろって何?!」
「腕まで組んでたのにカレカノじゃねーと?」
「いや…だから……。…アレ? そういや総悟は?」


 アレ? 沖田隊長が…いな……い……。


「…………」
「…………」
「……副長」
「…ンだよ」
「……何か隊長達に黒いグラサンかけた男が近づいてるんですけども」
「……みてーだな」
「……バズーカ担いでるんですけども」
「……みてーだな」
「…………。……沖田隊長に見えるんですけども」
「…………。……みてーだな」


 ……………………………………………オイ。


「「アイツ何してんだァァァァァァァ!!」」



(え、コレ続くの? マジで? マジで?)
(息抜きと、ギャグ路線に戻す調整なんでィ)
(さーせんんんんん!)