二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【尾行編】 ( No.139 )
- 日時: 2013/11/09 00:28
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: EBIrcfyl)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11678343886.html
参照≒「武州栄蓮 と 蒼紫の化け物」アップ。
栄蓮の表情は初めて八雲を見た時をイメージしてます(´∀`)!
Sora様
沖田は容赦ないっすからねwまァ優しいんだろうけどもw
八雲は恋愛に関してはウブの極みなのです…((
ご心配なさらず、私なんて夜になると毎日テンション上がってますので←
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謎の男と歩いていた栄蓮を追ってやって来た土方と八雲。
…が。沖田は確実にもうバレそうになっていた。
57訓 鈍感すぎる奴はとりあえずそっとしといてやれ
「何してんだよアイツゥゥ…! 尾行の意味ねーだろうがァァ!」
「ど…どうするんスか。コレであの二人本当にカレカノだったら…。
絶対隊長に怒られるし冷たい視線送られるし…」
「と、とにかく…。…ん? 何か総悟がこっち見てっぞ?」
八雲も土方の見ている方向を見る。沖田は栄蓮達の近くに席をとっていた。
目があっていると分かったのだろう。何か親指一本立てて凄い決めてきた。
「グゥじゃねェよグゥじゃァァァ! どっちかっつーとバッドだァァァ!」
「ここでツッコんだって聞こえてねーっスよ!」
《あーあー、こちら沖田ァ。聴こえてやすかーい》
…無線だ。どうやら店内から連絡しようとしているらしい。
土方はイライラしながらも無線に応じた。
「テメーは何してんだ! ンな格好してたらバレるぞ!」
《ンなヘマはしやせん》
「バレたら尾行の意味ないんスよ?」
《分かってらァ》
その時だ。栄蓮と男が移動を始めた。沖田も至近距離でついていく。
八雲と土方も移動を始めた。
「次はどこに行くんスかねェ…」
「さてなァ…」
《土方さん土方さん、報告がありまさァ》
どこか弾んでいる沖田の声。なんだ、と土方は返事をする。
《なんか二人で手ェ繋いでやす》
「ンなこと報告せんでもいいわァァァ!」
《あ、ラブホ向かってやすぜラブホ》
「作者ァァァお前栄蓮に何させる気なんだァァァ!!」
《土方さん、もひとつ報告があるんでさァ》
「ンだよ?!」
《つけられてやす》
「イヤその犯人オメーだろ」
《死ね土方。そうじゃなくて…アンタらの後ろでェ》
現状は栄蓮と男を沖田がすぐ近くで尾行、さらにその後ろに八雲と土方がいる状態だ。
八雲と土方がチラリと後ろに視線をやると…なるほど、確かにつけられている。
「攘夷浪士ッスかねェ…とにもかくにも面倒くせェ」
《頼んだぜェ八雲》
「マジスか」
「…ざっと10人程度だな。…行けるか、病み上がり八雲」
「病み上がりとか言うのやめてくれません?!」
八雲はひとり立ち止まり、後ろを振り返る。
…が。その瞬間敵が一斉に走り出して向かってくる。
「あァー…面倒臭ェ。帰りてー…。……失恋んんんん…。
——っつーことで八つ当たりいきまァァァァァすゥゥゥゥ!!」
「八つ当たりかよォォォ?!」
ドカァッと八雲は半分程の人数を一気に吹き飛ばす。
だがその時、二、三人程が物凄い速さで駆け抜け、栄蓮達の方に向かっていくではないか。
「! 隊長ォォ!」
「——やっとおいでなすったァッ!」
「え」
向かってきた敵達に対して、振り向いた栄蓮は笑っていた。
男を庇うようにたち、どこに隠していたのか…刀を抜いている。
「麻薬取引の疑いで…ぶっ飛ばしまァァァァァす!!」
「「「何だコイ…ッギャァァァァァァァァァ!!」」」
宙高く舞うその敵たちを、三人は茫然と見つめていた。
—
「はァァァァァァ?! 護衛してたァァァァァァ?!」
屯所内に土方の大声が響き渡った。対して栄蓮は笑顔だ。
「そうそう。いや…あの人行きつけの定食屋で知り合ったんだけどさ。
何かハメられて麻薬に関わる仕事させられたらしくってさ…。
そりゃァ何も知らないでやってたんだから当然逃げ出したみたいで。
そしたらあの敵さん達に狙われ続けたらしいの」
「……で?」
「まァ秘密を知られちゃァ口封じってことだったんだろーね。
でもなかなか姿を見せなかったらしくて…。で、その人すごく怯えてたわけ。
んでま、一応仲いいし…放っておけないし…まもってたわけ」
「んじゃあ何で腕くんでたんスかァァァッ?!」
「どっから尾行してたんだァァァァァッ?!」
ちなみにその男性は無事家に帰還、敵共は捕まえたようだ。
「イヤ…。隣にいるのが真選組三番隊隊長だっておおやけにバレないように振舞おうと思って…。
で……、彼もそれなら恋人設定でいんじゃないかな…ってことで。それらしきことをしてたの」
「じゃ…じゃあ……別に本当の恋人とかじゃないんスか?!」
「はァァァァ?! あああああ当たり前でしょォォ?! 何聞いてんのォォ?!」
「…良かったーァ……」
そう言って寝転んでしまう八雲。…いや、そうではない。
「安心しすぎてログアウトしてらァ」
「なんで?! なんで安心したらログアウトしてんの八雲?! つかなんの安心?!」
「…栄蓮。鈍すぎんのもほどほどにねィ」
「へ?」
(…次回から何が始まるんだよ?)
(一日局長編らしーでさァ)
(作者がお通語頑張るらしいんで皆さんよろしく“ね”クロマンサー!)
(( 出 た ! ))