二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【柳生編】 ( No.167 )
日時: 2013/11/21 23:22
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: wzYqlfBg)

 Sora様

はいw総悟ですねw
サディスティック星から来た王子ですもんねw
ケチャラーとお食事はちょい無理そうです(´・ω・`)←

 安部様

柳生編突入中です“ね”この恩返し!(´∀`)
面白いですからハマりますよねw

とあるでも何でも読んでみたいです! 楽しみです♪
三番隊は馬鹿なのです← 八雲可愛いだなんてもう嬉しいですよ!
hshs?! 何というかもう有難う御座います((

 牡丹様

沖田総悟isドS王子ですからね!w
ドSでこそ沖田っていうイメージしかないんですw

 サイダー様

私もどっちかと言うとSかもですw
でもやっぱり総悟が最強Sなのでホント頑張れSですねw


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 パリン、と皿の砕ける音。栄蓮と八雲は立ち上がった。
 気絶した風神と無月を一瞥し、二人は次の敵を探して歩き始めた。


 66訓 たまには観戦もいいもんだ


「ふぁ〜…あと何人だろうねェ」
「アンタもっと緊張感持ったらどうなんスか?」


 いやァ…何かもう肩がボッキボキでさァ…結構こってんの。
 つーかみんな何処にいるんだろうねェー?


「あ…アレ、近藤さんと新八さんじゃないッスか?」
「ん…あァ、ホントだ! アレ…兄さんもいるじゃん!」
「つーか誰かと戦ってません?」


 ん…? ホントだ……あ、メガネの人と戦ってる…?
 

「近藤さん! 眼鏡!」
「あ、栄蓮! それに八雲!」
「何か兄さんやられそうじゃね? 血まみれじゃね?」
「そのまま逝っちゃえ副長ォ」
「八雲ォォォォォ?!」


 イヤ兄さん出血量パないからね?! ダバデュアだからねェェェ?!
 つーか八雲それ今シャレになってないから止めてくんない?!


「ちなみに栄蓮。あのメガネさん、ケチャラーだったぞ」
「マジか?! ヤバッ、話したいんだけど?! ちょっと行ってくる!」
「待て待て待て待て」
「せめてでも土方さんが決着をつけてから——」


 ——ドガシャァッ!

 ななな何か物凄い音したけど?! って兄さん吹っ飛ばされてね?!
 ヤベーよ兄さんマジやられそうだよォォォ!


「に…兄さんんんん?! どったの今日?! マヨの食い過ぎで不調かァァ?!」
「テンメェ栄蓮んん!! 今マヨを馬鹿にしたかァァァ?!」
「なんでそんなことは聞こえてんだよォォォッ?!」


 ほんっとマヨに関わることは地獄耳だなァオイィィィ?!


「ヤ…ヤバイですよ近藤さん、栄蓮さん、八雲さん! 土方さんホントにヤバイです!
 た…助けに入りましょうッ!」

「まァ待て、新八君。…ここはアイツにやらせてやってくれ」

「こ…近藤さんっ?!」

「…ただの喧嘩剣法じゃアレに勝てねーのはアイツが一番知ってるさ。なァ、トシ。
 ——昔なァ…まだ俺達が江戸に出てくる前…田舎で俺が剣術道場やってる頃の話だ」


 —


 ——巷を騒がすとんでもねェワルガキ兄妹がいてなァ。
 滅法喧嘩が強ェ奴らで…近隣の道場の連中に片っ端から喧嘩売っていく暴れん坊共よ。

 田舎道場の連中なんざみんなチンピラみてーなのばかり。一対一の武士道なんて誰も持ち合わせちゃいねェ。   


 ある日みんなで協力してその兄妹をやっつけようっていう話になったんだ。
 俺も物見遊山で見に行ったんだ。


『 え? なになにィ? 』
『 テメーらが噂の兄妹だな。…ちょいと痛い目見てもらおうか 』


 二人に対してこちらは大人数。…だがこの兄妹はなかなか太ェ奴らだった。

 大人数を前にしても怖気づくところか、たった二人で背中合わせて戦っている。
 バッタバッタと敵をなぎ倒していくその二人はもう、いや強ェのなんの。


『 うおらァァァッ! 怪我したくなかったら帰れボケィィッ! 』
『 おらァァァァッ! 』     
『 うわァァァァッ?! 』


 …だがあの大人数に勝てるわけもねェ。
 最後の最後、ボロ雑巾みてーになるまで暴れ続けてたが、な。


 俺ァどうしたもんか迷ったが…そいつら兄妹を道場に連れて帰ることにした。
 そのまま捨て置けば死んじまいそうだったし、何より面白そうな奴らだったんでな。


『 三百三十三! 三百三十四ッ! 』

『 くおラァァ! もっとしっかり丸太を振らんかァァァ! 』

『 ぬおおおお! もうダメェェ…もう限界ぃぃ…腕がもげるぅぅ! 』

『 甘ったれたこと言ってんじゃねェ! そんなんじゃ道場任せらんねーぞ!
  もうスグわし死ぬぜ多分ッ! どーすんの?! 大体近藤、総悟を見ろォォ! 』

『 ふんッ! ふんっ! ふんっ! ふんっ! 』

『 あんなちっちェのにあんな太ェの振り回してるぜ! ズゴクね?
  やっぱスゲーな! 神童だよ神童! …アレ? 何かめくれてきてね?
  …アレ? ってかこれ木の皮じゃね? 』


 まァそんなんだからウチの道場はダメなんだって思ってたんだ。
 せっかく助けてやった兄妹も、いつも縁側に座って、俺達の稽古を見ているだけだった。


『 どうだ。オメーらもやるか、丸太振り? 見たところオメーらには剣の才がある。
  だが才だけでは勝てねェ。結局努力してる剣には勝てねーぞ 』

『 …興味ねーな。丸太振って強くなれりゃワケねーんだよ 』

『 ごめんなさい。ちょっと今日上半身と下半身すんごい痛くて〜 』

『 ウン、全身って言ったらよくね? 』


 しょせんはただの喧嘩屋兄妹。…やはり二人はそこから動かなかった。
 俺達の稽古を邪魔するわけでもなんでもなく、静かに見ていた。


 ——だがある日、傷も癒えてねーってのに二人は道場から姿消しやがった。
 心配して探しに行ったら……。


『 そこどけェコルァ! 俺達ゃ今から近藤んトコの道場に殴り込みに行くんだよ!
  野郎、てめーらをかくまってたらしいじゃねェか、あん?! 』

『 だーから言ってるでしょー。今出てきたって。もうあの人達は関係ありまっせーんんん! 』

『 ンだとこのクソ女ァァァ?! 近藤やる前にてめーらブチのめしてやろうブフッ!! 』


 相手の台詞も聞かずに、妹の方は問答無用でソイツをぶっ飛ばした。
 それに続けて兄の方も奴らをぶっ飛ばし始めた。

 それを見てハッキリと分かったんだ。


( 強く、なってる )


 ケガが癒えてねェにも関わらず、その動きにはしっかりした骨格ができていた。
 だが奴らの戦いを見れていたのもそこまで。…気がつきゃ周りは血の海。立ってんのは俺と兄妹だけだった。


『 ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ… 』

『 ……なんで、いるんですか 』

『 チッ…お人好しだかなんだか知らねーが…借り返すつもりがまた借りつくっちまった。
  行くぞ、栄蓮 』

『 待て! …借りなんて思わんでいい。またいつでも遊びに来い。
  …もうお前らはウチの門弟だ 』

『『 は? 』』


 声を揃えていう兄妹だったが…その手は、血豆の皮がズル剥けで血まみれだったんだ。


『 血豆がその印だ。…何回振った? 俺もそこまではならんかったぞ。
  どうりでキズの治りが遅いはずだ 』

『 …血豆じゃねェ 』

『 ……兄さん? 』

『 …四越デパートの自動ドアにはさまった 』

『 ……。……うちの兄さん馬鹿なんです 』


 —


「人には決して見せねェ。ツラにも毛程も出さねェ。
 …だが俺も。そして栄蓮、お前も知ってるはずだ。…野郎は今でも、頭にゃ剣の事しかねェ」


 兄さんがメガネケチャラーさんの木刀をはじく。
 その目が鋭く鋭くなって、次の瞬間には勢いよくカッと開かれた。


「……研ぎすまされた奴の剣は」


 慌てて木刀を拾い上げるメガネケチャラーさん。
 だけどその隙を、兄さんが見逃すわけもない。


「——鉄をも切り裂く」


 メガネケチャラーさんの木刀を折り、その皿をも割る兄さん。
 ……なんとか、勝ったみたい。ちまみれだけど。ボロゾーキンだけど。


「兄さん、随分とやられちゃったね」

「…あん? これは奴にやられたんじゃねー。
 ……間留井デパートの自動ドアにはさまったんだ」

「…やっぱ馬鹿ッスね。兄も妹も」

「「うるせーわァァァ!」」




(悪ィなメガネ野郎)
(俺はテメーよりもっともっとすんげェケチャラー知ってんだよ)