二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【ミツバ編】 ( No.191 )
日時: 2013/12/05 01:14
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: U7zErvcm)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11717143787.html

 Sora様

それは徐々に明かしていきたいですねww
無論土方も原作通りです!(´∀`) アレ、栄蓮も土かt((もういい

ミツバ編の沖田の笑顔はこう…グッホッッッってなりました←
土下座シーンとかグベフッフォッってきな((

かかかかっこいいだなんてそんなもう嬉しいです!
有難う御座います( ´∀`)!

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 受験までもう2、3ヶ月きってました←
 いい加減勉強しなきゃ〜なので更新が停滞すると思われます((

 ちなみに今度テストがあるのに…アレ? ヤバくね?←

 まァとりあえず更新んんんんん! 停滞もなるべく避けたいです(´・ω・`)

 —


 沖田姉弟は共に江戸の町へと出かけていき、土方兄妹は再び仕事に出かけた。
 一方その頃八雲はというと…沖田に呼び出しをくらっていた。


 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし


 …え? なんで? なんで俺? なんで俺なんだ? 


「姉上がどうしてもオメーと話したいってんでェ」
「ごめんなさいね、八雲さん」
「あ…ああ。そうなんスか…。き、気にしないで下さい」


 最悪だァァァァ! なんで俺なんだよォォォォ?!
 つかなんでレストラン?! もう屯所でいいじゃねーか! 逃げられねェェ!


「そーちゃんも八雲さんにはお世話になってるって聞いてて…お礼もかねて」
「イ、イヤ…こちらこそ沖田隊長にはお世話になってますよ。頼りがいもあるし…優しい…し」
「あら…八雲さんにまで言ってもらえるなんて、そーちゃん、よかったわね?」
「はい。僕、嬉しいっす!」


 誰だよォォォォォォォ! もうホント誰なんだよォォォォォ!
 昔よりもキャラ変革度変わってんじゃねェかァァァァ! つーか僕ゥ?!


「八雲さんもそーちゃんも元気そうで良かった。…二人共お友達はできたの?」
「え…」
「ほら、この江戸に来て…お友達はできた? そう言えばそーちゃん、さっき親友もいるって言ってたわよね?」


 誰だよ。沖田隊長の親友とかマジ誰だよ。


「あ…そう、ですねィ。じゃあ今から呼びまさァ」
「え。ご迷惑にならないかしら…」
「大丈夫ですよ、ホント親友なので」
「そうなの? じゃあ楽しみに待ってるわ」


 沖田隊長が携帯電話片手に席を立ってどっかに行った。
 …え。マジか。俺とミツバさんふたりっきりか。マジか。マジか。


「…あ、の」
「…どうかしたの?」
「あ…の……」


 ク…ッソォォォ! 言えねェェェェェェ! 言い出せねェェェェ!


「…八雲さん」
「は、はい」
「……。…今、幸せ?」
「へ」


 しあわせ? 幸せ? 幸せかって? え、いきなり?
 イヤもうそりゃ幸せな時も不幸せな時もありますよホントダブルパンチッスよホント。


「…はい。幸せっスよ」

「良かった。…武州にいた頃の八雲さんは…全然元気もなかったし…こんな風にも喋れなかったから。
 今すっごく楽しそうで…幸せそう」

「あん時はもうホントお世話になりました……」

「フフ、気にしないで」


 蒼紫時代ィィィィィ…! もうホント蒼紫時代ィィィィィ…!
 
 …あの時は色々とボロボロで…まともに喋れたの、隊長とか近藤さんくらいだったからな…。
 ミツバさんも色々と世話したくれたのに…全然話せなかった、な。


「…やっぱり、栄蓮は間違ってなかったみたいね」
「……!」
「そこまで八雲さんを幸せにしているのは…栄蓮でしょう?」
「……。…はい」


 隊長が…。隊長がもしあの時来てくれてなかったら…きっと今の俺はない。
 いくら近藤さんと話せたとは言え…あの頃はそんな近藤さんに対しても、どこか恐怖を抱いてた…っけか。


「…そーちゃんには未だに引きずらせちゃってるみたいね」
「…そう、みたいッスね」
「栄蓮に会いに行きたいんだけど…どうしましょう?」
「いや、俺に言われましても」
「フフフッ…」


 でも…ミツバさん。
 沖田隊長がアンタと隊長を再会させまいとしてるのは、きっとあの時の事だけじゃないんスよ。


「…八雲さん。さっき言おうとしてたこと…なァに?」
「…………」
「言って欲しいの。…昔はこんな風に喋れなかったし…」
「…………」
「八雲さんの思い、聞かせてくれる?」


 …なんでこんないい人なんだろう。沖田隊長の姉上様なのに。
 ホントなんでこんなおしとやかなんだろう。沖田隊長の姉上様なのに。


「…ミツバさん。あの——」
「姉上ェェェェ! お待たせしやしたァ!」
「あら」


 ここで来るのかよォォォ! もォォタイミングゥゥゥゥ!
 …アレ? つーか…アレって…親友って……。


「紹介しやす。大親友の坂田銀時く」
「なんでだよ」


 ギャァァァ?! 沖田隊長ガラスコップに額直撃させられてんだけど?!
 血ィダラダラしてんぞ?! 大丈夫か?! 大丈夫なのか?!


「オイ、いつから俺達友達になった?」
「旦那ァ…友達って奴ァ今日からなるとか決めるんじゃなくていつの間にかなってるもんでさァ」
「…そしていつの間にか去っていくのも友達だろ」
「すいませーん、チョコレートパフェみっつお願いしますー」


 あ、なんかすごい勢いで戻ってきた。そしてパフェもすごい勢いでやってきた。


「友達っていうか、俺としてはもう弟みたいな? 
 まァそういうカンジかな。なァ、総一郎君」

「総悟です」

「こういう細かいところに気が回るところも気に入っててねェ。
 ねっ、夜神総一郎くん」

「総悟です」

「まァ…またこの子はこんな年上の方と…」

「大丈夫です。頭はずっと中2の夏の人なんで」

「中2? よりによってお前…世界で一番バカな生き物中2?
 そりゃねーだろ、鹿賀丈史君」

「総悟です」

「オイ今完全にデスノ入ったよな。ついでに全国の中2に謝れ」


 なにを中二馬鹿にしてんの? 中三でもバカな奴たくさんいるよ? 作者とか作者とか作者とか。
 …つか坂田さんチョコパフェ食うの早すぎるんだけど。残り一つなんだけど。


「…ってアレ? ミツバさん? 何してるんスか?」

「アレ? ちょっとおねーさん? 何やってんの? ねェ?
 おねーさんんんんん?! コレタバスコォォォォォォッ!」


 ミ…ミツバさんがタバスコをパフェにかけたァァァァ!
 そ…そうだった。この人…!


「そーちゃんがお世話になったお礼に…私が特別おいしい食べ方をお教えしようと思って。
 …辛いものは、お好きですか?」


 隊長や副長と並ぶ味覚がおかしい人だったァァァァァァァ!
 パフェが真っ赤ァァ! 坂田さんと目ェあったけど助け求められてんだけどォォ!


「い、いや…辛いものも何も…本来辛いものじゃないからね、コレ」
「ケホッ、ケホッ…!」
「「!」」
「やっぱり…嫌いなんですね…! そーちゃんのっ…ケホケホッ…友達なのに…!」
((友達関係なくね?!))


 ヤ…ヤベーよ坂田さん…。この人は…アレだよ。あーゆーパターンだよ…!


「好きですよねェ…旦那ァ?」

「ア、アハハ…。アレかも。好きかも、そういや」

「やっぱりいいですよね、辛いもの。食が進みますよね。
 私も病気で食欲がない時、何度も助けられたんです」

「で、でも…パフェ二杯も食べたから…ちょっとお腹いっぱいになっちゃったかなんて」

「ゲホッゴホッ! ゲフッゲホッゴフッゲホッガフッ!!」

「だ…旦那ァァァァァァァ!!」


 この人肺を患ってるからストレスに弱いんだァァァァァ!
 つ…つーかヤベーよ! ミツバさんの目がヤベーよ! 超苦しそうだァァァ!


「坂田さんんんん!」
「みっ…水を用意しろォォォォ!」
「ゲフォォォッ」
「飲むなってかァァァァァァ!!!」


 ギャァァァァァァミツバさんが倒れたァァァァァァァ!


「あっ…姉上ェェェェェェェェ!」
「んがァァァァァ!」


 く…食ったァァ! と言うより無理やり流し込んだァァァァ!


「坂田さん大丈夫で」
「んごをををををををををををををををを!!」
「ですよねェェェェ!!」
「姉上! 姉上ェェッ! しっかりしてくだせェェ!」
「大丈夫、さっき食べたタバスコ吹いちゃっただけ」
「ナウシカッ!!!!」


 口から火ィふいた挙句もう転んじまってるよォォォ! よ…よほど辛かったんだなオイ…。
 

「ケフケホッ…。あ、八雲さんもどうぞ」
「え」
「辛いもの。…いいですよ、これ」
「…………」


 坂田さん、俺をそんな目で見ないで。



( 束の間の幸せな時間トキ )