二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【芙蓉編】 ( No.221 )
- 日時: 2013/12/23 01:11
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: yA6Y/.Us)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11734286244.html
sora様
原作読んでて恐ろしかったです((((;゜Д゜))))
確かにwwふたり仲良く壊れますねww88訓の八雲チックにww
分かりますよそれ! もう目ェとじんのが恐かったです!
もうホントに誰かァァッ俺を眠らせてくれェェェ! って感じでした((
ラストシーンいいですよねェ…(´∀`)!
あとたまが口にCDつっこんで「フェニースもーんじゃァァァー」って歌うシーンが可愛すぎて大好きです←
牡丹様
数えちゃいけませんんんんんんんんん!←
八雲のマネはせずに『〜人』か『〜体』で数えてあげてくだs((黙
————————————————————————————————
足に絡みついてくるメイドを何とか対処し逃げ始めた一行。
そしてたどり着いたのは、カラクリ技師の源外のところだった。
89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う?
おぉう…? …どこだここ…? ロボットがいっぱいあるけど…。
「ここはカラクリ技師の源外っつーじーさんのところ」
「あァ、そういうこと。おじーさん、眼鏡来ました?」
「おぉ? 誰だこのねーちゃん? あとそこのにーちゃん?」
「土方栄蓮と言います。で、こっちが」
「風霧八雲ッス」
「……。…真選組…ってやつか」
ザッツライトです。真選組攘夷浪士討伐専門三番隊隊長です。
…イヤ今回攘夷浪士じゃないけどネ。ザキのミントン折ってやるけどネ。
「あ、瞳孔女ァ、八雲くん。このじーさん実はかつて祭りの時カラクリテロを」
「銀の字よォ、オメー人の傷ほじくり返して楽しいかァ?」
ん? 何か今テロとかいう単語が聞こえた気がするんだけど?
気のせい? 気のせいか? 気のせいだよね?
「つーか今日は新八どころか一人も客なんて来とらんよ」
「……マジスか」
「あァ。それにしてもてめーらエライもん拾ってきたもんだな。
まさか人を殺めた機械だったなんざなァ…」
んなこと知ってますよ正直帰りたいですよホンット。
…ん? てゆか眼鏡が来てないってどゆこと? え、じゃあ…。
「とっ捕まったってよ。…その芙蓉零號機ってやつが」
「「え?!」」
「ぎ…銀ちゃん! じゃあ新八は…」
「なんだ? 新八がどうかしたのか?」
たまちゃんが捕まったってことは…まさか眼鏡も…?!
「研究所のもんが捕まえたらしいんだがよォ。まァ当然処分されるだろうが…。
開発された機械家政婦そのものを全部回収して処分する方針に決まったようだ」
「…なんかキナ臭いっスね」
「…………」
キナ臭いってなに?
「責任は全部死んだ林流山におしつけて、莫大な金をつぎこんで開発したもんあっさりたたみやがった。
こいつら…何か隠してやがらァ」
源外さんが放送されているテレビを見ながら言う。
その画面には芙蓉プロジェクトに協力した“目黒”っていう副主任が映ってる。
「…泣いてやがったよ」
「……」
「機械がホロホロ涙こぼしてやがった。死んだ博士に対する懺悔の涙なのか…。
それとも惜別の涙なのかしりゃしねーが」
「…そうか。…野郎、まだそんなもんつくってやがったのか」
ん…? もしかしてこの源外さん…林博士と…?
「源外さん…あなたもしかして…。……?」
「おじーさん、なんスかそれ?」
なんか源外さんが変なものをテレビの横につきさしてる…?
なんだろうあれ…? 何かの核的なモノ…?
「流山とは昔からそりが合わんくてな。
機械の未来を担う双璧なんて言われたこともあったが…俺達のつくるもんは全く趣が違ってな」
「趣…ですか?」
「あァ。俺の機械は野武士のように無骨で野暮ったい芋くせーもんだ。
だが…野郎の機械は美しく繊細で華奢、まるで生きた女のようだった。
あいつの夢はいかにそれを人間に近づけるか…。
機械に心を宿す…そう、奴ァ人間をつくりたかったのさ」
人間をつくる…。何それ…。イヤイヤイヤイヤイヤ何それ?
どこの錬金術漫画だよオイ。禁忌だよオイ。
「…くだらねェ。人間をつくりてーんなら嫁さんつくって毎晩腰振ってりゃいいだろ」
「【ピー】してりゃ【ピー】が【ピー】と【ピー】して【ピー】するんスよ」
「オメーらホントいっぺん死んでくんない?」
正論だけども。すぐそばに純情な子供がいるんだよォォォォ!
「なるほど! よくわかったアル!」
「今の【ピー】音ばっかりでよく分かったなオイィィィィ?!」
チャイナ娘ぱねぇ…! 理解力がぱねぇですチャイナ娘ちゃん…!
もう効果音ばっかりなのにホントよくわかったよ…! エラいよ…! …エラいのか?
「まァ、男組がいってることにはちげーねェ。
…俺もこいつらを自分の息子と思っちゃいるがね、そいつは俺の生んだ作品って意味だ。
人に使われる道具の枠にまでは出ちゃいけねーと思ってる」
「………」
「だが…世の中俺やお前らのようにかわいた連中ばかりじゃねェ。…流産が変わったのは」
「オイ、字。字ィ違う字ィ違う」
「…流山が変わったのは…奴の一人娘が死んだ時からだ」
一人娘…? …なんかまたシリアスなムードなんだけど?
「実験中のことだったらしい。流山は人間の人格をデータ化して機械にコピーする技術を考えた。
その実験体として選んだのがこともあろうに自分の娘だった。
元々が病弱な娘だったらしく…実験に耐えられるはずもなかった」
「そんなことが…」
「そしてその死んだ娘の名が…“芙蓉”」
「「「「!」」」」
じゃあまさか…。林流山博士の真の目的って…。
「ねーちゃんは勘づいたみてーだな。…そう。野郎の真の目的は…死んだ芙蓉を、甦らせること」
「…そんな…ことが」
スゴクね? 私今回奇跡的に理解できたよ? スゴクね?
…低レベルとか思った奴あとで体育館裏においで?
「お前らが拾ってきたあの機械のなかには…種子と呼ばれるデータが積んである。
芙蓉を花開かせるための種子…つまりは野郎の娘、芙蓉の人格データだ」
「…なんか世界観が違いすぎて驚愕どころじゃないッスね」
「それもそうかもしれねーな。…だがコイツを応用すれば人間が人間をつくりだせるんだ。
対象の人格データをコピーし、それを別の機械にうつし入れる。そうする事で人間の完成だ」
「…つってももどきじゃねーか。ようはただ機械に人格データ埋め込んだだけだろ?」
「まぁそりゃそうだ。…だがなぁ、機械家政婦とは比べものにならねェ。
莫大な金が動くハイエナがたかるのに時間はかからねェ。…コイツを見ろ」
…なにこのテレビに映ってる映像…。…研究所……?
床に博士が倒れてて…、この傍に立ってるのは……?!
「まさかこれ…流山が殺された時の…。なんでこんな映像が…」
「…流山を殺したのは零號機なんかじゃねェ。
流山の真の計画の意味…その価値を知り、全てを自分のものにしようとした者がいる」
ニタニタと笑いながら、その人物が振り返った。
「この人は…さっきテレビに映ってた……」
「芙蓉プロジェクト副主任…目黒博士ッスね」
「そうだ。…零號機に殺害現場を見られた目黒博士は…その罪を零號機…たまになすりつけた。
おかげでたまは追われる身となったわけよ。…だが、目黒は大事なことを見落とした」
大事なこと…? って、…なに…?
その時、テレビの画面に映る林博士がゆっくりと起き上がった。
血を流しながら私達…いや、芙蓉に語りかけてる。
『ふっ…芙蓉ォ…』
「こっ…こいつァ…」
『何をしている、芙蓉…! 早く逃げるのだ…っ』
「……っ」
『必ず迎えに行く…』
その言葉を発すると同時に、博士の体がビキビキいいはじめて。
その傷が癒えて…体が…姿が、変わっていく。
そう。——機械の、姿に。
『だから…今は逃げろ、芙蓉』
…じゃねーよォォォォォ! 何これ?! 何これェェェェ?!
なんで機械の姿に?! なんで博士が?! なん、で…。
…アレ? という、ことは……?
「…林流山はまだ生きている」
——…伍丸弐號という、機械のなかに。
( マ ジ で か )
(オイ、シリアスムードブッ壊れたぞ)