二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【OWee編】 ( No.239 )
- 日時: 2014/01/02 02:45
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: rn3pvd6E)
大晦日の寒い夜の中。新発売されるOWeeを望む者達が長蛇の列をつくっている。
ブルブルと震えながら栄蓮もその列に立っていた。
96訓 バカもアホも気づけば友達
「う゛ー…!」
寒い寒い寒い寒し寒し寒し…! 寒すぎるゥゥゥゥ…!
早く発売時間になってくれェェェ…! こ、凍えじぬ…!
「隊長、大丈夫ッスか?」
「はうううううう大丈夫じゃねーわ凍え死にそうだわもう帰りてーわ」
「さいなら」
「年明け前もひでーなオイ」
ちなみに現実ではもう年明けてんだぞコンニャロー。
つーか寒ッ?! ゲームはほしいけどここまで寒いとやってらんないよ?!
「あ、あれ? 総悟と近藤さんは?」
「あぁ、あっちっス」
…ん? なんか風呂に入ってる男が一人いるんだけど?
その傍で頭シャカシャカ洗ってる人もいるんだけど? 何か店員さん傍で困ってんだけど?
「すいませんお客様、他のお客様のご迷惑になりますので…お風呂はちょっと…」
「なんだコラ。こっちは徹夜で並んでんだ。風呂くらい入りたいだろ」
「やめろ総悟。すいません、スグ終わりますんで。まだあそこ洗ってないんで」
「なんかいらねー情報まで言ってるんスけど」
てゆか風呂入りたい…! 徹夜はやっぱきついよォォォ…!
…てゆか、あのおバカふたりはマジなにやってんの?
「いや、もう警察呼びますよ」
いや警察私たちです。
「あのホント、もうちょっと」
「いや、ちょっ」
「いや、あの」
「ちょっ、ちょっ」
総悟風呂に入ったままガタガタされてるよ。いいのか総悟。
めっさじっとしてるけどいいのか総悟。つかいいのか真選組。
まァ、とりあえず、
「ちょっ、まだあそこ洗ってないでしょぉーがァァァ!!!!」
「「「うおらァ!!」」」
——ゴォシャァァァッ!
私と八雲、兄さんで風呂ごと蹴飛ばせば2人ともすっ飛んでいった。
うん、すいませんね店員さん! すいませんねみなさん!
「オイ、あれ万事屋どもじゃねぇか?」
あ、マジだ。天パにチャイナ娘に眼鏡だ。つかもう兄さん向かっていってるし。
にしてもよくやるなァ。大晦日にこんな所に並ぶなんて…あれ? 私たちもか?
「てめーらこんな所で何してやがる」
「そのセリフそのままバットで打ち返してやるよ」
「そのセリフをさらにバットで打ち返してやる」
「そのセリフを」
「もういいですしつこいです」
ホントにてるなァ、この2人。馬鹿なところとか馬鹿なところとか馬鹿なところとかが。
つかこたつだ! ヤバイマジで凍死しそうだから入らせてくんな!
「ようババア! 相変わらず色気ないアルな!」
「余計なお世話なんだけど」
「神楽ァ、こんな大人にだきゃあなっちゃいけねーぞ」
「チャイナ娘、こんな目が死んでてニートなクソ野郎みたいになっちゃいけないよ」
「相変わらずボロクソいうよな俺にだけ!!」
オ メ ー が ウ ゼ エ か ら な 。
…腐れ縁ってやつ? なんかどこまでも付き合ってるよね、地味に。
「ふざけんなよ俺もテメーなんかウゼエの極みだよテメェなんざG以下だよ」
「はァ? GのさらにしたのG以下のやつに言われたくないね!」
「それどんなGだよ?!」
「さむさむさむ! あっ、コタツだ! ちょっと入れてくんな!」
おっ、近藤さんと総悟も入ってきた。
…あと何か隣でノペーッって伸びてる二枚目がいるんだけど。なんか地味に可愛いんだけど。
「隊長…俺なんかもう眠いれス…」
「眠いれスってなに。ほら、しっかり! もうちょいで発売時間だよ!」
「八雲さん、眠いんですか?」
「そうみたい」
眼鏡は眠くなさそうだね、全く。ほら八雲ォォ…アンタも見習えよォォォ…!
「ほらもう発売じか」
「12時になりました! 弁天堂OWee販売開始いたします!」
「おっ」
「並んだ順に慌てず駆けず、係員の指示に従いおひとり様一個だけお買い上げ…」
「「「うがァァァァァァ!!!!」」」
兄さんんんんん?! 天パァァァァ?! つか八雲まで混じってるし?! さっきまでのアレなんだったの?!
やめてよもォォォォォ係員さん涙目じゃんかよォォォォォォ!
「人の話きいてんですか!」
「関係あるかァァ! 世の中弱肉強食なんだよ!」
「OWeeは俺のもんだァァァ!」
二十超えたくせに何してんだあの馬鹿共ォォォォォォ!
ちょ、どーするよ?!
「お客様、落ち着いてください。ちゃんと対策は考えてますから」
「マジですか」
「ええ。平和的で、絶好のデモンストレーションになる方法を」
…何ソレ?
(あれ? 今日文字数少なくね? 2000もいってないよ?)
(いっつも3000オーバーしてるんスけどね。おい作者、頑張れよ)