二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【 silver soul!! 】 ( No.248 )
日時: 2014/01/06 00:11
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: /vJa.XYr)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11743842493.html

 Sora様

ま、まァ確かに今さら栄蓮が…。

栄蓮「な、なんでそんなこと言うのよ?! やめてよ?!」

オヴヴェエエエエエエエエエエエエエエッッ!!orz ←
ハァ…ハァ…すいません、ちょっと、は、吐き気が…ぅぷッ((
栄蓮がそんなこと言ったらホント吐き気もんですよマ ジ で…。
やっぱ栄蓮は…。

栄蓮「はァァァァァァァァァ?! なんでそんなこというわけ?!
   やめてくんない?! マジやめてくんない?!」

ですよね…。うん、やっぱり今のままが一番っス…((


八雲にトードを使わせたかっt((
八雲や栄蓮が可愛いと言っていただける度に私は疑問符を浮かべてるんですが。(真顔)
でも嬉しいです! ありがとうございます!(´∀`)


————————————————————————————————



『 ねェ、どうして兄さんは剣を振るうの? 』
『 …は? 』




 呆気にとられたように土方がポカンと口を開けた。
 栄蓮はケチャップをチューチューと吸いながら、じっと彼を見つめている。



『 …なんでンなこと聞くんだ? 』
『 いや、気分的に 』
『 どんな気分なんだよ… 』
『 ねえ、なんで? 』



 大きな瞳がじっと見つめてくる。 
 フッと土方は笑い、その頭をくしゃりと撫でてやった。


『 に、いさん…? 』
『 …護るためだ 』
『 へ? 』
『 近藤さんを…護るためだ。真選組を…、護るため、だ 』



 土方は真っ直ぐな瞳でそうはっきり言った。
 迷いのないその答えに、栄蓮の表情も明るくなる。



『 …まっ、知ってたけどね! 』
『 んじゃ聞くなやァァァァァァァァ?! 』
『 兄さんは近藤さんを護るために剣を振るう。
  じゃあ私が近藤さん護りつつ兄さん護ったる! 』


『 ……馬鹿言うな 』 



 ガッツポーズをしていう栄蓮に対して、土方はもう一度強くその頭を撫でた。
 


『 オメーが俺を護るんじゃねぇ 』
『 は? 』



『 …俺がお前を———————………… 』






 100訓 誰だって苦手な人くらいいる



「伊東鴨太郎君の帰陣を祝して…かんぱーいっ!!」
「「「かんぱーいっ!」」」


 っしゃァァァァァ酒じゃァァァァァァァ! お酒ェェェェェ!
 お花見編以来だねェェェェお酒ちゃァァァァァん!


「ランランルーゥゥ!」
「八雲、なんか俺の隣にドナ○ドがいるんだけどどうしやしょうか」
「とりあえず酒に毒盛って即刻昇天ッスね」
「…………ブッハァァァァァァ! へ? なんか言ったかァァァ?」
「「おっさんんんん?!」」


 鬼嫁グッジョブ! 一升瓶グッジョブ! 一気飲みグッジョォォブ!
 

「いや〜伊東先生! 今回は本当に御苦労様でした!
 しかしあれだけの武器…よくもあの幕府のケチ共が財布のヒモを解いてくれましたな〜」


「今幕府をケチ共っつった? 近藤さんがケチ共っつった?」


「近藤さん、ケチとは別の見方をすれば利に聡いという事だ。
 ならば僕らへの出資によって生まれる幕府の利を説いてやればいいだけのこと」


「なんつー大人な対応なんスかねェ…」


 やっぱ相変わらずすんごいなァ…。つーかお酒美味しっ…。
 もーう一本んんんん…。


「最も近藤さんの言う通り、地上で這いつくばって生きる我々の苦しみなど意にも介さぬ頑冥な連中だ。
 日々強大化していく攘夷志士の脅威を、わかりやすく説明するのも一苦労だったがね」


「アハッアハハハハ! 違いない! 違いないよ! ガンメイだよね〜〜アイツらホントガ〜ン〜メ〜イ〜〜」


「ギャルみたいな口調になってるんスけど」


「近藤さん、頑冥って何ですか」


「うるさいよお前は!! 子供は黙ってなさい!!!!」


「「お父さん?!」」


 が…頑冥…。頑冥…頑冥…頑冥…。お、お酒もう一本んんん…!
 

「近藤さん、あのような者達が幕府にあってはいずれこの国は滅ぶだろう。
 我々はこんな所でいつまでもくすぶっていてはいけない」


「おぉ…」


「進まなければならない! 僕等はもっと上を目指して邁進しなければいけない!!
 そしていずれは国の中枢を担う剣となり、この昏迷する国を救う事こそが、
 この時代の武士として生まれた者の使命だと僕は考える!」 


 な…なんかスゴイ事言ってるなァ…。お酒もう一本んんんん…。


「そのためならば僕は国にこの命を賭けても構わないと思っている!
 近藤さん、一緒に頑張りましょう!!」

「うむ! みんな、ガンメイに頑張るぞ!」

「いや、頑冥の使い方間違ってます」


 伊東さん戻ってきてなーんかスゴイことになりそうだなぁ…。
 あ…ちょっと…御手洗、行きたいかも…!


「ちょ、ちょっと御手洗行ってくる…」
「そりゃ鬼嫁一升瓶を三本も四本も飲んでたらもよおすッスよ」
「…つかオメェ酔ってねェのかィ?」
「え、全っ然?」
「強すぎでさァ」


 んなことよりも御手洗ィィィィィィ…!


 —


「フヘハァ…」


 スッキリなり! ぃよっしゃァ! まーた飲むかァ!
 廊下を戻っていくと、こちらに向かってくるひとつの影。…誰?


「おや」
「……!」


 シャ、シャチョサン…ッ! 
 つーか伊東さん…ッ! うわォ…まさか抜け出してきてるとは…!


「土方くん…と言ったらかぶるか。久しぶりだね、栄蓮くん」
「お、お久しぶりです」
「まだ真選組にいたのかい?」
「…!!」


 ほぅら来たァァァ…! 完全なる嫌味タイィィィィムッ…!
 だから私伊東さん苦手なんだよォォォォ…!


「別に嫌味なわけではない」


 読心んんんんん?!


「ただ聞いているだけだ。…なぜ学もなく脳もない、男に比べれば体力もない。
 …そんな君がなぜここにいる?」


 学もない脳もないって一緒じゃね? 
 2回頭悪いって言われたようなもんじゃね?
  

「…いてはいけませんか」
「正直に言おう。…目障りだ」
「……」


 え、栄蓮のココロに10000のダメェェェェェェジッ…!

 …新入り隊士にまァ陰口やら嫌がらせやらされたことはあるけども。(まァフルボッコで終わったけど)
 伊東さんとは結構付き合いあるし…な。…結構ショック、かも。


「それに君のところの副隊長もだ」
「は…?」
「風霧八雲の姉、風霧晴香。…そいつは攘夷浪士だろう?」
「!!」


 さ…流石、なんだけど…も。…なんでここで?


「親類に攘夷浪士がいてもしも裏切ったらどうする? そんな危険な奴を君は放っているのか?」
「八雲のこと、そんな風に言わないで下さい」
「……」
「彼は絶対に裏切りません」


 八雲はンな奴じゃないもんね。知ってるもんね!
 ふざけたこと抜かすんじゃねーぞバーカバーカバーカッ! …いや、賢いけどさ。


「フン。…口だけは達者だな」
「……」
「剣の才だけあれば真選組隊長になれると? しかも三番隊はかなり重要な隊だ。
 ふざけるな、女が就いていいような隊ではないだろう」
「……ッ」


 …キッ…ツイなァ…。
 …つーかァ! そんなことなら新入り隊士に何回でも言われたことありますゥゥゥ!


「全く…。攘夷浪士討伐専門のくせに副隊長は攘夷浪士の親類。
 さらには隊長がこれでは…」

「——いい加減にしろ」

「!」


 グイッと肩をひかれて。気づけば目の前は黒一色。
 ああ…。…煙草の、匂い。


「おやおや土方くん。…僕は事実を述べただけだ」
「コイツの三番隊就任は上からの命だ。それ以上は幕府への冒涜ともなるぞ」
「………」


 み、見えねぇ…! 様子が見えねェェェェェェェ…!


「…土方くん、君に聞きたいことがあった」
「…奇遇だな、俺もだ」


 …に、兄さん…?

 
    「君は僕のこと嫌いだろう」
   「お前は俺のこと嫌いだろう」


 み、見事にハモってるんですけど。ある意味凄いんですけど。
 …つ、つか…雰囲気悪ッ…!


「近藤さんに気に入られ新参者でありながら君の地位を脅かすまでにスピード出世する。
 …僕が目障りで仕方ないんだろ」

「それはアンタだ。さっさと出世したいのに上にいつまでもどっかり座ってる。
 俺が目障りで仕方あるめーよ」


 うん…絶対私も目障りだって思われる。…つか言われたし。


「フッ…邪推だ、土方君。僕はそんなこと考えちゃいない」
「良かったな。お互い誤解が解けたらしい」

「目障りなんて」
「そんなかわいいもんじゃないさ」






「「いずれ殺してやるよ」」




(…いや、なんか今私も伊東さんと目ェあったんですけど)