二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【真選組動乱編】 ( No.253 )
- 日時: 2014/01/08 01:06
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: rLJ4eDXw)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11745272977.html
Sora様
いやいやいやいやいやいやいやいやいy((
もう松菊様とかかっこよすぎて夕凪ちゃんとか可愛すg((
炎上編松菊様いないのホント悲しいんです←
ハァハァはいれようかどうか迷いましたww
でもまァ突seeだしいっか突seeだしてきなノリで((
突seeはホント面白いですよねww
茜@受験
遅ればせながらもあけおめー(´∀`) 今年もよろしくゥ!
D灰…だと?! 神田さんかっこよすぎr((黙
D灰はリナリーが可愛すぎるwwヒロインにあんなときめいたの初めてだったwあとアレンも好きw
…つか、アニメのラビの声って鈴さん(沖田)だよね(´∀`)?
あとマダオがマダオじゃないし神田かっこよすぎr((((黙 また語ろうぜィ!
黒バスね。オーケイオーケイ! それもまた語ろうね!
おうよォォォ! 明日からまたヨロシクー!( ´∀`)
—
参照≒「何してんだこの人…(-∀-)」アップ。そのまんまです←
—
「栄蓮んんん! 悪かったァァァァ!」
「ひいいいい!」
そりゃ兄に無理矢理押し倒されて無理矢理服脱がされそうになったら警戒もするわな。
102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ
「副長ォォー。元気出してくださーい」
副長が隊長を押し倒した日から
「オイィィィィ! 言い方変えろォォォォォ!」
えーっと…。副長が隊長にコスプレさせようとした日から数日。
見事に副長は隊長に引かれている。…まァそりゃそうだ。
「ったく…なんだってんだよ…」
「そりゃこっちの台詞ッスよ。ハァハァ言ってたんスよハァハァ」
「妹に欲情したら終わりでさァ、土方さん」
「違うううううううううう!」
あの日から副長の様子がかーなーりおかしい。
会議中に携帯電話を鳴らすことは局中法度で禁じられている。
…にも関わらず着メロ(プリキュア)が流れる。
拷問の時、これまでならこの世の地獄ともいえる程の所業を相手にしていた副長。
それがどういうわけか一緒に布団に横になり、なんかキャイキャイトークしてる。
うん、ある意味この世の地獄だ。
“マガジン以外の漫画局内で読むことなかれ”。局中法度だ。
だがジャンプを読んでいた隊士達の輪に入り、しかもそのジャンプを読み始める。…さらには。
『 To LOVEるって面白いよね〜〜 』
名言誕生の瞬間だろ。
あの副長がジャンプを、しかもToLOVEるグッジョブなんざいうわけなかった。
…それほどまでに副長の様子はおかしいものとなっている。
「まァとにかく…全ては刀鍛冶屋でこの刀を手に入れてからおかしくなった。
どうやら俺はホントに妖刀に呪われちまったらしい」
「「だはははははッ!」」
「信じてねーだろ、お前ら信じるわきゃないだろ。…ふと気づくと、勝手に別人格と入れ替わってやがる。
いや、アレは別人格なんかじゃねェ」
じゃあなんスか。
「…アレはきっと人が隠し持っているヘタレた部分が、妖刀によって目覚め始めているんだ」
「土方さん、ヘタレを刀のせいにしちゃいけねーや。土方さんはもともとヘタレでしょ」
「そうスよね。俺なんて元々こんな…」
「…ヤベーなこれ」
隊長が見たら泣くぞ。
「じゃあんな妖刀さっさと捨てればいいんじゃないッスか?」
「そいつができれば苦労しちゃいねェ。気がついたら厠や風呂まで持って行っちまう始末だ。
はがそうにもはがれねェ。鍛冶屋のジジイはこんな時に限って居やがらねーし」
「…するってーと何ですかい? 近藤さんや栄蓮と喧嘩したのも妖刀のせいだと?」
「……そうならいいんだがな」
近藤さんとも喧嘩してたのか。
…つかまぁ隊長との方は確実にアンタがワリーよ。アレだわ、俺もひいたわな。ハァハァいってたわな。
「隊長には言ったんスか?」
「…言ってねーよ。つか言う暇もねーよ」
「部屋の前で説明すりゃあ声ぐらい聞こえまさァ。そしたらあいつも納得してくれるでしょうねィ」
「だ…だから…」
「心配かけたくねーんでしょう?」
「…………」
疑問符がついているけど確信に満ちた沖田隊長の口調に、副長は黙り込んだ。
…素直にそう言やいいってのに。
「無理にでも言おうとしねェのは、心配かけたくないからですよねィ。
これだからシスコンは」
「…るせェよ! ………………つか誰がシスコンだ!!」
「でもまァ…アンタもう十分に隊長に心配かけてますよ」
「……るせェよ」
さっきと同じセリフだけど全然勢いが違う。
…副長の様々な失態は無論隊長の耳にも入っている。
その度に苦しそうなツラされちゃあこっちももたないんスけど。
「…俺ァこの状態になってから既に十を超える局中法度を犯しちまってる。
明日にでも伊東から切腹の申し渡しがきてもおかしかねーよ」
「副長…」
「お前らも俺なんかといると伊東に目をつけられるぞ。…俺ァ仕事だ。…いくわ」
「土方さん…」
「どうしますか、沖田隊長」
「……。…フッ」
フッ? え、今この人笑った? え、なんで笑った? …嫌な予感しかしねーよ?
「待って下せェ、土方さん!!」
走って追いつき、副長の肩をガッと掴んでこちらを向かせる沖田隊長。
え、なに。沖田隊長にもいいところあんじゃ
「——焼きソバパン買ってこいよォ〜」
「……」
「あとジャンプもなァー。もちろんお前の金でェー」
「どこのチンピラ先輩だァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
なにしてんだァァァァこの人ォォォォォォォ?! 副長もプルプル震えてるんだけど?!
「ふくちょ」
「了解したっす、沖田先輩!!」
「副長ォォォォォォォ! 戻れェェェ!」
「風霧先輩は何がいいっすか!!」
「元に戻ってほしいッス!!」
「早く行け土方ァ…」
「はいっす!!!!」
「副長ォォォォォォォォ!!」
何してんだよ沖田隊長ォォォォォォ!
副長もう焼きソバパン買いに行っちまったよォォォォォ!
「さァて…戻るとしやしょうかィ。重要な会議があるんでさァ」
「アンタホンット…。…はぁ」
—
「遅いな、トシの奴…。もうとっくに時間は過ぎてるぞ。大事な会議だというのに…」
…ニイサンガカイギにキマセン。ドウシタライイデスカ。
あんの馬鹿兄さんんんんん!! どうしたんだよォォォォ!
…最近ホント様子おかしいし。…大丈夫なのかな。
「近藤さん、いい機会だ。僕は丁度彼のことを議題に出すつもりでいた。
最近の彼の行動については既に諸君も聞き及んでいるだろう。
自ら隊士たちに局中法度という厳しい規律を課しながら、彼はこれを十数度破っている。
さらには重要会議に遅刻するという失態も犯している」
「……」
「勿論彼がこれまで真選組でどれだけの功績を上げてきたか…、
彼なしでは今の真選組はありえなかったことも重々承知している。
だからこそあえて苦言を呈したい」
…好き放題言ってくれてんなァ…。
「真選組の象徴ともいうべき彼が隊士達の手本とならずにどうする。
彼が法度を軽んずれば、しぜん隊士達もそれに倣(ナラ)う。規律を失った群狼は烏合の衆となり果てる」
「あんたに何がわかる」
「!」
——突如響いた冷たい声に、伊東は口を噤んだ。
そしてゆっくりと…自分を冷たく睨みつけてくる唯一の女隊士を見た。
「アンタが兄さんの何を知っている」
「……」
「兄さんは…。土方十四郎は訳もなく法度を軽んずる者じゃない。
だから今もきっと何か理由がある」
「栄蓮…」
いつもとは違う冷たい口調に近藤は目を見張った。
フン、と伊東は鼻で笑う。
「美しい兄妹愛、というやつか。…訳など知ったことか。
彼にこそ厳しい処罰が必要なのだ! …近藤さん! ここは英断を!!」
「ま、待ってくれ伊東先生…! 俺からも…」
——ガシャァァァァッ!
大きな音と共に、襖を押し倒して土方が現れた。その片手には焼きソババン。
「ちゃーす! 焼きソバパン買ってきたス!! 沖田先輩!!
あっ、すいません、ジャンプなかったんでマガジン…」
…室内は恐ろしい程の沈黙に包まれている。
土方はハッと別人格から我に返り、沖田の方を見た。
真顔でこちらを見てきたあと…彼は伊東と同時にニヤァッと笑った。
(ハ…ハメられたァァァ! コイツら…組んでやがったァァァァァ!!)
「————…にいさん…?」
「!」
震え声が聞こえてきて、ハッと土方はそちらを見た。
「…なんで…?」
「え、れん…っ」
「どうしちゃったの…?」
今にも泣きそうな顔が、彼を見ていた。
( アイツは自分を侮辱されることよりも )
( 兄を侮辱されることを嫌うんだ )