二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【桂小太郎編】 ( No.29 )
日時: 2013/09/21 22:45
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: nFRCnKe8)

 瑠李

栄蓮んんんんんんんんッ!(´Д`)
おまっ、いつからそこまで美人になったァァァァッ!!
何かもう輝いてるよ?! キラキラしてるよ?!

低クォリティってなんだっけ?((
すごく嬉しい! もうホント嬉しい! ほんとのほんとn(((ry
有難うね瑠李! キラキラ栄蓮ごちになりました♪(´∀`)

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 かつて攘夷戦争で活躍した、黒髪長髪の男。
 ————その名を、“狂乱の貴公子 桂小太郎”という。


 12訓 体調管理はしっかりしましょう


「隊長。こっちの攘夷浪士、討伐終了しました」
「御苦労さん、八雲。他の隊士達も全員無事? 怪我とかない?」
「……大丈夫みたいッス」


 どーも皆さん、真選組三番隊隊長土方栄蓮です。
 
 あのお花見から数日。まァお妙さんとも仲良くなれましたよ。
 で、まぁ今日は三番隊から隊長と副隊長、隊士3名出動で任務中ですねー。


「大使館爆破で攘夷浪士14名討伐完了…っと」
「……大丈夫っすか、隊長。何か随分と疲れてますね?」
「ん、まぁね」


 ちょいと体調が優れないのね。
 …いや、どこにも怪我はしてないよ? 


「…ハァ、ったく隊長は…もう年っすね」
「同い年だろーがアンタァァッ! 何で人をババアみたいに言ってんのォォッ?!」
「はいはい、もう動けないっしょ? 年ですし」
「だから年寄り扱いすんなァァァッ!!」


 ったくゥゥ…! こちとら辛いんだから叫ばせるなァァッ…!


「んじゃまァ…動かないでいてくださいね〜」
「ハイハイ、お年寄りはここで待ってますよーだ」
「認めるんスか…。こりゃァ重症っすね。
 オイお前ら、とっととここまでパトカー持ってくるぞー」


 そう言って去っていく八雲と隊士達。

 ったく…ほんっと素直じゃないんだから八雲は…。
 最初からストレートにパトカー持ってきますって言ってくれればいいのに…。

 だーから優しいのに誤解されんだよアンタは…。


「ッあいたたた…」

 
 ぬぉー…頭痛が止まんないィィ…!
 くっそぅ…帰ったら速攻で頭痛薬飲まないとォォ…ッ!


「…ん…?」


 なんか…足音が聞こえる。いや、結構遠くからなんだけど。

 八雲達はパトカー取りに行ってくれるはずだから…。…敵か?
 畜生ォォ…こちとら頭痛がひどいってのにィィ…!


「ッ…しゃーない」


 攘夷浪士14名っていう報告だったけど…他にもいたのか。
 よっこいしょォォ…ッ! あ、ヤベ、体が重いっ!

 ズールズールと重い体を引きずりながら足音のする方へ行く。
 …あァ、こっちに来る。…素手か? 刀持ってるか?


「ッ?! そこにいるのは誰だッ!」


 いやそれはこっちの台詞だよバーロー。
 ん…? でもなんかこの声、聞き覚えがある感じがする…?


「おぅおぅ。こちとら真選組三番隊たいちょ…」
「…………」
「…………」
「………………」
「………………」
「って…。テメェかよバ桂ァァァァァッ!!」
「バ桂じゃない、桂だァァァァァァッッ!!」 


 黒髪長髪の男。コヤツこそが桂小太郎。
 過激派の攘夷浪士。…いや、最近は何も聞かなかったかな?

 あの池田屋の時は逃がしたんだっけか…!


「久しぶりだな、土方栄蓮。そしてサヨナラだ」
「って何をあっさり逃げようとしてるんだァァッ! 逃がすかァァッ!」

「待て! 俺は今回この件には絡んでいない!
 大使館を爆発してそこにいる天人アマントを殺ってしまおうなどという作戦は知らん!
 第一に俺以外に14名いるなんていうことも知らん!」

「めちゃめちゃ知ってるんじゃんかァァッ!!!!」


 何がこの件には絡んでいないだァァッ!
 くっそォォ…いつもみたいに追いかけたいところだけど体が重いィィ…!


「…とにかくだ、土方栄蓮。俺はいつもの如く刀を抜かんぞ?」
「っ…じゃーぁ素手でボコるだけよ? 覚悟しろそして死ねバ桂」
「バ桂じゃない桂だと言っているだろう土方栄蓮」
「フルネームとか何か面倒くさいよヅラ」
「ヅラじゃない桂だァァッ!」


 お? なんかツッコミのキレが増したよ?!
 まァ…とにかく、コイツとっとと捕まえないとね!


「おるァァァァッ!」
「! 貴様、いきなり殴りかかってくるかァっ!」


 とか言いつつもばっちり避けてくる桂。
 これがいつもの私達だからね! いつも通りだからね!


「そしていつも通り俺は逃げるゥゥッ!」
「いやドヤ顔でいうことじゃねェェェェッ!」

 
 腹・立・つ! あのドヤ顔腹立つッ!
 

「待てェェッ! バ桂ァァァッ!」
「バ桂じゃないヅラだァァッ! あ、間違えた、桂だァァァッ!」
「いや自分で間違えたらおしまいだからァァッ!」


 うわァァッ体が重すぎるゥゥゥゥッ!
 追いかけるのが辛いィィィッ! とまれバ桂ァァァッ!


「…………」
「…何見てんだァァッ! 止まれやァァァッ!」


 何か超真顔で見てくるんですケド?! 無性に腹立つ!
 頭痛がァァッ! もう無理かもしれないィィッ! 吐きそォォッ!


「…うぇっぷ……」
「どうした土方栄蓮、今日はもう終いか?」
「うるさァァァい…!」


 いつもなら地の果てまで追いかけれるのにィィ…!
 くっそぅ…こんな状態総悟と兄さんあたりに見られたら…!


『アレ、栄蓮風邪かよィ? 顔が悪ィぜィ?』


 顔色じゃなくて顔が悪いとか言ってくるパターンとォォ…!


『なんとかは風邪ひかねぇっつーのにな』


 っていう根本的に馬鹿にしてくるパターンンン…!
 それで桂を逃がしたなんてなったらもう笑われるゥゥ…!


「…おい、土方栄蓮」
「うるさァァい! 今日もどこまでも追ってやらァァッ!」
「…貴様…やはり今日は」

「——真選組三番隊隊長土方栄蓮、見つけたぞ!」
「ッ!」


 最悪だァァ! 加勢か何かかな…攘夷浪士が3人出現んん…!
 

「おっと…いきなり斬りかかってくるなんざ、随分と手荒いようで?」
「黙れ! 貴様にやられた14名の同胞の仇、俺たちがとる!」
「はははははははっ! …最悪だァァァッ!」


 なんでこんな辛い時に限ってくるんだァァァッ!


「ねぇ、マジでちょっと帰ってくんない? ちょ、マジで頼むわ」
「知るかァァァッ! こちらには桂さんもいる! 貴様ももう終わりだ!」

「桂、マジで頼むわ。家まで連れて帰ってあげて? 
 いやホント、300円あげるから。お願いするわ」

「300円で桂さんがつられるとでも」
「よしのった」
「のるんかィィィィッ!」


 頭痛と吐き気がヒートアァァァァァッップ…!
 ちょ、吐くよ? マジで吐くよ? 下降気流発生だよ?


「フン、今日はどこか弱気なようだな。…かかれェェッ!」
「「うぉぉぉぉぉぉっ!」」


 1人の志士のかけ声によって残り2人がかかってくる。
 刀抜いてる…よね? っしゃァァ…ぶったぎいいいる…!


「うォらァァァァッ! ゲロボッ」
「吐いたァァァッ! こいつ吐いたァァァァッ!」
「汚ねェェッ! 最悪だゲロロロロロ…」
「ギャァァァァッ! もらいゲロしやがったァァァッ!」


 ゲロイン第2号です、よろしくゥゥ…ッ!
 と、とりあえず…一旦隠れるゥゥゥゥッ!!


「! 待てッ!」
「逃がすかァァッ!」


 ちょ、マジで今は無理ィィッ! 
 意識途切れそうなんだってばァァァァッ!


「——こっちへついて来い、土方栄蓮」
「ッヅラ?! なんで…?!」
「ヅラじゃない桂だ。…いいからついて来い!」





(アレ…? 隊長がいねェ…)