二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】 ( No.349 )
日時: 2014/04/17 21:39
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11817097340.html


 竜様

そうですね…きっとお忙しいんでしょう(´;ω;`)


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「…んでまァ、現場に来たはいいものの」


 沖田隊長早速どこ行きやがったァァァァァァァァァ!


 137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない


「副隊長! 周辺を捜索したけど沖田隊長いねーよどうしよう!」
「何でタメ口だ殺すぞテメェ。そっちは!」
「ダメです、いません!」
「んがァァァァァァァァそっちはァァァァァァァァ?!」
「いまs」
「あのクソガキャァァァァァァァァァァ!」
「まだ言ってないんですけどォォォォォ?!」


 最年少天才剣士がおサボりってどーよ?!
 至急配備された一番隊隊長がいねぇってどーよ?! 無線だゴルァァァ!


「オイ副長テメッとりあえず死ねや!」

[ んだとゴルァァァァ?! どうした?! 何かあったのか?! ]

「何かじゃねーよサボりだこのクソマヨ野郎が! ニコチン魔めが!
 MOSだゴルァ! マヨに溺れて死ねだゴルァァ!」

[ それ漫画違うから! 主旨同じだけど違うからヤメテ!
  捜索はしたのかよ?! ]

「当たり前ッスよ! ちょ、どうしたらいいんスか? 帰っていい? 俺もう帰っていい? いいよね?」

[ とりあえず落ち着け ]


 うォォォ…。どう落ち着けとォォォォォ…!
 クッソー…豆腐の角に頭ぶつけて死ねコノヤロー! …どうやって死ぬんだ?


「あの人に限って敵前逃亡はまずないッスから。サボリだよどうしよう泣きそう」
[ だから落ち着けってんだ。…今どこにいるんだ? ]
「干支露府党アジトの10km圏内にある建物ッス」
[ 総悟に無線で連絡は? ]
「一度とったけど出てもらえまなかっ…、…あ」


 誰かから無線入ってらァ…沖田隊長か?
 一旦副長との無線をきり、プチッときりかえた。


[ んふぉ、やっとつながtt ]
「何をしてんだテメーはァァァァァァァァァァ!」


 んふぉってなんだよ! 何してんだよコイツ!
 俺が今どんな思いで…んがあああああああああああああああああ!


[ ラーメン。腹が減っては戦はできぬっていうだろィ ]
「アンタの場合は満腹でも戦に出ねぇだろ。つか何ラーメン食ってるんスか。戻ってきて下さいよ?!」
[ 知ってたか? ラーメンに七味をすんげーかけるとマジでうめぇぜ。あ、そばも ]
「味覚がおかしいアンタだけだよいいからとっとと戻ってこいよ斬るぞ」


 討ち入り予定時間まであと30分…間に合うかな。
 作戦も皆に伝えねぇといけねぇのに…隊長が調べてくれたやつも知らせねェとだし…あとは…。


「っとにかく…今日はアンタがいないとマジで困るんスよ」

[ ヘイヘイ。んじゃああと三杯ほど食ったら行くから先逝っとけィ ]

「アレ? 何か違う気がするんスけど? 気のせい? 気のせいか? 
 ……ダメっす、アンタも一緒に…」

[ おっちゃーんラーメン一丁、めっさゆっくりしてくだせェー ]

[ ラージャ! ]

[ つーことで八雲、あとは頼まァ ]

「ラーzy…じゃねーよマジで斬るぞアンタァァァ?!
 何ゆっくりで頼んでんだよしかもラージャじゃねぇよいい加減にしろやァァァ!」

[ んじゃ、 ]


 ああああああああああああああああ?! 無線きりやがったァァァ?!
 ちょ、どーすんだよコレェェェェェ?! 


「チックショー…」


 あー…ホントダメだわ…もうホント憂鬱だわ…ホント最悪だ…。
 …こんな時隊長ならどうすんのかなー…あー…。


「…とりあえず笑いそうだな」


 ヘラッと笑ってー…まったくアイツはー…みたいな感じで…。
 怒りつつも頭の片隅では自分なりの作戦を必死に考えて…。

 んで、誰ひとりとして犠牲にならない方法を考える。


「…できるかねェ、俺に」


 …なんかあのバカ全開の笑顔思い出したら勇気湧いてきた。
 うん、なんくるないさー。


「風霧副隊長! 突入の予定時間ですが…どうしましょう?」
「俺達だけで行けるでしょうか……」


 どこか不安そうな隊士達。…そりゃそうか。
 なんせ相手は危険な党。おまけに俺らの隊長はいねぇ。助っ人もサボリときた。

 …じゃあ、俺が護るしかねぇ。


「…、…大丈夫だ」
「風霧副隊長…」
「俺が絶対に護る。だから、お前らは己の剣技を最大にいかしてくれ」


 そう言えばどこか明るくなる隊士達の表情。何これ、何か恥ずかし。
 

「大変です風霧副隊長ォォォォォォォォォォ!」
「……? どうした?」
「おっ…沖田隊長が…沖田隊長がァァァァァ!」
「え」



「沖田隊長が“来たぜィ八雲〜”とか言って一人で敵の本拠地にィィィィィ!」


「「「「「「な」」」」」」




 
 なにをしとんじゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!








( テッテメェ、なにもんだ?! )
( あれ、八雲はどこでィ? あのヤロー、俺をはめやがったのか? )
( 聞けやコルァ! 誰だてめェ! 名乗りやがれ! )
( うるっせぇなぁ…。…真選組一番隊隊長、沖田総悟でィ )
( 沖田…あの沖田か )
( え、なに? どの沖田? その沖田? )
( それこそどの沖田?! )
( この沖田? え、あの沖田? )
( もう意味わかんねーよ!! )