二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【お祭り編】 ( No.41 )
- 日時: 2013/09/26 22:23
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: SW6tVdsd)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11622325672.html
↑参照↑
◆17訓 「久しぶり〜」って言って「え、誰??」って言われるとすっごく傷つくよね
で、登場しました八雲姉。ここで明かしておきます。
「風霧晴香」ちゃんです。ゆる〜く描いてみました。相変わらず下手((
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栄蓮の風邪もすっかり回復。皆も安心していた。
勿論彼も。だけど、どこか浮かない顔をしている。
18訓 男だって悩みは沢山あんだよ
「八雲〜、お〜い八雲〜。何処行ったの〜?」
ちょっと手合わせしてもらおうかと思ったんだけど…いないや。
今日は思いっきり暴れてフルボッコに…じゃなくて楽しみたい気分なんだけどなァ〜。
「アレ、栄蓮隊長。何をしているんですか?」
「お、ザキ。いや、あのさァ…八雲見なかった?」
「風霧副隊長ですか…?」
首をひねるザキ。あ、この様子だと見てなさそう。
「見てないよね…」
「…すいません…。見つけ次第連絡します!」
「あ、ありがと〜」
ザキは良い奴だよホントッ! え? 知ってる?
にしても八雲ォォ…ほんとに何処いったの〜?
もしかして屯所内にいないのかなァ?
「……あ」
「……ん? あァ、隊長っすか。どうかしました?」
「いたァァァァッ!」
「何がァァァァッ?!」
アンタだよベイベーッ! 探したんだぞこの野郎ッ!
ボケーッと外を眺めてたらしい。
…なんかすごく眠そう。てゆかダルそう。
「で…、何か用っスか?」
「あァ、ちょっと手合わせして欲しくて! いい?」
「…………」
…あり? きょ、今日は乗り気じゃない…のかなァァッ?!
いや、だってなんか凄い遠い目してるし?! え、なんかゴメン?!
「…や、八雲く〜ん」
「え…? あ…すいません」
「い、いや…えっと、それで」
「あ、あぁ…俺でよければ…お相手しますよ」
「マジで? ありがとうッ!」
…けど。いつもとな〜んか…違う気がする…?
何か…悲しそうな、悔しそうな…辛そうな…怒っているような。
そんな感情が混ざりあったような表情してる。
…もしかしなくても…、何かあったよね?
「…八雲…?」
「……隊長」
俯いていた顔を上げた八雲と、視線がぶつかりあって。
その目はいつもの八雲よりも真剣な瞳だった。
「た、いちょ…」
「ど、どうしたの? どうしちゃったのよ八雲?」
「………」
——大丈夫よ。私は今、正々堂々貴方の敵だから。
——攘夷浪士側にいる…って言ったらわかる? ある人の理想のために。
——え? 誰かって? フフフッ…知りたいの、八雲?
——いいわよ、教えてあげる。…それはね、
「俺が…攘夷浪士と血ィ繋がってても…。
攘夷浪士と関わってる…家、族…もってても…。副隊長で、いれますか?」
「…は?」
どう言う意味? イヤ、そのままの意味…だよね?
ん? 八雲の家族が攘夷浪士に関わってると? うん?
「いれるでしょ?」
「…え? そんな…あっさり…っすか?」
「うん」
え、いや、ちょ、八雲くん何その顔ォォォッ?!
何でそんなに泣きそうなの?! ちょ、どうしたのォォォッ?!
「もし俺が…その家族についてったら、どうするんスか?」
「…へ?」
「だから…もしも俺が裏切ったらどうします、って話です。
攘夷浪士に俺が手を貸したら…、攘夷浪士に情報全部吐いたら。
そんな可能性があるのに…アンタは何もしないんですか?」
「…………」
何となく、何があったか分かった気がする。
八雲の家族は…全員亡くなったって聞いてたけど。
もしかしたら、誰か1人が実は生きていて…その人が攘夷浪士…もとい高杉に関わっている。
…真選組三番隊副隊長という立場の八雲。
もしも家族に、攘夷浪士と繋がっている人間がいると知られたら。
“真選組を追い出されるのではないだろうか”。
…そんな感じ?
「そうだねェ…そん時にぶった斬るかな!」
「…へ? マジっすか? 容赦なく?」
「うん、容赦なく!」
「アンタには愛情のひとかけらもないのか?」
ちょ、失礼なァァァッ!
「っていうか…“そん時”でイイんスか?
もう情報すべてを吐かれたあとなんですよ?」
「大丈夫。全員ぶった斬るから!」
「アンタ本当に物騒なこといいますよねェェッ?!」
だァァァァって斬るしかないじゃァァァんっ!
「んで…そのあと俺もぶった斬ると」
「うん。そんで…目ェ覚まさせる」
「……え?」
「多分そんな曲がったアンタ見てると…私自身も辛いだろうから。
アンタの目を何が何でも覚まさせる。ひっぱたいてでも、なんでも。
…っていうかこんなこと言わせんな馬鹿八雲ッ」
いやな想像させんじゃねぇぞ馬鹿野郎ォォッ!
私の前からアンタがいなくなるとか…あ、ヤベ、泣きそ。
「…アンタは昔から、何も変わってないっスね」
「そりゃァどーも」
「性格も顔もスタイルも」
「そっちかァァァァッ!」
っていうかスタイルくらいは変わってますゥゥゥッ!
身長だって伸びましたァァッ! 体重だって…言わせんなァァッ!
「ホーラ、手合わせ手合わせ! くだらない事考えない!
アンタはとにかァっく、アンタらしく生きればいいの! オーケイィィッ?!」
「…オーケイ」
あ、いつもの八雲の笑顔だ。良かった良かった。
「ほら、いこう!」
「ヘーイ」
(やっぱり隊長は、この人が1番だ)
八雲と栄蓮のほのぼのストーリー……ィィィィ( ´∀`)??