二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【幽霊騒動編】 ( No.55 )
日時: 2013/09/29 21:41
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: F4bOQQzb)

プログにて全員集合ォォォッ(ほとんど)アップ。
相変わらず下手で似てませんがお暇があれば遊びに来てやってください!


 瑠李

あっけなくいっちゃったよww
3回も描いてもらっちゃって…幸せ者だ私は(´∀`)

 あずま様

飽きっぽい花火で御座います←
お互いに小説の更新、頑張りましょうね!


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 拝み屋に化けていたとばれた万事屋三人衆。
 照りつける太陽の下、総悟によって木に逆さ吊りにされていた。


 21訓 ドSはなめない方がいい


「悪気はなかったんです。…仕事もなかったんです。
 夏だからオバケ退治なんて儲かるんじゃねーの?
 …って軽いノリで街ふれ回ってたら…ねェ銀さん?」

「そーだよ。俺昔から霊とか見えるからそれを人の役に立てたくて。
 あっ、君の後ろにメチャメチャ怒ってるババアが見えるね」

「マジですかィ? きっとそりゃァ栄蓮だ」

「あァそうだよ怒ってるよ! 何?! 何ベルトコンベアの霊って?!
 でもって何八雲にボディブローかましてくれてんの?!
 グフッっつってたよ?! 血ィ見えたよ?! 何晒しとんじゃァァッ!」

「「「ギャァァァァァッ」」」


 ロープでぶらんぶらんの刑じゃァァァァァァッ!
 ザキは血ィ見えなかったからまだマシだけど八雲の時血ィ見えたから!
 

「ババアァァァァ…あとで覚えてろヨォォォォ…!」
「今日は負ける気しないよ私〜? チャイナちゃ〜ん?」
「わ、悪かったって! 謝るから! はいスイマッセェェェェンッ」
「何が“はい”だァァァッ! つーか馬鹿にしてるよねェェッ?!」


 天パもチャイナ娘もふざけろよォォォッ!
 あ、もうふざけてるか。ふざけんなァァァァッ!


「旦那ァ、本当に反省してやすかィ?」

「してるしてる! もう何でもできる勢い!」

「そーか、分かりやした。
 じゃあコレ鼻から飲んでくだせェ」

「いだだだだだだだだだだだ!
 何コレ! なんか懐かしい感覚ゥ! 昔プールで溺れた時の感覚ゥゥ!」


 びちゃびちゃ言ってるよ。結構痛そうだよ。
 鼻からジュース流し込まれてる天パの姿は…うん、何かシュール。


「ッたく…おい栄蓮、総悟。そろそろおろしてやれ。
 そんな馬鹿共に関わってる場合じゃねェ」

「「えー」」

「もうお前らただ楽しんでるだけじゃね? え、何? 何なのそれ?
 つーか栄蓮? お前はSに目覚めんなよ? 総悟につられんなよ?」

「大丈夫でさァ!」

「どこが大丈夫?! もう口調総悟になってるんですけどォォ?!」


 とりあえず…馬鹿タレ3人下ろさないとダメだよねェェ…。
 あーァ、まだ八雲の仇とれてないのに。


「あー…気持ち悪いヨ」
「だーいじょーぶでーすかーァァ?」
「「「誰のせいだァァッ!」」」


 総悟。…じゃなくて自業自得だろォォォォッ!

 ヤバイよ何か今殺気感じたよ! 真っ黒いオーラ感じたよ! 
 総悟がめちゃめちゃこっち見てるよ恐いよ!


「…本来ならテメーら皆叩き斬ってやるとこだが、俺達ゃそこまで暇じゃねェ。
 ……とっとと消えろ」

「あー、幽霊恐くてもう何もできねーってか」

「かわいそーアルな。トイレ一緒についてってあげようか?」

「武士を愚弄するかァァァァッ!
 …トイレの前までお願いしますチャイナさん!」

「「お願いするんかィィィ!」」


 あァァァ…近藤さんチャイナ娘と一緒にトイレ行っちゃったよ。
 あの「武士を愚弄するかァァ」発言は何だったのよ?


「とりあえず…栄蓮さん、八雲さん殴っちゃってすいませんでした」
「イヤ…別にもういいよ。死んでるわけじゃないし」
「ベルトコンベアの霊が入ったんだよ。機械にだって命はあるんだ!」
「アンタを霊にしてやろうかァ天パァァァ!」


 だからベルトコンベアの霊って何なんだよォォォ!
 ッたくゥゥ…ことごとく馬鹿にしてくるなァァ!


「つーかさァ、おたくら本当に幽霊なんて信じてんの?
 痛い痛い痛い痛い! 痛いよ〜お母さァん! ここに頭怪我した兄妹がいるよぉゥッ!」

「「オメェ絶対いつか殺してやる!」」

「…っていうか私は幽霊なんて信じてないから。恐くもないし?」

「いやァァァァ! おばあちゃァん、ここにツンデレがいるよォォ!
 何か見てて恥ずかしいよォォ! 可哀想だよォォ!」

「ツンデレじゃないィィッ! つーかマジで斬るぞコラァァッ!!」


 なんで最近ツンデレ容疑あがってんの?! なんでなの?!
 

「まァ、栄蓮が幽霊は平気だってことは俺が証明しまさァ」

「おっ、いいねェ総悟ォ〜」

「あ…でもコイツ、カエル無理なんですぜィ。
 だから困ったときは蛙出せばいいんでさァ…」

「マジかマジかァ…んじゃあこれからは毎日プレゼント持ってくらァ。
 もちろん中身はァァ…」

「カエル…ですかィ?」

「正解正解ィィ…! 絶対ェ面白ェよォォ…コレェェェ…!」

「「プククククッ」」

「おいこらそこのドSコンビィィィィィィッ!
 聞こえてるよ?! ってゆかわざとだよね?! わざとだよね?!
 お前ら腹ん中真っ黒だよドSがァァァッ!!」


 何このドSコンビ?! 関わりたくない人間ナンバーワンだよォォ!


「ハァ…兄さんは確か、何か感じたんだよね?」
「あァ…妙なモンの気配は感じた。赤い着物の女…ありゃ多分人間じゃねェ…」

「「痛い痛い痛い痛いッ! 痛いよ〜お父さーん!」」

「絆創膏持ってきてェェ! できるだけ大きな、人1人包み込めるくらいのォォォ!」

「おめーら打ち合わせでもしたのか!!」


 総悟と天パのこの息の合い方は一体なんなのォォォ?!


「…赤い着物の女か。確かそんな怪談ありましたよね」
「あ、メガネの初台詞」
「初じゃないですゥゥだ! つーか冒頭で喋っただろォがァァァ!」
「え、あれアンタの声だったんだ」
「泣くよ? マジ泣いていい? 僕の存在どんだけ薄いの?」


 大丈夫、ザキも通称ジミーだからね!
 存在薄いというか…うん、アレだね! …アレだよ!


「ハァ…。昔僕が通った寺子屋でね、一時そんな怪談が流行ったんですよ。
 えーと…なんだっけか。夕暮れドキにね、授業の終わった生徒が寺子屋で遊んでるとね。
 もう誰もいないはずの部屋に…赤い着物きた女がいるんだって」

「何でここではドSコンビ発動しないの? …てゆか、天パ顔色悪いよ?」

「こ、ここは真面目な話だからねェェ? かかか、顔色なんか悪くねェしィィッ?!」


 イヤ真っ青なんですけど。唇ガタガタ言ってるんですけど。
 でもって声震えまくってるんですけど。


「話戻しますよ〜。
 それで…その赤い着物の女に“何してんだ”って聞くとね…」

「——ぎゃああああああああああああッ!」

「ぬぇっほォォっ?!」

「何その驚き声はァァ?!」


 天パの声がおかしかったんですけど?! 凄く上擦ってるんですけど?!
 っていうか今の叫び声は…近藤さんだよねェ?!


「話はあとだ! 行くぞ!」


 兄さんの声により全員で厠へと向かう。
 厠ではチャイナ娘が近藤さんに呼びかけていた。返事は…ないみたい。


「どけ! ぶち破る!」


 ——ドンッ!
 兄さんが勢いよく扉を蹴り開いた。


「近藤さッ……」
「………………」


 そこにいたのは、
 何故か。頭から便器に顔を突っ込んだ近藤さん。


「…なんでそーなるの?」 
「…ってゆかなんで…。イヤホント、なんでそーなるの?」




(ニィッと、女は笑っていた)