二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【煉獄関編】 ( No.66 )
日時: 2013/10/03 22:38
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: PEb0lw5o)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11627242274.html

参照≒風霧晴香さんリアルバージョン。
かなり下手ですがお許し下さい!(;´Д`A


 Sora様

八雲と栄蓮が大好きだなんて…有難う御座います!
常日頃の八雲の栄蓮に対する扱いはもう沖田同等ですねw
いざッッ! という時もいつかお見せできればいいなァと思います(´∀`)


 瑠李

そう言ってもらえると嬉しいッ!(´∀`)
ちょっと八雲をメインに書きたかったの(←

鬼道丸だよ、煉獄関だよ…(;‾ェ‾)
頑張るぜェェェェッ!

らーじゃ! オリ小にもコメント行くぜェェッ!


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 その日の夜道信達の廃寺に泊めてもらった栄蓮。
 子供達や道信とも随分と仲良くなれて、ホクホクしながら屯所に戻った。


 26訓 誰だって見返りを求めたくだってなる


 朝帰りィィ…! …ちょっと不良になった気分?
 
 道信さんやチルドレンとも仲良くなれたし、結構楽しかったなァ。
 また来てねーって言われたけど…今度は八雲も連れて行こうかな。


「ッと…。静かーに戻りましょーっと…」
「——そうだなァ。まだ朝早ェしなァ〜…?」
「…ギャッ?!」


 さ、殺気ィィィィィィィィッ! 物凄い殺気ィィィィィッ!

 ゆーっくりと振り返れば、そこには青筋を浮かべた兄さん。
 煙草をくわえながら凄い目つきで私を見てくる。

 え、コレ…ヤバくね? いやマジで、マジのマジで。


「テンメェ栄蓮んんん…ッ!
 見回りの途中で消え失せた上に朝帰りたァどう言う了見だァァッ!
 しかも一切連絡なしたァいい度胸じゃねェかァァァッ!」

「ギャァァァァァァッ! 違うの! 違うんだってばァァッ!
 これには深ァァァい理由があるの! ちょ、聞いて兄さんんんん!!」

「っるせェェッ! 俺の部屋に来いやァァッ!」

「イヤァァァァァァァァッ!」


 ——その後、グチグチネチネチと5時間近く説教されました。 
 ……あれ? 作文?


 —


「…生きてやすかィ、栄蓮」
「死んでやす。…もう私は貝になりやした。話しかけないでくだせェ」
「あらら。こりゃァ随分と参ってるみてェだねィ」


 …気づけばもうお昼。兄さんは見回りに出かけていった。
 くっそォォ…! 私の話も聞かずに出て行きやがってェェッ…!


「で…あれからハイジは見つかったのかよィ?」
「あー…見つかんなかった…。廃寺なら見つけたよォォ…」
「チッ…アルプス行って遭難しときゃァ良かったもんを」
「今凄い悲しい発言聞こえたんだけど」


 気のせいということにしておきましょう…ッ!

 総悟は私の部屋に入ってくるとジュースを1本置いてくれた。
 あ、苺牛乳…。すんごく欲しいんだけど…いいのか?


「お返しは土方十四郎の命でいいでさァ」
「殺せってか? 実兄殺せってか? 誰が飲むかァァッ!」


 コイツは相変わらずブラックなんだからァァ…!
 昔っから変わっちゃいないよホント!


「冗談でさァ。飲んでいいですぜィ。お返しなんざ求めねェよ」
「イヤ、絶対何か企んでる! 絶対何か企んでるゥゥッ!」
「しつけェ。いいから飲めよィ。鼻から流し込まれてェのか」
「有り難く頂戴いたします」


 コイッツ何でこんな黒いのォォッ?! つーか迫力恐ェわァァッ!
 そ、総悟なら本当にやりかねないからァァ…有り難くいただこう…!


「んじゃ…いただきまーす。…ズズッ」
「で、栄蓮。苺牛乳のお返しにやってほしいことなんだけどねィ」
「やっぱお返し求めるんじゃんかァァァッ!」


 なーにが“お返しなんざ求めねェよ”だァァッ!
 めちゃめちゃ求めてるじゃんかァァァッッ!


「……“煉獄関”って…知ってるかィ」
「……れんごくかん…?」


 いきなり低くなった総悟の声音。…どうやらマジな話みたい。
 表情もいつもより真剣な総悟。


「これァ俺しか知らねーんでィ」

「総悟だけ…? それって…どう言う意味?」 

「まァ待てよィ。
 …苺牛乳のお返しってのァ、その煉獄関ぶっ潰すの手伝って欲しいんでさァ」

「オイちょっと待って総悟、話が見えないよ話がァァッ!
 手伝うのはいいんだけど…それ何? れんごくかんって何ィィッ!」

「それァ…。……あ」


 ん? なんか総悟が時計を見て固まってる…?


「悪ィ、栄蓮。俺ちょっくら出かけなきゃなんねェや」

「仕事…じゃないよね? 今日非番だよね、総悟?」

「格闘技見に行くんでさァ。…んでま、野暮用も。
 あ、明日空けとけよィ」

「…なんで」

「八雲が何か、テメーに話があるらしいぜィ。
 今は見回りでいねェから俺ァ伝言係。確かに伝えたぜィ。
 んじゃァな〜」

「ちょッ、待ってェェェッ?!」


 ばいなら〜と手を振りながら去っていく総悟。
 ちょっと待ってちょっと待って! “れんごくかん”の話は?!
 あのシリアスムードはなんだったのォォッ?!


「…ハァァァァァ……ッ」


 とりあえず…明日、八雲のところにいかないと。



(アレ…奇遇ですねィ、旦那ァ)