二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【記憶喪失編】 ( No.80 )
- 日時: 2013/10/07 23:34
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: FEqFrkLe)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11630576660.html
参照≒アメーバにて『戦闘状態(?)』アップ。
栄蓮と八雲の2人…の戦闘状態…でもないかもですけど←
描いてみました(´∀`)
瑠李
記憶喪失編面白いよねw 頑張ります!w
え、神楽w ちょ、神楽w オマッ、可愛すぎr(((((黙
ベリベリキュート神楽ちゃんいただきました←
Sora様
電車の中?! そ、それは大変ですねw
キョト顔描こうかなァと思いましたが本日は断念しました(^p^)サーセン
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記憶喪失とか漫画みたいな展開あるわけないない。
…え? ちょ、え、あ? …マジでか?
32訓 ダークマターって存在したんだね
「ここが真選組屯所ッスよ」
「しんせんぐみとんしょ…」
呆然と隊長が復唱している。
…どうやら本当に記憶喪失になったみてェだ…。
『人間の記憶は木の枝のように複雑に絡み合って出来ている。
その枝の1本でもざわめかせれば他の枝も徐々に動き始めていきますよ。
…まァ、あせらず気長に見ていきましょう』
とかなんとか病院のブラッ○ジャックみてェなお医者さんは言ってたけど。
…こちとらそうも言ってらんねェんだよなァァ…。
「……副長」
「…なんだ」
「さっきから吸ってるソレ…煙草じゃないっス」
「……あ」
って今気づいたのかアンタはァァァッ!
さっきから煙草じゃなくて【ピー】みたいな【ピー】吸ってるから!
頼むからしっかりしてくれェェェッ!
「……沖田隊長」
「……なんでィ」
「さっきから持ってるソレ…【ピー】ッス」
「……あ」
お前もかァァァァァッ!
いやもう【ピー】としか表せられねェよ! って言うか何が『あ』だよ!
いい加減にしっかりしろよォォォッ!
「……近藤さん」
「……なんだ」
「……。……………………何で全裸なんスか」
「……あ゛ァ゛ァ゛!」
「じゃねェェェェェェェェッ!!」
何をどうしたら全裸?! 何で全裸?! 何が起きたらそうなった?!
もうなんなんだよトップスリー! ダメダメじゃねェかァァッ!
「アンタら何なんスか?! 何でいつも隊長に対してひでェのにいざとなれば何これ?!
ヘタレか! アンタらはヘタレかァァァッ!」
「「「どうせ俺らはヘタレさ」」」
「認めんなァァァッ!!」
頼むからいつもの調子に戻ってくれ! ホント頼みますから!
「…なんてな。どうやったらこの馬鹿の記憶が戻るか考えてたんだ」
「……副長」
「とりあえず…屯所内を見回らせてみるか?」
「馴染みのある連中に会わせんのもいいかもしれやせんねィ」
「お、それならお妙さんなんてのはどうだ?!」
「アンタが会いたいだけだろ」
…まな板女か。お花見編以来登場なかったもんな。
…とりあえず奴のもとに行ってみるか。
—
「まァ、そォ。お花見編以来の登場かと思えばそんな展開?
銀さんも栄蓮さんも…私の事忘れてしまったの?」
「「…スミマセン」」
まな板女の元へ行けば坂田さん達も来ていた。
…つーか相変わらず恐ェなこの女。何かもう…黒い。
ちなみに副長と沖田隊長は屯所。で、何か探ってくれるらしい。
俺ァ隊長をひきつれて近藤さんと共にまな板女の家に来たわけだ。
「え? 私の事は…覚えてるわよね? 栄蓮さん、銀さん?」
「だからスミマセンっつってんだろ」
「黙れパープル」
「誰がパープルだこのまな板女」
腹立つ。美人のくせしてコイツマジ性格悪ッ!
「私は覚えているのに一方的に忘れられるなんて胸クソが悪いわ、何様?
新ちゃん、これで私を殴って銀サンと栄蓮サンの記憶だけ取り除いてちょうだい。
ついでにそこのパープルぶっ殺しちゃいなさい」
「姉上、僕エスパー? って言うか何で八雲さんも?」
「胸のことばっかり言ってくるからよ。あと何かムカつく。なァに、貴方変態?」
「オメェみてェな年下の性悪女見ても何も感じねェよ。
どうせならもっとボンッとしてる奴がみてェな」
「新ちゃん、ソイツぶっ殺して?」
返り討ちにしますよ、新八さん。
…でも、何かあれだな。ホント隊長が隊長じゃねェや。
「あの…お妙さん、でしたっけ」
「え? なァに、栄蓮さん?」
「あ、あの…何か…ご、ごめんなさい…。
え、えっと…絶対に…思い出しますので…ま、待ってて下さい…ッ!」
「新ちゃん神楽ちゃんどうしましょう、私こんな可愛い生き物知らない」
ごめんまな板女、ソレ同意。
何これ? 何これ、何ていうプレイ? 記憶喪失プレイか?
イヤだってな? あの隊長がだよ? あの女っけのない隊長がだよ?
泣きそうな顔でしかも上目遣いでこっち見てくんだよ? え、マジでナニコレ?
「もうそのままでいいアルヨ、ババア。お前そっちの方が女っけあるネ」
「いやダメだァァァッ! 多分うちのトップスリーが崩れ落ちるゥゥゥ!」
今であの状態だからこんなの見たらどうなる? どうなるよ?
「な、何かいいものないんですかね…? あ、姉上! 甘い物! 何か甘いものありますか?!」
「あ…まな板女、じゃあケチャップも持ってきてくれ! ケチャップ!」
「了解よ新ちゃん。パープルは死ね!」
とかなんとか言いながら走り去っていくまな板女。
…こらえろ俺。イヤまだお花見の時にやられたアレは返せてないが。
「——ホラ! ケチャップよ!」
「どーも! …さ、隊長! これアンタの大好物なんスよ!」
「え…? この赤い…【ピー】…みたいなものがですか…?」
「自分で言ったよ。記憶喪失とは言え自分で言ったよ」
大好物のはずなんだけど言っちゃったよこの人。
「ホラ、ちょっとでいいっスから。どうぞ!」
「あ、は…い」
ちょっとだけケチャップをなめる隊長。
その瞳がほんのわずかに見開かれた。…コ、…コレは…!
「こ、この味…なんだか…懐かしい…!」
「何か思い出したっスか?」
「あ…あ…! あ、わた、し…は…。
わた、し…わ、たし…。——私は…ッ!」
「ッ! たいちょ」
——ガボッ!
…何か。まな板女が隊長の口に何か押し込んだんですが。
え…ちょ…隊長白目むいてるんだけど。
「…オイまな板女。…今隊長に何食わせやがった…」
「卵焼きよ。今日は甘めにつくってみたものなの」
「…イヤ。どこが? 何が? どれが卵焼き?」
机の上に何か黒い物体が乗せてある皿があるけど。
…いやいやいやコレじゃねぇだろ。これじゃねぇはずだ。
「いや〜なかなか個性的な味ですな、この卵焼…グフッ」
「ちょ、近藤さんんん?!
アンタやっと出てきたと思ったら何してんスかァァァ!」
倒れたァァァ! しかも近藤さんまで白目むいてるゥゥゥ!
やっぱりこれが卵焼き?! 卵焼きなのか?!
どっからどう見てもダークマターだろコレェェェッ?!
「…ん」
「ッ! 隊長、しっかり! しっかりしてください!」
「銀さんッ!」
「「「…君達は…誰ですか?」」」
……………………………………………………………………。
「オイィィィィッ! 悪化してんじゃねェかァァァッ!!
しかも近藤さんまで記憶喪失になってらァァァッ!!
何してくれてんだまな板女ァァァッ!!」
「あらァ…今回のは結構自信があったんだけど」
「あのダークマターにどうやったら自信が持てんだァァァッ!」
「八雲さんッ!
近藤さんが栄蓮さん連れてどこか行っちゃいましたよ!」
「はァァァァァァッ?!」
もう記憶喪失編とっとと終わってくれェェェェッ!
(どこ行きやがったァァァ!)