二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.89 )
- 日時: 2013/10/12 01:24
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: zhN/mYB5)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11634165995.html
参照≒総悟と栄蓮、オマケに銀さんハピバ小説andイラスト(?)
銀さんが銀さんじゃないので御注意((
Sora様
栄蓮と八雲のコンビ性はこれからも磨きたいです(´∀`)
記憶喪失時栄蓮気に入っていただけたようで嬉しいです♪
りあ様
何とか無事に完結しました! 私も原作の記憶喪失編好きです!
星海坊主編は…どうなるのでしょうね?←
ノープランイッツマイライフなので((ry
イラスト有難う御座います! ヘタとかとんでもないww
何ていうかもう…ナイスケチャップゥゥゥ! ナイス☆テヘェェェェェェェェッ!
有り難く頂戴いたします♪
————————————————————————————————
『ホラ、…あの子達…』
『あァ、あの妾の……』
『あの人随分と遊び人だったものね〜…』
——…ヤメテ、…
——おとうさんの悪口、言わないで…!
35訓 思ったことはたまにポロッと出ちゃう
「…………」
ぬァァァァ…。只今起床ー…。
…何か夢を見た気がするんだけど…何だっけ? 思い出せねェェ…。
「——栄蓮、起きてるか」
「兄さん? あ、寝起きすぐ襲いこみとか間に合ってますー」
「違うわァァッ!」
スパーンッと障子を開けてズカズカ入ってくる兄さん。
普通そんな入ってくる?! 一応女の部屋だよココォォォ?!
「今…江戸内で大変なことが起きてる」
「大変なこと? あ、マヨネーズでも消滅した?」
「オマッ、ホントふざけんなよ? 今一応マジだからな? マジだからな?」
「マジ…だと?! まさかケチャップが消滅したかァァ?!」
「何でそれがマジな話なんだァァァァ!」
ケチャップが消えたりしたら一大事だよ?! 困るよ?!
兄さんは一度ため息を吐いてから、実にマジな目で見てきた。
「今江戸内に、危険なエイリアンが潜んでいるという情報が入った」
「えいりあん? えいりあんって…Alien?」
「無駄に発音いいんだけど何コイツッ?! 何か腹立つッ!
…そうだよ、そのエイリアンだよ」
「無駄に発音悪いんだけど何兄さんッ?! 何か悲しいッ!」
「斬られてェのかテメェはァァ!!」
エイリアン? Alien? エイリアン?
つーかエイリアンがこの江戸に何の用? 探し人?
「で、そのエイリアンを今星海坊主が捜索している」
「うみぼうず? 何それ? 新種のヘアースタイル?」
「どんなヘアースタイルゥゥ?! いや、お前知らねェの? 星海坊主。
えいりあんばすたーと呼ばれる、どんなエイリアンでも退治しちまう大物だ。
その大物が直々に伝えてきた。こりゃよっぽどやべェもんだ」
「マジか。で、私にどうしろと」
「あァ、お前は通常通り見回り」
「……はァァァァァ?!」
ちょ、何それ?! そんだけミステリアスに言っておいて?!
普通に見回り?! 捜索とかじゃなく?! 見回り?! 見回りィィ?!
「俺達ァ今からエイリアンがいると思われる場所へ行く。
その間他の場所で何か起こると面倒臭ェことになる。
そこでテメェが見回りだ。いいな」
「待てェェ! 何で?! 何で私だけェェッ?!」
「八雲は既に行っている。テメェは完全な寝坊だろーが。
…まァ、記憶喪失の時に無駄に消耗した体力回復の為でもあったが。
とにかくテメェは市中を見回っとけ! いいな!」
そう言って兄さんは私の部屋を出て行った。
…ヒドくね? 私だけ普通に見回りだよ? ヒドくね?
星海坊主とやらに会ってみたいのにィィ…!
あ、市中見回ってたら会えるかも? っしゃァァ行ったれェェ!
今単純とか思った奴後で体育館裏来い。
—
「すいませーん、ここらへんで海のような坊主の人みませんでしたー?」
「イヤ見てないです、つーか意味分かんないです」
…やっぱりなかなか見つからないなァ、星海坊主。
今日も江戸は平和だよー。何も起こってなーいよーォォォ。
エイリアンがいるとか考えられない——
「あれ? チャイナ娘? ついでに天パ?」
「ついでって何だコラァッ!」
「ついではついでだバカヤロー」
「ったく…やーなタイミングで来やがる奴だ。
つーわけだ。じゃァな、神楽ァ。…元気にやれよー」
片手をあげて去っていく天パ。…え? 何? 元気にやれよ?
チャイナ娘を見れば何か泣きそうな表情をしてる。
え、どったの? いやホント嫌なタイミングできたみたい。
「オイ、そこの女。お前…真選組か?」
「…え? あ、そうですけど。貴方誰ですか、おはg…じゃなくてメガネさん」
「今おはげって言おうとしたよな? おはげって言おうとしたよな?」
「…ソイツは私の父親の……星海坊主アル」
チャイナ娘が何か呟いた。…え? 父親? 星海坊主?
え、ちょ…え? は? 星海坊主?
「このハゲの極みみたいな人がァァァ?!」
「何失礼なことサラッと言ってんだァァァ! 誰がハゲの極みだコルァァァ!」
「あ、すいませんハ…じゃなくて星海坊主さん!」
「今“ハ”って聞こえたんだけど?」
マジかよもっとダンディーな人だと思ってたよ…。
いや…あの…ただの…。これ以上はやめておこうか!
「…って言うか…父親? え? マジ? マジで?」
「…うん。私のパピーアル」
「パピー? パピーって子犬っつー意味だよ? あ、アレか? 実は父親ヅラした子犬?」
「オイコラ女、殺されたいのか」
「ご勘弁を星海坊主さ——ッ?!」
え…なんか…あの…チャイナ娘が…抱きついてきたんだけど?
ナニコレ? ナニコレ? え、何? マジで何?
「えっと…アノ…チャイナ…ちゃーん?」
「…ッ…」
「オイ神楽、何してる。…行くぞ」
「…イヤ、アルヨ…」
…オイ。待て待て待て待て待て待て待て待て。
イヤ…あの…、チャイナ娘が半泣きなんですけどォォォォォ!
どうする?! どうすればいい?! つーかなんで?!
「帰りたくないアル…ッ」
「神楽!」
「ッここにいたいネ!」
「あの男も帰れと言っただろう!」
「…!」
イヤ、あの…マジで、あの…。
私に抱きついたまま喧嘩しないでもらえますかァァァ?!
…てゆかあの男って…天パ?
「…チャイナ…娘……?」
「…ババア…! わ、たし…ッ!」
「行くぞ神楽!」
「え、ちょ、ちょォォォォォ?!」
チャイナ娘が星海坊主にグイグイ引っ張られて行きますけど。
え、チャイナ娘ちゃん? あの、そんな瞳で私を見ないで? どーしろと? どーしろと?
「女ァ! お前も親子関係に口出ししようという考えは捨てるんだな!」
「イヤ何も口出ししてないんですけどォォ?!」
「——栄蓮ッ…!!」
「ッ!!」
「私…ッ、私…ッ!!」
フッとチャイナ娘と星海坊主さんの姿が消えた。
恐らく星海坊主さんがどこかに高速で移動したんだと思う。
イヤ、なんていうか…。
「私にどうしろってんだチャイナ娘ェェェェェェッ!!」
(あの場面で“栄蓮”は反則だわァァァァ…!)