二次創作小説(紙ほか)

Re: 魔天使マテリアル「夢を目指して」 ( No.196 )
日時: 2013/10/13 20:00
名前: 柚 ◆joZC5jv7jo (ID: DcPYr5mR)

サーヤたちは、美味しいお弁当を食べてーーー

また、訓練を始めようと思ったが。
日も暮れてきたし、今日は二人とも、がんばって。がんばって。がんばって。
とても疲れたから、限界ギリギリの前に、帰ろうということになった。

「あーあ、疲れちゃったね」
さっきの訓練中のサーヤだったら、絶対に漏らさなかった言葉。でも、今は、リラックスしているのか、緊張感がほぐれたのか。
「ああ、そうだな。明日も来るよな」
「うん、もちろんだよ。だって、少しでも早く、魔王を倒して、お母さんに会いたいから」
さっきはリラックスとした言葉を漏らしたサーヤだが、今はやはり、気合いが入っていて。それはレイヤにも言えることだったが、表情には出さなかった。

(もう少し待っていてくれ。僕に出来ること、やるから)
(訓練頑張るから。早く会えるように努力するよ)

サーヤとレイヤの心はひとつになっていた。


Windmil に着いた。
「た、ただいま、です」
「ああ、お帰り。訓練はどうだったか?」
「はい。多分、進歩はしていると思います」
「そうか」
伊吹は小さく答えた。が、サーヤとレイヤの顔色をみて、とても疲れたんだろう、と察した。
「疲れただろう。二階で休んで来るか?夕飯が出来たら、俺が呼ぶから、構わないが」
「いえ、わたしはだいじょうぶです。レイヤくんは?」
「僕は、休んでくる」
レイヤも熱心して訓練したのだろう。サーヤはレイヤを見送った・・・が、

レイヤに悪夢が待っていたことは、誰も知らなくて。