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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル「夢を目指して」 ( No.40 )
- 日時: 2013/08/31 12:04
- 名前: ゆず ◆joZC5jv7jo (ID: DcPYr5mR)
「はあ、」
サーヤとレイヤの荒い息が聞こえる。
「もう、暗くなってきたし、今日は終わりにしよう、伊吹さんも待ってるよ…」
「うん。」
素直にレイヤはうなずいた。数分後、Windmilに着いた。伊吹はもう食べ物を用意してくれていた。
「どうしたんだ?こんな遅く帰るのは、珍しい…」
サーヤとレイヤは顔を見合わせた。でも、伊吹には打ち明けることにしたのだ。レイヤは綾香のことと、訓練しにいったことを話した。さすがの伊吹も、衝撃を受けたらしい。
「それで、魔界に行くのか?」
「えっと、少し様子を見ながら、考えます。」
サーヤとレイヤは夕食を食べた。いつもも美味しいが、今日はがんばった後なので、余計に美味しく感じる。レイヤもそう思わずにはいられなかった。
「もう寝ていろ」
今日は疲れたので、いつも反論するレイヤでさえ、従った。
「レイヤくん、今日も見るかな?」
「だろうな。」
「…おやすみ、レイヤくん、」
「あぁ」
レイヤとサーヤが眠りにおちてーー
ちょうどその頃、綾香は魔界の牢屋にいた。両手、両足は鎖に繋がれている。魔王がサーヤに破魔のマテリアルがあるとわかった以来だ。
(サーヤ、レイヤ, 無事でいて)
綾香は祈ることしか出来ないのであった。
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