二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂 −銀の世界 ( No.31 )
日時: 2013/09/28 08:18
名前: 瑠李 (ID: x2W/Uq33)
プロフ: 戦闘シーン…苦手orz

速い!

それが、最初に竹刀を打ち合ったときの、沖田の心境。

真撰組一の剣豪と言われていた沖田でさえ、銀時の前ではまるで、道場で師範にかかる子供のようだ。

面を取られそうになり、慌てて下に屈み避けるが、その時には既に竹刀は沖田の銅。

パシィィン!と乾いた音がして、沖田は一本、銅を取られた。

その間僅か十秒ほど。

恐ろしいほど強いのだ。

自分達の時代の彼も強いが、戦争時代の彼は更に桁違い。

そこらの者が簡単に勝てる訳が無かった。

「やー、いいね 総一郎君、十秒持ちこたえた奴ァ殆どいねぇぞ。ヅラと高杉は別だけど」

銀時が、息一つも乱さず沖田に言った。

やはり、強い。

何時か越えてやるのだと、沖田はニヤリと笑った。