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【異変】
叫び声が聞こえる。
いつもと変わらぬ景色をただ走る。
その角を曲がった先に…光は無く乾いた音と鮮血、誰かが自分の横を通り過ぎた。
目の前のシルエットが炎の怪しい光に照らされ不気味に口角を上にあげた。


「っ！！！」
「ん？なんだ、起きたのかっておい、なに泣いてんだよ！？」
「あぁ、ゾロ泣かしたぁ」
「ちょっとゾロ！何泣かしてんのよ！！」
「なんでだぁ！俺はなんもしてねぇ！！」
「肉食うか？」

ルフィがシロに肉を出した。

「炎…」
「ん？炎？」
「この島…知ってる」
「知ってる？この島が？」
「うん。この島ね、懐かしいの。でも、悲しいこともあったきがする」

この言葉で船の中の空気は冷たくなった。
皆がいっせいに新聞の話を思い出したのだ。
だが二人を覗いてだが。

「悲しいことぉ？」
「うん」
「なんかあったのか？」

ゾロとルフィである。

「うぅーん…わかんない。でも、なんかおかしいよ。この島」