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【疑惑？】

「武族？」
「はい。間違いないと思われます」

港の軍艦内でスモーカーにたしぎが話していた。

「武族ってなんだ？」
「俺に聞くな」
「あなた達、武族を知らないんですか！？」
「無理もないだろう。武族は今いないからな」
「ん？いないのにあのガキ、武族って」
「生き残りが奴隷だったってことだな」
「武族とは、赤と青の異なった瞳を持ち、それぞれの瞳で相手の過去や未来・思考が見えると言われています。真っ白な髪も特徴の一つですが、武族は元々人間が武術に特化したことで出来た一族でその強さは1人で軍艦を10隻相手に出来る程だとか」
「そんなバケモンが！？」
「あのガキが…何にも考えてなさそうに見えたのに」
「スモーカーさん」
「あ？」
「あの事件でいなくなった中にあの子供の姿がありました。ということは、麦わらの一味が何かの情報を持っているのではないでしょうか」
「匿ってる事も考えるとさっさと使えた方が」
「奴等が匿ってる可能性は低いがこの事件はなんかくせぇ。Gー5全員で麦わらを探し出せ！」

スモーカーの一言でむさ苦しい男どもが動き出した。