二次創作小説(紙ほか)

Re: ONE PIECE【大犯罪者は記憶喪失!?】 ( No.45 )
日時: 2013/10/11 18:15
名前: Sora (ID: rBo/LDwv)



【山賊】
「本当にここがそうなのか?」
「ここ以外にねぇしな」
「でっかい家だなぁ。焦げくせぇけど」

ルフィとゾロ、サンジ、ウソップ、ナミは事件の場所である天竜人の家にいた。
このメンバーは勿論クジ。

「なんで俺ばっかりぃ…」
「だらしないわねぇ」
「おや?誰かと思ったら麦わらの一味」

突然の声に全員声のした方をみると顔に十字の傷が入った男が瓦礫の中に座っていた。

「誰だおめぇ?」
「山賊さ」
「山賊?」
「山賊がなんでこんなところにいるわけ?」
「威勢のいいねぇちゃんだ。人を待ってるのさ。鬼ごっこをしててね」
「鬼ごっこ?」
「そうさ、可愛い可愛い小さな女の子とね。もうすぐ来るさ」

そう言って顔を上げた男は不気味に笑った。

「ほぉら来た」

一同が振り返ると、そこには船にいたはずのシロだった。

「シロ!?」
「お前何でここに!?」
「おやおや、怪我をしてる。それじゃ売り物にならないだろう?」
「売り物…だと?」
「そうさ、そいつを奪う為だけにここを燃やしたのさ。住んでたやつは応じてくれなくて強行したけどねぇ」
「なんでシロなんだよ!」
「最近の若いのは…その白髪、赤と青の瞳。それは武族の特徴。武族は人魚と同等か今はそいつしかいないからなぁ。高額かもねぇ」
「武族なんて聞いた事ないわよ!?」
「成る程な、お前が天竜人殺害の犯人だったわけか」
「けむりん!」

スモーカーがいつの間にか後ろに立っていた。

「確かに殺しはしたけど、その子もだよ?ねぇ、魚人殺しのシロちゃん」
「ちがうよ!いたそうだから抜いただけだもん!」
「シロ!お前記憶が戻ったんだな!」
「いや、今更!?」
「お前ら知ってたのか!?」
「シロがここに来た時点でわかるでしょ!ってか今シリアスだから!」
「そこのチビ、どう言う事だ」

さすが海軍Gー5支部中将。どんな事も気にしない。

「お魚のお兄ちゃんの胸にコレが刺さってたから抜いたの」
「抜いた時にいーっぱい血が出て死んじゃったんだよねぇ。せっかく一緒に売ろうと思ったんだけどさ」

慣れているのか男は不気味に笑いながら喋った。