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【最悪の能力】

「お前、最悪だな」
「褒め言葉、ありがとう。さて、そろそろ一緒に行こうか？シロちゃん」
「僕は！僕はいかないもん！」
「そう言うと思ったよ」
「おいおい、みすみす逃がすわけないだろう。大罪人」
「そうかい？でも君らじゃ無理だろうね」
「どう言うことだ」
「山賊だとは言ったがただの山賊じゃない。蘇れ、大乱舞（Greatly dances）」

そう言うと地面がボコボコし始め人型に鳴った。

「能力者か！」
「ヨミヨミの実、再生型さ。ここにある魂を操れる能力」
「ここにある魂…って事は」
「そう、シロちゃん？君は攻撃ができない」
「思い出した。こいつは奴隷商人のマルクだ」
「海軍Gー5支部中将・スモーカーに覚えててもらえるなんてね」
「…皆が……」

シロは唖然として座り込んだ。

「シロ！そいつらは！」
「皆が…」

シロは皆が生きてるなどは思ってない。
武族の目が偽物だと見抜いているから。
シロが今泣きそうなのは

「…皆が……


……皆が泣いてる……


……泣いてる…叫んでる……」