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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル ( No.6 )
- 日時: 2013/10/04 00:23
- 名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)
第一章
サーヤは珍しく一人で家路に着いていた。
(久しぶりかも 一人で帰るの…)
本当に久しぶりだ。
マテリアルに目覚めてからと言うもの、破魔の力を持つサーヤは何かと狙われる。
それを危惧し、帰りは大抵レイヤか志穂と帰っていたサーヤだったが、今日は二人の都合も有り、帰宅は一人。
ひまわり園に居た頃も、帰りは大人数で騒がしく帰っていたから、今の状態はサーヤにとって新鮮だった。
かと言って、油断をし過ぎたのが仇になった。
「ッ」
首筋に痛みが走る。
上級悪魔だろう。
サーヤは辺りを見回した。
でもそれらしき影も気配も見当たらない。
そのときだった。
「!?」
サーヤはいきなり、後ろから羽交い締めにされる。
抵抗はできない。
力が違いすぎる。
無駄に体力を使うまいと動きを止めたサーヤの前に、一人の悪魔が現れた。
「初めまして、王女」
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