二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【銀髪の侍編】 ( No.103 )
日時: 2014/01/23 19:31
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 3Xsa0XVt)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11754862285.html

  Sora様

す…すいません! ホントすいませんんんん!
一緒に土方さんリンチしまsy((


 己傘下様

甘酒っすか…!(´∀`) 初めて知りました…!


 Dr.クロ様

土方=副長兼いじられ役です←
凪の勘は何気によくあたったりします( ´∀`)


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 真選組の会議は終わり、どうやら今から市中見回りのようだ。
 土方は沖田兄妹と共に歩いていた。


 26訓 仲良し兄妹は見てて微笑ましい


「なんですって?! 斬る?!」
「ああ、斬る」
「それって…例の銀髪の侍を、ですか?」


 菫からの問いかけに土方はコクリと頷いた。
 電柱に貼ってある果たし状をベリベリと外しながら歩いている。


「真選組の面子ってのもあるが…、
 あれ以来隊士どもが近藤さんの敵をとるって殺気立ってる」

「大丈夫です、土方さんの首はちゃんと私と兄さんがとりますよっ!」

「オメーは常に殺気立ってるよね」

「…土方さんは二言目には斬るで困りまさァ。
 古来暗殺で大事をなした人はいませんぜ」

「暗殺じゃねェ。堂々と行って斬ってくる」


 キッパリとそう言った土方に、菫は思い立ったように指をピーンとたてる。


「そこまでしなくても。適当に白髪の侍を見繕って連れ帰りゃ隊士達も納得しますよ」
「お、それいいでさァ。…たとえば……」
「あ、これなんてどうですか」


 ヒョイッと菫と沖田が近くにいた老人の腕を掴んで引き寄せた。
 眼鏡をかけたホームレスっぽい男で、何故かしたはブリーフ一丁だ。

 その男に二人が木刀を持たせた。


「ホラ、ちゃんと木刀もちなせェ」
「とりあえず土方さんの頭かち割ってみます?」
「オイじーさん、先にソイツらの頭かち割ってくれ」


 ヒョイッと沖田が男の眼鏡を外す。
 と、キリリッとしたイケメン面があらわれた。


「パッと見さえないですが眼鏡とったらホラ」
「「武蔵じゃん」」
「何その無駄なカッコよさァァァァ?!」


 ひとまずバァイと男に別れを告げ、三人は再び歩き始めた。
 キョロキョロと土方が周囲を見回している。


「近藤さん負かすにはタダ者じゃねェ、見ればすぐにわかるさ。
 んで…そのタダ者じゃねぇ奴探すには、タダ者じゃねぇ奴に頼んのが一番だ」

「そんなアテがあるってんですかィ」

「おうよ。確かいつもこの辺に——」


「毎度ォ、凪ちゃ〜ん」


 おっ、と声をあげる土方に、沖田と菫は疑問符を浮かべた。
 そして二人はギョッと目を見開く。


 見たことがないほどの大きさの胸と澄んだ水色の瞳。
 スパーッと煙をはきながらこちらに向かってくる女。

 アレ、どっかで見たことあるような。なんても二人は思う。


「よォ。今日も煙草買いに来てやがったか」
「あぁ、トッスィー。…なに? 見回りか? らんでぶーか?」
「何でらんでぶー?! いや、情報提供を求めようと思ってな」
「トッスィー、この人誰」
「誰がトッスィーだコラ。…情報屋ナギ、聞いたことあんだろ」
「あァ、まァ…」
「それのオーナー、“神風凪”だ」


 ほぉ、と兄妹は凪を見た。どもども、と凪もお辞儀する。


「情報屋、っつーこたァ…俺達の名も無論知ってやすよねィ」
「沖田総悟と…清河菫」
「わァお、プライバシーのしんがァいっ」
「おじょーちゃん、それ言われちゃあオシマイだから言わねーで」
「——ふくちょーォ」


 遠くからゾロゾロと黒服トリオがやってくる。
 優姫、絵梨、夏樹である。


「収穫ありましたか…って、あ。この前の金髪さん」
「…誰だっけか」
「はじめまして。僕は藤堂優姫です。この前、池田屋にいましたよね?」
「出ましたね、藤堂君の初対面いい人タイム」
「夏樹、それなに?」


 絵梨が夏樹に対してツッこむ。
 そしてふと彼女が凪の胸に視点をおき…その後じっと自分のペタリとした胸を見た。


「…………」
「…………」
「ぶっ…!」


 どうやら絵梨の考えていることがわかったらしく、土方が吹き出した。
 

「副長、なに笑ってるんですか?」
「頭、いきましたか?」
「どう言う意味だ今井。…ちげーよ」


 プルプルと震えている絵梨を土方が指差した。
 ああ、とその場にいる全員が納得する。

 一方の絵梨は凪を(胸を)睨みつけている。


「…おーい、お嬢ちゃん。どったの」
「……………………………って」
「え」
「ッ胸があるからって調子に乗んなよォォォォォォォ!!!!!」
「うォッ」


 ぬおぉぉおぉ、と叫びながらブンブンと刀を振り回してくる絵梨。
 それを優姫が笑顔でガシッと羽交い絞めにしている。


「…トッスィー、おたくの隊長どうなってんの」
「オメーの胸が悪い」
「…人のせいか」
「で、オネーさん。“銀髪の侍”について…何か情報もってますか?」
「ん」


 菫からの問いかけに、凪は一瞬目を泳がせた。
 そして真選組一行の後ろを指差すと、そこにいんじゃね? なんていう。


「「「「「「は?」」」」」」



「下にいる御一行様〜。…危ねぇよ〜〜」


「「「「「「うおわァァァァァァァァァ?!」」」」」」


 上から木材が降ってきて一行は慌てて移動する。
 トスッ、と屋根から男がおりてきた。


「危ねぇっつったろ」
「もっとテンション上げて言えや! わかるか!!」
「あっぶねっえよーおぅ」
「おせぇし腹立つ!!」
「よー銀時ィ、仕事ごくろーさん」
「お、凪」


 男…銀時がヘルメットをとる。
 ファサッとした銀髪天然パーマがあらわれた。


「ああああああ!!」
「…アンタも池田屋の時の人ですねィ」
「副長。このおかたも銀髪ですよ」
「…………凪。コイツ?」


( …グッb )
( イヤ親指たてられても )