二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【銀髪の侍編】 ( No.106 )
- 日時: 2014/01/29 19:57
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 4yRqeNGS)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11758972044.html
Sora様
武蔵が凛々しすぎて懐かしすぎて笑ってましたw
凪かわゆいだなんて…嬉しいです(´;ω;`)
Dr.クロ様
確かにそうですね…((((;゜Д゜))))
武蔵じいさん何者なのでしょう…!
ヤクザと銀さんの対決もスタートです!(´∀`)
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再び出会った銀時と真選組一行、そして凪。
銀時を覚えていた土方は声を荒げるが…一方の銀時は首を傾げた。
27訓 個性的な集団の中でも目立つ人ってすごい
「…えーと…君誰? あ、もしかして多串君か!
アララ〜、すっかり大きくなっちゃってぇ〜〜」
「どこのおばさん?」
「なに? まだあの金魚デカくなってんの?」
「土方さん金魚なんて飼ってたんですねっ!」
「初耳でさァ」
銀時は大工の親父に呼ばれ戻っていった。
プルプルと怒りに震える土方の肩をポンと叩く凪。
「…そういう奴だ、多串君」
「誰が多串君だ!!」
「いっちゃいましたよ? どーしやす多串君?」
「指示をお願いします多串君」
「死んでください多串君」
「オイ優姫、オメェそれただの悪口。…総悟、刀貸せ」
沖田から刀を奪って屋根上へと上がっていく土方。
フゥ、とほかの面子は黙ってそれを見送った。
「で…情報屋さん。僕達、どうします?」
「いや私帰るけど」
「シリコン女ァァァ…!」
「シリコンじゃねーよモノホンだよ〜おチビちゃん」
「KILL!!!!!!!」
「ちょっ、落ち着いてください、桜雫隊長」
ウガァァァァッと刀を振り回してくる絵梨を再び優姫が羽交い絞めだ。
ふっと菫が凪を見た。
「凪のねーさん、土方のクソヤローは何しに行ったと思います?」
「おじょーちゃん? トッスィー上司だよね? トッスィーアレでも上司だよね?」
「大丈夫でさァねーさん、土方はそう言う扱いでィ」
「沖田クン? 君らそれでいいの? トッスィーの命狙ってるみたいだけど」
「あり? やっぱ知ってるんですかィ」
「さっすが凪のねーさん!」
「イヤ何で私ドS兄妹とこんな打ち解けてんの?」
からかわれんのは御免だ、といった表情で凪は言う。
「まァ…トッスィーはその、多分斬りに行ったんっしょ?」
「大正解でさァ」
「神風さん、どうせなら私とやります?」
「へ」
にっこりと微笑んでいう夏樹に、凪はギョッとなる。
いかにも面倒事を避けたそうな表情だ。
(さ…流石は、警察)
グルリと真選組一行が自分を取り囲んでいることに今更凪は気がつく。
笑顔で話しているために意識していなかったが、一切隙がない。
「あぁ、面白そうですね、それ」
(何が。何が面白い猫かぶりん)
「え? 何か言いました?」
「いや、なんでも」
(なんつー個性的集団? 銀時マジ早く帰ってきてくんね?
…つかもう面倒臭いんだけど頼む帰らせて)
「あれ…、…凪?」
「!」
(救世主じゃアアアアアアアア)
買い物帰りだろうか。瑠璃音と漆がいた。
ギョッッと隊士一行は漆を見る。
((((((デ…デケェェェェェェェェ!!))))))
「んぁ〜…? どうしたの〜凪ィ〜…?」
「漆と同じホームシックになってたところ」
「そうなのォ〜? じゃ、帰ろ〜」
凪もかなり身長は高いが、漆がそれ以上に高い。
傍にいる瑠璃音はもっと小さく見える。
「凪、よいのか? 知り合いでは…?」
「そうなんです、お嬢さん。僕ら友達なのに彼女帰りたがって…」
「寂しいったらありゃしねぇでさァ」
「ねーさん、イカナイデェェェ」
「シリコン女ァァ…叩き切るゥゥゥ…!」
「ひどいですよね?」
「待て待て待て待て待て待て」
(なんだこの集団いじめ。こんな扱いをトッスィーはいつも受けているのか)
どう考えても逃げられない予感に凪はヒクリと喉を鳴らした。
「で、ちょいと俺たちと手合わせしやしょうや、ねーさん」
「“強い奴”の匂いがします」
「あァ〜、凪はこう見えて強いよぉ〜?」
「私が殺るゥゥゥ!!」
「おチビちゃん、頼むから帰らせて。あと漆、余計なこと言わねーで」
「「あ、凪」」
「!」
九六と百華の登場だ。パァッと凪の顔が明るくなる。
「九六ォォ百華ァァァ用は何ィィィ? さっ、帰ろうかあああ!」
「「いや用は特にないです」」
「頼むから助けろ」
未だ真選組一行に囲まれたままだ。
そして縋るように凪が四人の方を見ると…何かは察してくれたらしい。
「あー…うー…えーと…」
「な、凪! そうじゃ、仕事が入っておるのじゃ!」
「私にチケットを買うという仕事ですね」
「ちがうわ!!」
「さっ、早く帰ろ〜ォ」
「…行こう、凪」
(っしゃァァァァ)
内心で絶叫して凪は内心でガッツポーズをとり内心で笑った。
そして面でもヘラリと微笑んでソロソロと輪を抜ける。
…はずだった。
「待ってくだせぇよ、ねーさん。まだ銀髪の旦那の戦いも終わってないんですぜ?」
「せめてでも終わるまで私達ともやりましょーよっ!」
「だ が 断 る」
「「ケチ」」
という兄妹だが既に抜刀しているようだ。
「ちょっと待たんかい。人の話聞いてる? つか聞いてた?」
「嫌がられるともっとやりたくなるのがSなんでさァ」
「あぁ、分かりますよ、その気持ち」
「同調してどーすんの、ももちゃん」
「どうせなら僕とやります? …俺に勝てるとか思ってねぇだろ?」
「オーイ、猫脱いじゃってるよ」
「私とやれェェェシリコン女がァァァァァ!! 胸斬り落としたらァァァ!!」
「ちょ、何この子。サラッと恐ろしいこと言ってんだけど」
「私とやりましょう。女同士で」
「いや何かアンタが一番恐いから」
——ズシャッ
一行が音のした方を見れば、そこには肩から血を流す銀時。
おっ、と凪が反応する。
「終わった?」
「おう」
「…つーことでまァ、私らはここいらで」
「「「「「「あ、ちょっ」」」」」」
逃げるように凪達は去っていった。
チッ、と舌打ちしながら沖田は刀を鞘におさめた。
「何でぃ。やりがいありそうな奴だったのに」
「兄さん、これから何度でも会えるよ!」
「そーだねィ」
「おチビとか言いやがってェェェ…」
「落ち着け落ち着け」
「あら…? あの銀髪さんが戻ってきたということは……」
((((((土方死んだああああああああ!!!!よっしゃああああ!!!!))))))
(死んでねえええええええええええええええええええ!!!!!!)
((((((あ))))))
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「個性的なケーサツ集団だと思いました。三年Z組神風凪。」
「いや、なんで作文?」