二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【出会い編(ver.定春)】 ( No.112 )
日時: 2014/02/05 18:36
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: jxsNqic9)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11762526916.html


 Dr.クロ様

二次創作ですからねww原作と違ってこそです!(`・ω・´)←
夜兎っ娘の絡みが書きたかったのもあります(´∀`)


 Sora様

凪まで食われちゃいましたよww(笑)
主人公だってのにほんと貫禄ないっすわうちの子達ww(爆)

凪「斬られたいかクソ娘」


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 何故か銀時・新八・凪・瑠璃音・漆には懐かぬ定春。五人はボロボロだ。
 一行は定春を連れて近くの公園までやってきていた。


 29訓 表情に困ったときにはとりあえず愛想笑い


「定春ぅ〜! こっち来るアルよ〜!」
「ワンワンッ」
「ほら、定春くーん! こっちこっちー!」
「ワンワンッ」
「定春ー」
「ワォンッ」


 非常に楽しそうに走り回っている神楽、百華、九六、そして定春。
 包帯グルグル巻きの五人は椅子に腰掛けてそれを見ていた。


「…いや〜…スッカリなついちゃって」
「…微笑ましいかぎりだねー…パソコンぶっ壊されたけどー…」
「まぁ犬じゃし…仕方のないことじゃ…」
「女の子にはやっぱり大きな犬が似合うね〜」
「新八ィ、なんで私達には懐かないんだ」
「凪さん、それはきっと僕らが何とかして捨てようとしてるのが分かってるんですよ」


 ハァ…と盛大にため息をつく一行。げんなりと凪は定春を見た。


(…つーかあの犬…どう見ても…)


「…と言うか、何故あの三人にはなつくのじゃ?」
「あー…懐いてないよ、アレー…」
「え…?」
「襲われてるけど三人娘がものともしてないんだよー…」
「「「「なるほど」」」」 
 

 遊びが終わったのだろうか。タタタッと三人がこちらに寄ってくる。
 良い汗をかいているようで、神楽はやけにスッキリした顔だ。


「……。…楽しそーだな、オイ」
「ウン! 私動物好きネ! 百華も九六も好きらしいアル!」
「まぁそれほどにですけど」
「…カワイイ」
「女の子はみんなカワイイもの好きヨ! そこに理由イラナイ」
「「「「「アレカワイイか?」」」」」


 その時だ。ポォォォォォンッと神楽が定春に吹っ飛ばされた。
 それでも神楽は笑いながら戻ってくる。


「カワイイヨ! 私こんなに動物になつかれたの初めて!」
「神楽ちゃん、いい加減気づいたら?」
「定春、次は私と追いかけっこしますか?」
「…私も」
「オーイ、危険だよ〜〜」


 パカッと神楽は定春の顎に蹴りを食らわせながら言う。


「私昔ペット飼ってたことアル。定春一号。
 ごっさ可愛かった定春一号。私もごっさ可愛がったネ」

「…ごっさってなんじゃ?」

「…“とても”って訳すといいよ」

「定春一号外で飼ってたんだけど…ある日私どーしても一緒に寝たくて。
 親に内緒で抱いて眠ったネ」

「……」

「そしたら思いのほか寝苦しくて悪夢見たヨ。
 散々うなされて起きたら定春…カッチコッチになってたアル」



(((((((泣けばいいのか笑えばいいのか分かんないんだけど)))))))


 グスグスと涙ぐんでいう神楽。定春の頭をそっとなでている。


「あれから私、動物に触れるの自ら禁じたネ。
 力のコントロール下手な私じゃみんな不幸にしてしまう。

 …でもこの定春なら私とでもつり合いがとれるかもしれない…」

「……」

「コレ神様のプレゼントアル。…きっと」


 嬉しそうに言う神楽を見て、凪は思わず口を噤んだ。


(……。…言わねーほうがいっか)


 知らぬが仏というやつだ。
 一連の話を終えた神楽がスタッと立ち上がった。


「酢昆布きれてるの忘れてたネ! ちょっと買ってくるヨ!」
「あ、私も和菓子を…」
「じゃあ私も行きます」


 定春のことヨロシク〜といって去っていく三人娘。
 そして五人の背後には…ハッハッと息をしている定春。


「「「「「……………」」」」」

「ワォンッ!」

「「「「「ぎゃああああああああああぁあぁあぁぁああああ!!!!!!」」」」」



(アレ? なんか今悲鳴聞こえたアルか?)
(気のせいですよ)
(和菓子…)
(まっ、大丈夫アルな!)




(((((大丈夫じゃねェェェェェェ!!)))))