二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【団子屋小町編】 ( No.118 )
日時: 2014/03/02 14:39
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: ucTV.0zG)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11785440545.html

 Dr.クロ様

そうですねww(´∀`)
でも漆ちゃんとかはなかなか強そうっす!


 Sora様

どの小説に行っても基本新八の扱いはひどいですよねww
まぁそれでこそぱっつぁんですね!←


 吏影様

情報屋ナギにまでコメント有難う御座います!
凪姐さん…だとぅ?! 何これ照れまs((黙
続き頑張りますッ!(´∀`)


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「…おや。これはこれは、変わったお客様だ」


 柔らかそうなソファに腰掛けている男がニタッと笑った。
 金髪の三つ編みを揺らして、水色の瞳がニッと細まる。


「情報かい? …いいよ、入ってくるといい」 


 31訓 何気にこの小説の主人公ってそんな感じなんです


「ってちょっと待てェェェェェェェ!!」
「「うォっ」」


 ガバリと起き上がってツッコンだ新八に銀時と漆は声をあげた。
 病院にて足を包帯によって吊られながらも、やはりそのツッコミ魂は変わらぬらしい。


「これ団子屋小町編だよね?! 何今の?! 何してんの凪さん?!」
「あァ、凪は情報収集のためにあっちにもこっちにも繋がってるからねー…」
「あっちにもこっちにもってどっちですか漆さンンン?!」
「マフィアとか」
「そんな危険な主人公だったのかァァァァァァァァッ!」


 31訓 蘇生したいときは ザオリクッッッ!! と叫べ


 ということでお話的にも最初は主人公なしで。
 

「ゲフンゲフンッ! 
 …愛だァ? 夢だァ? 若い時分に必要なのはそんな甘っちょろいもんじゃねーよ」

「…そのこころは…!」 

「九六? なんか違うからねそれ?
 そう…カルシウムだ。カルシウムさえとっときゃ全てうまくいくんだよ」

「いくわけがなかろうがァァァッ!!」


 これまた細長い足を包帯によって吊られている瑠璃音が声を荒げた。
 どうやら新八と瑠璃音は足をやってしまったようだ。


「大体、どうして新八さんまで足の骨が折れているんですか?
 男でしょう? あぁなるほど、眼鏡だからですか」

「どーゆう意味?! 眼鏡だからってどーゆう意味なんですか百華さん?!」

「瑠璃音は仕方ないヨ。か弱い女の子アル。
 瑠璃音、無理しちゃダメアルヨ」

「…大丈夫?」

「九六、神楽…すまぬ。本当に優しいのじゃな、主ら」

「僕の心配誰もしてくんないよ。何これ?」

「メーガネー。死んでるー?」

「心配は心配でもそんな心配いらないんですけど!!」

「うるさいよあんたらァァァ! ほかの患者さんの迷惑なんだよ!
 今まさにデッドオアアライブをさまよう患者さんだっていんだよボケが!!」

「ねぇこのおばさんホントに医者?」


 銀時、神楽、新八、瑠璃音、漆、百華、九六はそのデッドオアアライブをさまよう患者を見た。
 かなり高齢な老人で、本当に今にもデッドの方向にいってしまいそうだ。


「…エラいのと相部屋だな、お前ら」
「えぇ、まぁ」
「…もう長くはないらしいのじゃ」
「そうなんですか…」


 どうやらずっと独り者らしく、看取ってくれる相手もいないようだ。
 ふぅ、と銀時は息を吐き、ひとり立ち上がった。


「まっ、人間死ぬときゃ独りさ。
 そろそろいくわ。万事屋の仕事もあることだs」

「万事屋ァァァァァァ!!!!!!」

「「「「「「「ギャアアアアァアアァアァァァァアアァアァァァァァァッッッッッッッッ?!」」」」」」」


 ガバッと起き上がったその老人に全員が半分腰を抜かした。
 酸素マスクを外し、よろよろとこちらに向かって歩いてくる。


「今…万事屋って…言ったな…。それ…何…? なんでも…して…くれんの…?」
「いやあの、死者の蘇生は無理よ!! そんなことは無理よ!!」
「あれー…おじーさんが見えるー…」
「イヤこの人幽霊じゃないからのぅ漆! 見えて当然じゃから!」
「ちょっ…こっち来んなァァァァァ!」


 ブンッと老人が腕を振り上げ、ギャァァアァアッと一行はかまえた。
 そしてその手が一行の目の前に降りると同時に、シャランッという可愛らしい音が響いた。


「「「「「「「え……?」」」」」」」 




「コ…コレ…。この簪(かんざし)の持ち主…探してくれんか……?」



「「「「「「「…………………」」」」」」」



(まぁこういう時は凪に一発で…)
(銀時さん、今日凪はいませんよ)
(あ)