二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【団子屋小町編】 ( No.121 )
日時: 2014/03/21 00:05
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: SiB1Ygca)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11795352504.html


 Dr.クロ様

私だったら腰を抜かします(`・ω・´)ww


  楼蘭様

サイボーグですか?! 
原作にはないので、多分アニメオリジナルだと思いますよ(´∀`)!
でも面白そうです!( ´∀`)


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「…た、ただいま……」
「おや」


 疲れ切りましたといった表情で凪がスナックお登勢に入ってきた。
 飲む物を用意してやりながら、お登勢は凪に微笑みかける。


「今日の情報収集度はどうだったんだい?」
「……、あのクソジジイ。今度会ったら脳天かっさばく」
「おやおや」


 どうやら何かされてしまったらしい。
 お怒りマークが浮かんでいる。


「てか…銀時たちは?」
「病院だよ。はいよ、ジュースでいいかい?」
「私はガキか。あんがと、あやのん」


 32訓 若かった時期と年取った時期を比べるな


「団子屋の看板娘でもあるその女性に会いに行っていた若き日のおじいさん。
 ある日その娘とトークすることができ舞い上がり、終いには簪を抜いて逃げてきた。
 そして数十年経った今、その持ち主にこの簪を返せと。…できるかボケェェェェッ!」


「説明とナイスツッコミをありがとう、ももちゃん」



 新八と瑠璃音を病院に残し、一行はその簪の持ち主探しに励んでいた。
 銀時は冷静に百華にツッコミをいれ、まぁ確かに、と呟いた。


「さすがに無理だよなァ、コレ。五十年もたってんだ、匂いなんか残ってるかよ」
「人生はねェ、あきらめたらそこで試合終了だよー…?」
「テメェにだけは言われたくねぇよ、ホームシックのくせに」
「ホームシック上等ー…」
「開き直ってんじゃねェェェェェェ!」


 クンカクンカと定春が必死に嗅覚を働かせている。
 そしていきなりとまった定春に、上に乗っていた九六はふと顔を上げた。


「…銀さん」
「あ?」
「…着いたみたいだよ」


 ぴゅっと指を指す九六に、銀時達もそちらを見た。
 そこにあるのは、見慣れたスナックお登勢だ。

 ブチッと銀時の額に青筋が浮かんだ。


「オイ定春! お前家戻ってきてんじゃねーか!」
「定春、散歩じゃないヨ」
「ワォン」
「「?」」


 バンバンと前足でスナックお登勢の扉を叩く定春に、全員顔を見合わせる。
 まさか…と誰かが呟いたその時、扉が開いた。


「…あれ? 銀時、神楽。百華に九六に漆に定春まで。…なにしてんの?」
「…凪、帰ってたんだね」
「今しがた。…で、何してんの?」
「なァ凪、“綾乃”って奴知らねぇ?」


 その名を聞き、めったに揺らがぬ凪の瞳がまん丸に開いた。
 次の瞬間体をくの字に曲げ、声を押さえながらプクククッと笑っている。


「ど、どうしたんだよ」
「い、いや…っ? なんなら、その…っ、あや…お登勢ちゃんに、聞いてみ…っ」
「「「「「?」」」」」


 一行は顔を見合わせ、いそいそとスナックお登勢に入った。
 ジーッと全員が一斉にお登勢を見ていると、お登勢もやはり驚いたようだ。


「な、なんだい。みんなしてそんな私をじっと見て」
「…………いやいや、これはないよな」
「「「「ないない」」」」
「綾乃なんて可愛い名前のツラじゃないです」
「そ、そうだよねー…」

「なんで私の本名しってんだィ?」


 その言葉にビシリと一行はフリーズした。
 え、今なんつったこのババアは。なんつったよ、え?


「「「「「……嘘つけェェェェェ!」」」」」
「嘘じゃない嘘じゃない」
「な、凪?!」
「私がお登勢のこと、なんて呼んでるか思い出してみ?」
「「「「「……」」」」」



『 あやのんや〜い 』



「「「「「………………。あぁああぁああああああああッッ?!」」」」」
「イヤおせーよ」


 お登勢というのは彼女、寺田綾乃の源氏名だ。
 しかしまぁそれを聞いて銀時達は実に嫌そうな顔をしている。


 そんな時だ、スナックお登勢の黒電話が音を立てた。


「ハイ、スナックお登勢…、なに? いるよ、銀時なら。
 新八から電話だよ、銀時」

「なによ?」

「なんか…ジーさんがもうヤバイとか言ってるけど?」

「マジかよ?!」



(デッドオアアライブがいよいよデッドデッドデッドになったねー…)
(…そうだね)
(お花でも持っていくアルか?)
(そうしましょう。但しイモムシ入りでどうでしょう?)
(んなこと言ってる場合かァァァァァァァ!)