二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【出会い編(ver.瑠璃音)】 ( No.14 )
日時: 2013/10/25 11:59
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: wZQkUVus)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11650640783.html

 sora様

見に来て下さって有難う御座います!
私は神ではなくペラペラ紙の化身です(`・ω・´)+
凪の胸こそ神の化身でs((黙

————————————————————————————————


 今日も良い天気だなァとのんびり江戸の町を歩く凪。
 変わらぬ町の景色にほのぼのしながら歩いていると、誰かがぶつかって来た。


 05訓 ボルトってすごくね? 足の速さ半端なくね? ヤバくね?


「わッ?!」


 ぶつかってきた相手の方が驚いて後ろに転ぶ。
 凪は煙草を口にくわえ、片手を差し出した。相手の少女は凪を見る。


「ごめんごめん、よそ見してた。大丈夫ですかー」

「気持ちがこもってなさすぎじゃろう?! 大丈夫でないわ!
 妾は今急いでおるのじゃ! よそみしてるでないわ!」

「何このクソガキ? 無駄に腹立つんだけど?」

「ソレ本人の前で言う?!」


 花柄の着物に身を包んだ桃色の髪をした可愛い少女だ。
 この口調から行くと貴族か何かだろうか。

 むっくりと少女は立ち上がり、走っていく。
 差し出したままの凪の手が虚しく残った。


「……何あのガキ? つーか走るの速ァッ?!」


 漫画で言う足がグルグルの状態だ。速すぎて見えない。
 あっという間にその背中は去っていった。


「…何だったんだ」
「オイッ! そこの女ァッ!」
「…はい?」


 天人である。複数人いるようだ。
 嫌そうな表情を隠さずに凪は露骨に嫌な表情を浮かべた。


「…なんでしょうか」
「このあたりで女を見なかったか? 桃色の髪をした女だ!」
「あー…見ましたけど」
「どっちへいった?! 早く答えろ!」
「何で命令口調だコラ」


 本気で天人は嫌いだ。凪は煙草を天人に向かって投げつける。
 あぢぢぢぢぢぢっと大きな声をあげる天人。


「きっ、貴様ァッ! なななな何をするかァァッ?!」
「テメーら天人に命令口調で言われるとムカつく」
「知るかァァァッ! じゃあ何と言えと言うのだ?!」
「お願いします教えてください何でもしますからァァと言え」
「この状況でなんでドS発揮してんだァァッ?!」
「ドSじゃねーよテメーらのことが嫌いなだけだ」


 冷たく言い捨てる凪。天人はぐぅっと返答につまった。


「さァ言ってみろ。言ってみたまえ」
「何だこの女ァァ?! 性格悪ッ?! 性格悪ゥゥッ?!」
「性格悪くねーよテメーらのことが嫌いなだけだ」
「どんだけ嫌われてんの天人?!」
「もっ、もういい! 俺たちで探すぞォォ!」
「あ」


 そう言って去っていく天人達。あーあと凪は残念そうな表情だ。
 にしても…と凪は目を細める。


「…あのピンク髪ちゃん…もしかしなくても……」


 
(いたか?! こっちはいなかったぞ?!)
(こちらにもいなかった!)
(クッソゥ、一体どこに行ったんだ?!)

(————)

(…行ったみてーだけど? お嬢さん?)
(…すまぬ。……では)
(まァ待てよ。…オメー、何から逃げてんだ?)



 —


瑠璃音ちゃんの年齢層がいまいち分かんなかったので、
イメージとしては神楽くらいにしちゃいました。

ちなみに凪はSじゃないですよ。絶対。きっと。…たぶん。