二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【お通の父編】 ( No.82 )
- 日時: 2013/12/22 00:15
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: iF4FKrrS)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11733714643.html
Sora様
優姫くん書いてて楽しいですそして御免なさいww
私が書くとかっこいいキャラでもどうしてもギャグなキャラにorz
凪はクールなようで馬鹿ですから(`・ω・+´)キリッ←
己傘下様
なんか私のほうがごめんなさい((←
Dr.クロ様
凪は周囲の話を聞いてるようで聞いてないマイペース人ですからねw
今皆は笑ってるのにひとり五分後に爆笑し始めるような奴です←
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マネージャーの女と脱獄犯の男は夫婦であるようだ。
会場のフロントで話をしている2人を一行はこっそり見つめていた。
21訓 夫婦の関係が悪いときはどうするよ?
「…そうか。おめぇがお通のマネージャーやってたなんてな。
親子2人でここまでのし上がったわけか。…たいしたもんだ」
「アナタに言われても何も嬉しくないわ…。今更よく平然と顔出せたわね?
それに…アナタまだ服役中じゃなかったの? なんでこんな所にいるのよ」
妻のその言葉に男はぐぅっと黙った。それを見て呆れたように息をはく女。
「あきれた…13年前から何も成長してないのね。あなたが好き勝手するのは結構だけど…。
…私達親子のようにその陰で泣きを見る者がいるのを考えたことがある?」
「……」
「消えてちょうだい。…そして2度と私たちの前に現れないで。
あの娘に嫌なこと思い出させないで頂戴。…父親が人殺しなんて」
そう言って去っていく妻の背中を男は静かに見送った。
そんな時だ。ひょいっと男に対してガムとタバコが差し出される。
「ガム食べる?」
「タバコ吸う?」
「…オメーら」
凪と銀時だ。その奥には九六と百華、漆が座っている。
恐らく新八と神楽は館内だろう。瑠璃音もまた巻き込まれているのかもしれない。
「…タバコはもらうぜ」
「誰がやるか」
「じゃあなんで吸うって聞いたんだァァァァァ!!」
「…はいよ」
一本差し出される煙草とご丁寧にもライター。
口にくわえた煙草にカチリとライターで火を点ける男をじっと2人はみた。
「…まァ娘の晴れ舞台見るために脱獄なんざ…ガキみてーなバカじゃないとできねーか?」
「…………。そんなんじゃねェ、バカヤロー。…昔約束しちまったんだよ」
「……なにを」
「…もしアイツが歌手になれたら…百万本のバラをもって一番に俺が見にいく、って」
「「……」」
なんじゃそら、と銀時と凪が呟いた。ふんと男もそっぽをむく。
「…でも彼女がそんな約束を覚えているという保証はあるんですか?」
「あァ、それァ私も思ったよ、百華」
「そりゃァそうなんだけどよォ…」
「凪ィ、オメー情報屋だろ? わかんねぇの?」
銀時のその問いかけに凪はだぁーとため息をついた。
そして銀時の額にデコピンを食らわせる。
「あのね…情報屋は個人情報・社会的情報・秘密情報一応もってるけども」
「いやその時点でヤバイよねェ〜…」
「漆ィ、何か言ったァ? …そんな些細な情報は持ってねーの。
第一にそんな父親と娘しか知らない約束…しかも寺門通は最近売れ始めたばかり。面識もなし。
聞けるわけもないのに…どうやってその情報を知るよ?」
「いや、いつものスペックがパネーから」
「知るかボケ」
「あ…、凪。…神楽が」
九六の言葉に2人が視線を向けると、そこには神楽がいた。
何だかただごとではなさそうだ。
「銀ちゃん、凪! 会場が大変アル! お客さんの一人が暴れだしてポドン発射」
「「意味分かんねーよ」」
「いやあのですね、客の中に天人がいたらしくて」
「「天人…」」
その言葉に凪と百華の顔が露骨に歪んだ。嫌丸出しだ。
「これがまた厄介なことに食恋族…興奮すると好きな相手を捕食するという変態天人なんです」
「「「「「うわァァァァァァァァァァ!!!!」」」」」
「「「「「?!」」」」」
会場内にいた人達が一気にフロントへと逃げ出してくる。
そしてその会場内の中心には大きな大きな天人。
…腹に口があるようだ。
「…まさか、アレですか?」
「アレアルヨ」
「…き、気持ち悪い…」
「お腹に口があるよォ〜…?」
よくよく見ればお通ちゃんが襲われかけているようだ。
はっと男は立ち上がり、会場内へと走っていく。
「ちょっ…おっさん!」
「おいィ、天人がなんか言ってるアル!」
「「「「「へ?」」」」」
「お通ちゃ〜ん、ボクと一つになろう〜。
胃袋で」
「「「「「「胃袋でっつったァァァァァァァァァ!!!!!」」」」」」
(瑠璃音ェェ! 無事ィィィ?!)
(ぶ…無事じゃァァァ!)
(瑠璃音ェェ! 体当たれェェェ!)
(む…無理じゃァァァ!)