二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 情報屋ナギ 【お通の父編】 ( No.87 )
日時: 2013/12/25 21:38
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: rMeeZFi3)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11736211549.html


 Sora様

新八の扱いは…ねwwまァいざとなれば別ですがww

そ、そう言っていただけると…! ギャグっ子になっちゃうんですよホントww
優姫クンほんと書いて楽しいですよwwまた近いうちに登場するのでお待ち下さい!


 牡丹様

そ…そんな扱いを受けるからこそ新八です(・ω・´;)←


 己傘下様

めんどくさいなんてことは一切ないですがそれも面白そうですね!
ぜひぜひ話させてみます! 


 Dr.クロ様

きっとそうなのでしょうwwあの天人の考えることが分かりませんww


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 突如現れた腹に大きな口のある天人。
 瑠璃音をかばいつつ、凪達御一行も動き始めた。


 22訓 百万本のバラより純粋な気持ち


「とーうっ」
「グホェェェェェッ!」
「ナイス凪ィィィィ!」
「イヤ掛け声軽すぎじゃろォォォォォ?!」


 見事に蹴飛ばされる天人。相も変わらず凪の掛け声は軽い。
 しかし何とか立ち上がってくる天人。


「お通ちゃァァァん!」
「キャァァァッ?!」

「お通ぅぅぅぅぅッ!!」


 襲われそうになったお通を顔を隠した男が庇い、そのせいで男は天人に吹っ飛ばされた。
 その瞬間九六と百華、漆の目の色が変わったようだ。


「…変人天人アマント…」
「…いい加減にして下さいよ…?」
「…てゆかさァ〜」



「「「キメェんだよコルァァァァァァァァァァッ!!!!!!!」」」 

「うわァァァァァ!」


 番傘に仕込まれた銃により発砲を喰らい、そのうえ百華と漆が殴りにかかってくる。
 百華によるキックがヒットし、ついで漆のパソコンが天人アマントの頭を直撃した。

 泡を吹いてその天人アマントは倒れている。


「つ…強ェ…」
「…私、あのトリオにだけは逆らわないアル」
「私もそうしとく」
「…妾もじゃ」


 ふっと一行が男の方を見れば、お通とマネージャーに挟まれながら彼は倒れていた。
 顔を隠しているためにバレてはいないようである。


「あ…気がつきました?」
「無茶するわねェ、アンタ。こんなバカな真似して…何者だい?」
「…ただの……。…ただのファンさ…アンタの」
「……」


 それを見ていた一行。その時、トテトテと言う駆け足音が聞こえてきた。
 凪と銀時がそちらを見ると、瑠璃音が幾本かの花を持っていた。


「…銀時、アンタ……」
「ああ。…バラの花束は無理だが…こんなもんでも、娘ならきっと分かるさ」
「…らしくないことしてやがんの」
「うるせー。サンキューな、瑠璃音」
「いやいや、これくらいしか妾にはできぬからのぅ」


 瑠璃音は戦闘には不向きだ。
 …だがこうしてしっかり自分なりに頑張っている。凪はエライエライと言わんばかりに瑠璃音の頭を撫でた。


「おっさん」
「……?」


 ひゅっと銀時は男に向かって束にした花をなげると、踵を返す。


「百万本には及ばねーが、あとは愛情でごまかして」
「ファイトアル!」
「頑張れー。おっさんならできる。何故ならおっさんだから」
「凪、意味がよく分からんのじゃが」
「…頑張って」
「人間愛情だよォ〜」
「レッツファイッです」

「オメーら…」


 一行はのんびりと会場を出て行った。残されたのは男とお通、マネージャーだ。


「…………」
「……?」


 男は跪き、そっとその少ない花の束をお通に向けて差し出した。
 お通は疑問符を浮かべながらも受け取る。


「…じゃあな」


(お通…しっかりやれよ)


 そう心の中で囁いて男も会場から出ようと扉に手をかけた。
 そんな男の背中にお通の声がかかる。


「あの!」
「……?」
「…今度はちゃんとバラ持ってきてよね」
「…!!」

「私それまで舞台でずっと待ってるからさ! …お父ちゃん!!」

「……」


 それには答えずに男は静かに会場を去った。
 
 フロントに戻れば、凪や銀時一行がのんびりと待っていた。
 彼らは微笑みながら男を見る。


「…よォ、涙のお別れはすんだか?」
「…つーかまァ…ひどいカオ。素晴らしいお別れだったのか」


「っバカヤロー…! お別れなんかじゃねェ…!
 また必ず会いに来るさ…。…今度は胸張ってな」


 その言葉に優しく一行は微笑んだのだった。



(さて…務所に戻るか、おっさん)
(…おう)
(あ、銀さん、凪さん。それにみなさんも。大丈夫でしたか?)
((((((( ぱっつぁんまだいたのか… )))))))
(なんか言いました?)
(((((((いや、なんでもないです)))))))