二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.124 )
日時: 2013/11/13 20:08
名前: 楼蘭 (ID: fE.voQXi)





二十五訓/表と裏。自我と非我。どれも全て要は自分自身だよね?


「伊東先生と零番隊の帰還を祝して!カンパーイ!」
「「「「カンパーイ」」」」

大広間に集まり皆ご飯を食べていた。

「いやぁ、伊東先生。本当にご苦労様でした」

近藤が伊東にお酌をするのを見てすかさず行動に移すのがお隣。

「黒田さんもお疲れまさでした。お酌しやすぜ?」
「はい、兄さん。これ黒田さん用の特製濃硫酸」
「おぃぃ!それビン底溶けてるんですけどぉ!?」
「菫ぇ、俺のズボンも溶けちまうや」
「あっ、ごめんなさい。ならこっちにします」

菫が、渡したのはハブ酒。

「ぎゃぁぁ!そんなもんみせんなぁ!」
「大丈夫大丈夫。毒抜いてやせんから」
「永遠に眠り続けるぐらい美味しいですよ☆」
「ぐらいじゃなくて眠り続けるからぁ!あっちの世界行くからな!?」

最近銀時にツッコミが似て来た。

「しっかしあれだけの武器。よくもあの幕府のケチ共が財布の紐を解いてくださりましたなぁ」
「近藤さん。ケチとは別の見方をすれば利に敏いという事だ。ならば僕らの出しによって生まれる幕府の利を教えてやれば良いだけの事」
「林檎に里芋?」
「夕凪副隊長。違います。利に敏いです」
「利益に敏感ってこと」
「成る程」
「もっとも、近藤さんの言う通り、地上で這いつくばって生きる我々など意にも栄えぬ頑迷な連中だ。日々強大化して行く攘夷志士の脅威を分かりやすく説明するのも一苦労だったがね」
「…あはは、違いない。違いないよ。奴らは頑迷だよね。本当頑迷」
「勲、アンタ頑迷の意味わかってないでしょ…」

夕凪の隣に座っていた茶髪のロングの美人、近藤美月は弟である近藤の喋り方で思いっきり突っ込んだ。

「「「近藤さん、頑迷てなんですかぃ?」」」
「うるさいよ!お前等は!子供は黙ってなさい!」
「やっぱりね」
「近藤さん、あのような者が上にあってはこの国は滅ぶだろう。我々はいつまでもこんなところに燻っていてはいけない。進まなければならない。俺等はもっと上を目指し満身しなければならない。そしていずれはこの国の中枢に合う剣となりこの国を救うことこそがこの国の武士として生まれたものの使命だと僕は考える。そのためならば僕はこの命を捧げても構わないと思っている。近藤さん!一緒に守りましょう!」
「皆!!頑迷に頑張るぞ!」
「いや、頑迷の使い方間違ってます」

近藤の馬鹿さ加減にため息をついた美月だった。

「「「くだらない…」」ねぇ…」

零番隊の三人は揃って呟いた。


その夜隊員が部屋に来た。
見知らぬ奴らばっかりである。

「黒田隊長、夕凪副隊長。貴方方は伊東派と土方派。どちらなのですか?」
「「何それ?」」
「何って」
「俺は零番隊。伊東って人と今日初めて合ったし知るわけねぇだろ?大体俺は自由気ままな零番隊で十分」
「僕は松一筋。ってか人叩き起こしといてそれ?キレていい?」

夕凪が刀を手に持ったため隊員は颯爽と部屋を出た。


次の日
「トシィィ!?」
「ん?」

目の前を思いっきり全力疾走して来た。

「……誰あれ?」
「えっ?」

夕凪の言葉に松菊は驚いた。何せ懐いていた夕凪が土方に向って誰って…

「何言ってんだよ…十四郎だろ?」
「違うよ、アレ違う」
「?」

松菊は取り敢えず十四郎の後を追った。

「おい、十四…は?」

松菊が見た姿は……アニメを見ている十四郎だった。

「えっ?いや…いやいやいや。俺、寝不足かな?」

松菊は見なかった事にした。
が次々と局中法度を破る土方。

「なぁ、夕凪」
「何?」
「十四郎の事覚えてるか?」
「松…頭爆発したの?」
「何でだよ!」
「トシはいつもいるじゃん」
「お前何で誰って言ったわけ?」
「え?だって時々油汚ない臭いがするんだもん。トシはマヨだよ?」
「えっ?あいつマヨネーズの臭いすんの!?」
「でも油汚ない臭いの方が増えて来たけど」
「何じゃそりゃ?」
「ヒッキーオタク?」
「いや、聞かれても…」