二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.141 )
日時: 2013/11/16 23:14
名前: 楼蘭 (ID: LAVz8bty)




二十五訓/表と裏。自我と非我。どれも全て要は自分自身だよね?



「あのぉ…すみませんでした。まさかあんなところに貴方方がいるとは思わなくて…その、土方さん、夕凪ちゃん」
「いやぁ、別に良いんだよ。この限定フィギュアのトモエ5000が無事だっただけでも良しとするさ」
「僕全然オッケー!」
「こっちがオッケーじゃねぇ!」
「いたっ!」

松菊は思いっきり頭をハリセンで引っ叩いた。

「の前に、黒田さん。あの方は本当に鬼の副長さんなんですか?」
「違うよ、豚だよ」
「どーみても違うネ」
「夕凪。お前ちと喋んな」
「えっと、本当に土方さんだよね?」
「何を言ってるんだよ、坂田氏ぃ〜」
「坂田氏!?」
「このとぉり!正真正銘の土方十四郎でござる!」
「ござるぅ!?ちょっと松菊君?御宅の上司どうなってんの!?」
「オタクの上司になったみたいだな」
「今うまい事言ってる場合なんですか?」
「駄眼鏡さん、臭い口でお喋りしないでください」
「いつにも増して酷くない!?」
「椿姫さんはいつもだよねぇ」
「はい」

椿姫は満面の笑みで答えた。

「あっ、神楽氏。そのチャイナ服は!さては、魔法少女中華菜パパイヤのコスプレでござるな?かなり完成度が高いねぇ、ちょっと写真取らせて貰ってもいいかな?」

神楽は頬を染めながら土方…(この時はトッシーとしとく。ややこしいから)が写真を取るというシュールな絵図が出来上がった。

「何ででれてんのぉ?」
「…銀時様。あの方は物凄く絡み辛い非常に嫌いな人物なんですが…」
「椿姫、もぉ蹴り倒していいぞ」
「いえ、お客様ですし」
「ってか松菊君?これどぉいうこと!?」
「おれも知らん!」
「本物みたいですけど、別人みたいですよ!?」
「なんか、夕凪曰くマヨネーズの臭いがしないらしい」
「マヨネーズ!?」
「今は油汚ない臭いらしい」
「G類じゃありませんよね?」
「新八君?そんなの出たら俺死滅」
「松がどっか遠くをみてる…」
「戻ってこーい」

想像で意識を松菊は手放してしまいました。

「つぅか、あの。土方さん」
「なんだい?志村氏」
「あの、お仕事はどうしたんですか?昼間っからこんなところぶらついて」
「仕事?あぁ、真選組なら首になったでござる」
「えぇ!?真選組やめたの!?なんで!?」
「んー、まぁつまらない人間関係とか嫌になっちゃってねぇ、危険な仕事だし。大体僕に元々向いてなかったんだよねぇ。それに僕、第一志望アニメ声優だったしね」
「そんな!そうだったの!?」
「まぁ、今は働かないで生きていける手段を探してるって感じかな?働いたら負けだと思ってる」
「ニートだ。ニートの考え方だ!」
「っていってますが?」
「こんなんじゃ、俺等が庇ったのがバカらしくなってくるわ」

夕凪は俯いたまま答えない。

「そうだ!考えたら君等もニートみたいなもんだろ?」
「誰がニートだ。一緒にすんじゃねぇよ!」
「どうだ?僕と一緒にサークルやらないか?今僕To LOVEるの同人本書いているんだけど坂田氏や黒田氏はジャンプに詳しいだろ?」
「何気に俺を混ぜやがったな」
「一緒にナツコミで裏稼ぎしてみないか?」

そういって取り出した本。

「「売れるかぁ!!ガキの落書きじゃねぇか!!」」
「参ったなぁ。貯金は殆どフィギュアに使っちゃってねぇ、もぅ刀でも得るしか無いかぁ」
「最低なんですけどこの人!フィギュアの為に侍の魂売ろうとしてるんですけど!」
「もう何度も売ろうとしてるんだけどね、どうしても手放せないんだよぉ。店の人が妖刀とか言ってたけどまさかねぇ」

その言葉に全員凝固。

「あっ、ある朝刀が美少女に変わって僕の隣で寝ててぇ、やべっ!萌えてきたんですけどぉ!」

その瞬間夕凪は俯いてた顔を上げトッシーの胸ぐらを掴んだ。

「ギャーギャーやかましいわ、クソハゲが。向いてないって?声優だって?その瞳孔開き気味が生かせんのは真選組だけだろうが」
「あぁ、夕凪がキレたヨ」
「銀時様、鉄子さんの元にいかれてはどうでしょうか?」
「だな」
「夕凪、やめろっての。眠たい時無駄に起きるとすぐ絡む癖やめろっての」

松菊は夕凪を怯えるトッシーから引き剥がす為に立ち上がった瞬間前をクナイが通り過ぎた。

「えっ?」
「ちっ、銀時。てめぇさっちゃん様からの贈り物なんで受け取らねぇんだよ」
「でたよ」

上から降ってきた燕に思いっきり椿姫は蹴り上げた。が忍者。綺麗に躱す。

「銀さぁん!」

戸を開けて入ってきたのは茶髪の女みたいな真田幸若だった。

「げっ」
「だれ?」
「お?初顔だな。俺は真田幸若。気軽に幸さんと読んでくれ。そして銀さん、ツケ払え」
「俺黒田松菊。ってか男かよ」
「あはは、あれ?銀さんは?」
「えっ?」

いつの間にか姿を消していた。

「ツケ、払おうか?」
「いや、隣だからいい!」
「あっ、そう」