二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.193 )
- 日時: 2013/11/24 11:32
- 名前: 楼蘭 (ID: kcW8BmfX)
二十五訓/表と裏。自我と非我。どれも全て要は自分自身だよねぇ?
「てってれぇ!どどどどど〜」
楽しそうに口で効果音を吐きながら後ろへ乱射する夕凪。
「あれ?松ぅ、銃弾切れたよ?」
「えぇ?マジかよ」
っとか言うがこの二人が乱射した玉の数、軽く200万発を越え。
「悪いがオイタはここまでにして貰おうか」
後ろからの声と共にバイクが通り過ぎ刀でタイヤを切られる。
「ふわっ!」
「夕凪!」
松菊はバランスを崩しバイクから飛び出した夕凪を抱え坂を転がった。
「夕凪、怪我ないか?」
「松、毛が無いよ」
「イントネーションちげぇ!ってかここでボケるか…。状況わかってんのか?」
「全く、真選組にまさか貴方ほどの手練れがいたとはね。黒田松菊…いや、黒き太陽」
「お前」
「覚えていたか」
「誰だ?」
「……」
「だよね、松がそこまで記憶力あるとは天が三角になる前兆かと思ったよ。奇兵隊副隊長久坂隆司。又の名を疾風。高杉晋助の実弟」
「こいつが!?…なぁ、悪りぃんだけどさ。そこどいてくんない?」
「おちょくってるのか?」
「本気だ」
「なら力尽くでどうぞ」
松菊と隆司が鞘から抜いたと同時に共に斬りかかる。互角と言うべきか、どちらもスピード共に負けず劣らず。
夕凪の方は隆司についてきた軍勢に切りかかっている。
が銃弾を使う輩も多く押され気味。そんなとき背後からの銃弾に気づかず胸を撃ち抜いた。
「くっ!」
「夕凪!!」
「余所見が命取りだ」
夕凪が銃弾に撃たれたのに目を向けていまい隆司の刀が胸部を切り裂く。思った以上深手を負い血が吹き出しその様子を見て夕凪の中で何かが途切れた。
「ぐぁぁぁぁぁ!!!」
夕凪の周りにいた男達が次々と血を撒き散らしながら倒れて行く。
「ん?」
隆司が気がついたときには夕凪は返り血を浴びた姿で佇んでいた。手には刀は無く手が赤く染まっていた。
「へぇ…君夜兎なんだ」
無言で夕凪は隆司を見ると駆け寄って行く。
隆司は素早く刀を鞘から抜刀する。が夕凪は避けると不安定な体制でありながらも両脚を隆司の首に巻きつき容赦無く横腹を貫通させる。
「ぐっ!」
吐血をしながらも隆司は夕凪に切りつけた。
モロにくらい確実に深手を負う。が本人は別に痛む様子を見せない。
夕凪は隆司にもう一度血を流しながら駆け寄りてを伸ばした直後。
「それ禁止だって言ったじゃん俺。つくづく話の聞かねぇ小娘だな。っつっても無感だからわかんねぇか」
赤髪のショートの男が隆司の目の前で夕凪を抑えていた。真選組軍事訓練最高顧問でありなおかつ美月の夫、如月である。
「なっ!」
「おっと、ダマんな。なんでとかは聞きたくねぇ。俺が答えんの面倒だから。おっ?なんだ?ヤル気か?」
夕凪は如月から片手だけ自由になると胸部に手を当てようとする。
が如月は容赦無く鳩尾を殴った。夕凪気絶。
「如月…さん…」
「おっ?死んでなかったのか。しぶといなぁ」
「へへっ、あんたにだけは言われたく無い。っ!」
「俺はMyスゥィートが待ってるんでこの小娘ごと列車に向かうから後やっとけよ」
「相変わらず…容赦ねぇなぁ」
「可愛い子には旅をさせよってな」
如月は走り出した。
「ふっえげつねぇ姿だな?」
「うるさい、お互いだろ」
「さてさて続きといこうじゃねぇか」
松菊と隆司は刀を再び交え始めた。