二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還” ( No.23 )
日時: 2013/10/23 17:45
名前: 楼蘭 (ID: Kot0lCt/)


十三訓/生き物と生物。生物と書いてナマモノですけど?

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

屯所内に途轍もない叫び声が響いた。

「やかましいわっ!!」
「とととと十四郎!!!!」
「とが多いから!!」

顔を真っ青にして松菊が走って来た。

「黒田さん、キャラ崩壊してやすぜ」
「へへへへ蛇が!!」
「「「蛇?」」」
「蛇が部屋の中!!」
「あははは。江戸っ子の生き様を良く見てるんだぞ」
「局長、蛇行けるんすか!?」
「黒田さん、近藤さんはゴリラですぜ?負けるはずねぇや」
「ゴリラ関係なくね?」
「江戸っ子…スゲー」
「いや、お前が乙女すぎんだよ」

松菊と夕凪の部屋までいきふすまを近藤が開いた。

「…えっちょっえぇ!?」
「でかっ」
「こりゃまた」
「でたっ!」

目の前に広がっていたのは夕凪が顔を両手でしっかり持ってシャーっと言いあっている光景…なのだが驚くべきは長さ。軽く10mはある。

「あっ、松、トシ。総ちゃん、局長。蛇皮の財布って欲しくない?」
「夕凪!?満面の笑みで何言ってんの!?」
「おぉい、そりゃどっかの主だから返して来い」
「あっ、そういやさっきテレビでどっかのバカ皇子がペットを見失ってどうこう言ってやしたね」

蛇は夕凪の体に巻きつこうとして

「シャー!暴れたら蒲焼きにして食べちゃうぞ!」

っとマジ顔で言われて胴体を下ろしたが未だ威嚇中。

「やめろぉ!それだけはマジでやめてぇ!俺お前に100m以上近づけなくなるからぁ!!」
「おぉい、夕凪。松菊が半泣きだぞ」
「松、大丈夫」
「よかっ」
「鰻も蛇も捌いたら味変わんないって」
「そこぉ!?」
「とんだ野生児がいたもんだな」
「土方さん、近藤さん気絶してまさぁ」
「…」

結局この蛇は何処ぞのバカ皇子に引き取られました。

「作者!!てめぇ!マジで爬虫類ばっか出してんじゃねぇよ!!」