二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還” ( No.25 )
日時: 2013/10/24 17:23
名前: 楼蘭 (ID: mvR3Twya)


十四訓/僕と松と時々破天荒。みんな違ってみんないい?by夕凪

「はっ?今なんつった?」
「なんか小・群さんの御影って聞こえたよ?」

珍しく松菊と夕凪は近藤と土方の二人に呼び出されていた。

「誰だ!?それ!ちげぇわ!将軍・殿の護衛だ」
「殺しじゃなくて護衛だとぉ!?」
「殺すな!!お前らの首が即飛ぶぞ!」
「なんで僕らが護衛?」
「ねぇ、お前ら分かってる?ここ警察。護衛は任務」
「「討伐部隊に護衛をしろと言うのか!?」」
「だぁ!!やかましいなっ!さっきからそう言ってんだろうが!」

近頃攘夷運動が活発化してきており、つい先日城内にて将軍は殺されそうになったらしい。
因みに神楽が丁度そよ姫の元に遊びに来ていて相手に運悪く殺人ボールがヒットし未遂ですんだそう。

「俺らじゃなくて万事屋でいいじゃん」
「神楽姉すごーい」
「一般人に任してんじゃねぇよ」
「兎に角、よろしく頼む」
「えぇ…」
「さっさといけ!」
「了解!」

夕凪は思いっきり土方と近藤にバズーカをぶっ放した。


「おもてをあげよ」

将軍・茂茂様。意外と好青年。

「真選組零番隊隊長黒田松菊と申します」
「真選組零番隊副隊長柳田夕凪です」
「まぁ、可愛らしい。神楽ちゃんの言ってた通りね」
「そよ姫様も神楽姉同様かわいいですよ」
「こらっ!」

夕凪は平然とそよ姫に返事を返して松菊に殴られた。
余計な事はまだするなっと目で訴えている。
茂茂もそよ姫も微笑んでいたため穏便にすみそうだったのだが…

「お待ちください!」

一人の護衛らしき人が意義を唱えた。

「なんだ?」
「こんな素姓も分からぬものに護衛を任せるのですか!?」
「何が言いたい?」
「真選組討伐部隊とは相当腕っぷしだと聞きます。偽物かもしれません!実際みてみなければ」
「質問いいですか?」
「…」
「なんだ?」
「僕ら側とすればこの方々の方が怪しいんですけど?」
「何を!?」
「だって…僕らがいつ討伐部隊って言いましたか?」
「っ!」

その部屋にいた者が一斉に茂茂とそよ姫に向けて銃と刀で向かった。

「きゃっ!」
「殺すな」
「了解」

夕凪は刀に手をかけて男たちを通り過ぎた。
その瞬間男たちは倒れ刀と銃は裁断された。

「ばぁか。真選組の零番隊は討伐部隊と有名なんですぅ」
「怪我はありませんか?殿、姫様」
「あぁ」
「大丈夫です」
「そうですか」
「松!みて!凄いの出てきた!」
「夕凪!殿の前!!」
「あっ…ごめんなさい」
「すいません。陽気なもんで…」
「元気だって聞いてましたから」
「かまわぬ。それよりその白いのは」

夕凪の手に持っていたものが気になったようだ。

「っ!それを」
「あの人たちが持ってました」
「それはなんだ?」
「これは…麻薬です」
「それが」

茂茂も始めて見るようだ。
まぁ天人との関わりが少ないからだろう。

「…これは裏がありそうだね」
「だから殿の前だっつってんだろぅが」

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還” ( No.26 )
日時: 2013/10/24 21:07
名前: 楼蘭 (ID: mvR3Twya)



十四訓/僕と松と時々破天荒。みんな違ってみんないい?by夕凪


殿こと茂茂様は多分天然なんだ。
命が狙われてるのに、現に俺らが入ってから一日十回以上仕留められそうになるのに…祭りがあるから行くって…天然かもしくは頭がイかr

「愚痴愚痴うるせぇよ」

おっと…このマヨラーはエスパーか?

「さっきからだだ漏れだ!」

…そして祭りの屋台で俺は今夕凪に護衛を任せ俺は十四郎に押収した麻薬を渡していた。

「無視か!ってか姫様は?」
「あの姫様、チャイナ娘の友達だけあってスゲーよ。いとも簡単に遊びに行っちまった」
「はぁ!?」
「類は友を呼ぶとはマジだったぜ」
「いや、何言ってんの!?狙われてる状況下で姫様ほっといたのかよ!」
「だって夕凪が綿飴持ちながら帰ってきて神楽姉とどっか言っちゃったって言うから」
「から。じゃねぇし」
「殿直々にほっとけって言ったし殿は夕凪の持ってた綿飴に夢中」

何事も起こらず祭りの終盤にあたり爆撃が起こった。

「きゃぁぁぁ!!」

逃げ惑う人々。屋台の上では夕凪が笠を被った男と剣を交えていた。

「ガキが相手で将軍も見納めかと思ったが…腕はたつようだな」
「褒めてくれてるの?」
「あぁ」
「ふぅん。人間相手じゃ斬っちゃダメだし…お兄さんも手加減してくれてるし褒める要素なく無い?」
「…気づいてたか」
「本気じゃないよね?ってか殿様いないのわかってて僕に斬りかかってきたでしょ?何の用?」
「俺の依頼さ」
「ふぅん。誰から?」
「おれさ。柳」
「っ!?」

夕凪は驚いて振り返るとそこには鵲の姿があった。

「なっ…んで…っ!?」
「言っただろ?迎えに行くって」
「やだっ!来ないで!!」
「おいおい、泣いてんぞ。お前どんだけ嫌われてんだよ」
「あれ?パパなのに」
「やっ!」

夕凪はもう一人の存在を忘れていたのか背中を向け手刀を入れられた。

「ったく。お前マジで誘拐犯じゃねぇのか?」
「酷いっ!」

夕凪は抱えられた。
鵲は笠を被った奴と反対方向に歩き出した。

「何処行くんだよ」
「むかつく奴を仕留めるついでに返してもらった報告だな」
「…おらぁ船に帰ってるぞ」
「高杉、お前後で返せよ。おれの子」
「似なさすぎて渡せるか」

「…そんなに似てない?」