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二十七訓／親と子。互いに立場って理解しにくいよね？


「ぎゃぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！」
「………あの」
「ひぃぃぃぃぃ！！！！」
「あの！！」
「何！？」
「さっきカッコつけましたよね？」
「ひぃわっ！？」
「どうしてそんなに慌ててるんですか？」

そう、松菊だけは絶体絶命。
なぜ？なぜなら！カエルやヤモリなどといった爬虫類がうじゃうじゃいるから。
どこに？
そう！階段の扉の中に！

「はわわわっ！！」
「…さっきはかっこ良かったのに……」
「うわっ！！！こっちきた！！！ひぃぃぃぃ！！！」

逃げ惑う松菊に椿姫はため息をついた。
その時、上から影がさした。

「えっ？」
「ひおっうっ！？」

椿姫は間一髪でよけた。降ってきたのは大きな斧。

「椿姫様？旦那様が悲しむじゃないですか」
「知りません。ってか誰ですか？」
「過激派攘夷浪士、暗殺名手。櫓（ヤグラ）」
「しんでなかったんですね」
「いや、かってにころさないで？」
「あら、貴方よけたんだ」
「黒田さん。この方男の方ですか？女の方ですか？」
「俺に聞く？」
「ってか復活したんですね」
「この鎌にどうやらアレらが嫌がるやつを塗ってるらしくよってこねぇ。素晴らしくね！？」
「そうですね（棒）」
「あれ？ちょっと悲しくなってきた」
「無視も体外にしなさいよ！」
「虫！？」
「違う！！」
「虫は無視して先に行きますよ」
「おっ、上手い！」
「上手くないわよ！！！」