二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.287 )
日時: 2014/01/02 23:07
名前: 楼蘭 (ID: Z6QTFmvl)


二十七訓/親と子。互いに立場って理解しにくいよね?


「あれあれぇ?よくみりゃ櫓と楼閣(ロウカク)だ☆」
「知ってんのか?」
「過激派攘夷浪士。暗殺名手☆」

菫は刀に手をかけた。

「黒田さん。獲物、貰いますよ☆」
「…っ……しゃーなしな」

松菊はそのまま後ろに倒れ、夕凪が肩で受け止めた。

「椿姫さん、ありがとう。大丈夫だよ」
「天パさん」
「銀さんだって」
「コレは私の獲物だから先行ったら?待ってても分けてあげないよ?☆」
「ちっ、全く。可愛くねぇガキばっかだな。行くぞ」
「えっ!ひゃっ!」
「椿姫、あとで追いつくからよろしくね?」

椿姫を抱え走り出す銀時と神楽と新八。

「行けると」
「思ってるの?」

巨大な斧と大量の爬虫類の群れが銀時達に向かう。
が斧は刀の混じり合う音と共に弾かれ、群れは夕凪の前で止まった、

「そんな鈍らな刃物でよく暗殺名手って言われてたね☆脳みそまで鈍にしたげようか?☆」
「あらあら、小娘が言ってくれるじゃない。楼閣。どうしたの?」
「いうこと聞かない」
「えっ?」

夕凪は固まってる爬虫類をみて薄く笑ってる。
「僕、動物大好きだけど仲間傷つけるの嫌いなんだよねぇ?みんな来たらわかってるよね?」
「動物は絶対的相手に勝ち目がないと分かると動かなくなる」
「キヨちゃん、よろしくね。松手当てするから」
「はいはーい」



「あらっ?みんな遅かったですね。なにしてたんですか?」
「…ははは、そういう女だと思ってたよ…」
「姉上ぇぇ!!」
「姐御ぉぉ!!」

部屋には見張りをこてんぱんにし終えたお妙がいた。

「大丈夫ですか?」
「大丈夫よ、あれぐらいなんでもないわ。それより銀さんお久しぶりですねぇ」
「いやいや、言葉とその拳あってないんですけどぉ!?」
「だって、ねぇ」
「銀ちゃんがヘタレなのがいけないアル!」
「そうですよ!僕らまで巻き込まれて」
「何でそっちについてんのぉ!?なんで銀さんだけわるものぉぉ!?泣きそうなんですけどぉ!?もう涙溜まって今でもこぼれ落ちそうな勢いだよ!これっ!!」

いつもの言い合いに椿姫は思わず笑みをこぼした。