二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.292 )
日時: 2014/01/01 17:35
名前: 楼蘭 (ID: RKif8kSb)






二十七訓/親と子。互いに立場って理解しにくいよね?


「親子か…」
「何してるの?鵲」
「ぶふぁっ!」
「ちょっ!汚いヨ!」
「日本茶飲んでる時にこっちくんなよ!ったく」

鵲は吹いた茶を掃除しながら突然現れた神威の方を向いた。

「んでなに?」
「用なんてないヨ」
「お前、マジで殺してやろうか」
「ヤル気?」
「バーカ、ウソだよ」
「えぇ!?ヤろうよ!」
「どっかのバカとヤって来いよ」
「バカいるじゃん」
「俺は今思い出してんの。邪魔すんな」
「走馬灯はどう?」
「死ねってか?死ねってか?」

そういいつつも鵲の隣に座り込む神威。

「何思い出してたの?」
「何ってお前が捨てたもの」
「?なんか捨てたかな?あっ一人捨てたかも」
「いや、そうじゃねぇし。つーか捨てたんじゃなくてヤったんだろうが」
「え?あぁ…そうかもね」
「そうしかねぇから。ったく」
「で結局何思い出してたわけ?」
「家族だよ」
「柳?」
「もだし、俺が唯一惚れた女のことさ」







『なぁ緋宮』
『何でしょう』
『こんなカゴに入ってねぇで俺と外見にいかねぇか?』
『ふふふ、貴方だけですよ。この呪い姫にそんなことをいうのは』
『なんだよ、せっかく俺が言ってんのに』
『まぁ、すぐ拗ねて。それでも暗殺稼業、八咫烏の頭領ですか?』
『うるせぇよ、可愛い顔してすぐもの壊すやつにとやかく言われたくねぇよ』
『あら、可愛いだなんて言ってくださるの鵲様だけですよ。みなさん逃げてしまいます』
『べっ別に可愛いとか…』
『ふふふ、顔真っ赤』
『ちっ、くそっ!』







「にやけてるヨ」
「にやけてねぇ、思い出して笑ってんだよ」
「ってかその人ってなに?強いの?」
「何故か夜兎の血を持ってたやつ……ってあれ?俺しゃべったか?」
「全部もれてたヨ?」
「……マジで?」
「ってかさぁ本当に柳と親子なの?」
「みりゃわかんだろぅが。正真正銘の親子だ」
「まぁったく似てねぇですよ?鵲さん」
「阿武兎。お前いきなり入って来てそれ?酷くね?」
「でも嫌がってるヨネ」
「お前そんなに俺の心ズタズタにして楽しい?ねぇ?」
「ん?」
「鵲さん、無意識ですよ」
「もぅヤダ。最近のやつデリカシー無くて俺嫌い」