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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.297 )
- 日時: 2014/01/02 18:37
- 名前: 楼蘭 (ID: 0.f9MyDB)
二十九訓/緋宮と鵲。
暗殺を次々とやらされる。
別に今更怖いなんておもわねぇし殺しに躊躇いなんて芽生えねぇ。
そんなもんは今更すぎる。
そんなもん持ってりゃ邪魔なだけだ。
「鵲、護衛をしてくれ。異端児いや呪い姫を」
「御意」
呪い姫?異端児?
黒塗りの大きな扉、光も入らない薄暗い場所。
所々ボコボコ。
こんな城の真下に何がいるのか。
何が隠されてんのか。
ただわかること。
「アレは鵲、お主もを喰らうぞ?」
危険。ただそれだけだった。
重たい戸を開けて中に入った時だった。
「はぁぁぁぁ!!」
頭上より声がして見上げると何かとぶつかる。
「私が何したのですか!こんなとこに閉じ込めただけでは物たりないのですか!?私は好きでこのように生まれてきたわけではないのに何故殺されなければならないのですか!」
整った顔立ち。だが今まで見た地球の、この街の奴らとは少しだけ違った。
青い目に赤い髪。そして雪のような白い肌。
俺が一番見たくない夜兎の特徴だった。
「別に……殺しにきたわけではない」
「うそです!」
「定々公の命だが」
「定々様の?」
信じたらしく馬乗り状態から立ち上がる。
「で、なんの命なのですか?」
「護衛」
「誰の?」
「あんた」
「…杏太さんの護衛ですか。残念ながらここにはそんな人はいらっしゃいませんよ?」
「いや、誰?それ」
「貴方は馬鹿ですか?」
真顔でそう言われると物凄く殺意が湧く。
ってかこいつの頭の中は大丈夫なのか?
「貴方が言いだしたんですよ?」
「呪い姫の護衛っていえば通じるのか?」
「あら、それは私ですね。最初っからそう言ってください」
言ってたよ。
こんな出会いが俺たちの出会い。
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