二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.301 )
日時: 2014/01/02 23:02
名前: 楼蘭 (ID: Z6QTFmvl)





二十九訓/緋宮と鵲。




護衛ということで常について回るのだが…



「ねぇねぇ、貴方はなんでお兄様に着いてるの?他の星の方?お城の外ってどんなところ?ねぇねぇ、きいてる?」




人の周りをうろちょろとしててうるせぇ。
背がちっこいくせにやたらとウロウロして邪魔だ。





「ん?…お兄様?」
「えっ?えぇ。私定々様の妹よ?言ってなかった?」
「年が離れすぎてないか?」
「失礼ね、こう見えて私は15才よ」
「……威張る割には見た目通りだが」
「えっ…そうかしら?」






天然の馬鹿に決定だ。




「あっ、自己紹介がまだでしたね。私緋宮(アケノミヤ)と申します」
「鵲」




今更な気もする。だが純粋な笑顔で緋宮は口を開いた。





「鵲さん、貴方は暗殺家でしょう」



図星だった。だが顔に出す事はない。





「何故?」
「ふふっ私の特技です。少し鼻が利くんですよ」
「だったらどうする?定々公に泣きつくか?」
「私の事なんて誰も知りませんよ。むしろいなくなった方が喜んでくれます」
「なら護衛なんてつけない」
「私が殺すかもしれませんよ?」








さっきまでの笑顔と違い寂しげにに俯く。





「俺は死なない。加担してるわけじゃなくて本当に」
「ふふふ、そうなのですね。だからお兄様はつけてくださったのかしら」
「殺されるって言ったな」
「えぇ、実母に。私は全く太陽を見る事が出来ません。そしてその代わりにか力は人離れしています。何故か戦闘能力?でしたっけ?みたいなものも備わっているのです」



夜兎にそっくりだ。聞けば聞くほど。だが何故?
奴らはここにはいないはずだ。



「昨日も寝ている最中にヤられかけました」

そう言って見せた首には刀傷がほぼ塞がってはいるものの残っていた、




「その相手は?」
「誤って仏様にしちゃいました☆」
「……」
「びっくりしちゃって、ほら私って誰にも言われないけどってか誰も近寄ってこないんですけど、襲われやすそうじゃないですか?だから思いっきり突き飛ばしたら……てへっ☆」








冷静に聞いた俺が馬鹿だった。