二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.321 )
- 日時: 2014/01/05 21:03
- 名前: 楼蘭 (ID: RKif8kSb)
二十九訓/緋宮と鵲。
緋宮が消えた事は江戸中のニュースになった。
「あら、私って以外と人気があったのですね」
「俺悪役だな」
「ふふふ、お兄様は知っておいでてすしね」
「定々様は勘がいいからな」
「っというか見られてましたし」
「暗殺で上がってきた極悪人とは思えねぇな」
「ただ私の事を自らの手で出さずに済んだと言う考え方もありますよ」
「あぁ…あるな」
それから暫くして戦争が起こった。
「…ヤバイな」
「鵲様、どうしますか?」
「返り血浴びながら聞くのやめてくんね?怖いから」
「こちらの方々が悪いんですよ?」
「いや、わかるけどもね」
緋宮の周りには天人が倒れていた。
俺は緋宮の顔についた血を拭う。
「ふふふっ」
「よくこの状況で笑えるな…」
「だって、鵲様と御一緒ですから」
「っ///////」
「ね?」
「……可愛すぎんだよ、バカ」
だが戦争の勢いは収まるどころか勢いをまし始めた。
宇宙に出るのも戦争で出れない。
それどころか天人共が人間を滅亡しようとしている。
俺も早く帰った方がいいな。
「あら、おかえりなさいませ」
「うわぁっ!!」
「うー?」
「なんですか?大声だして」
「なっ…なんだ。緋宮か。柳も」
誰もが叫ぶから。
「二人で血まみれってどう言う事だよ」
「あぁ……アレです。二人で仕留めたんですよねぇ」
「うっ」
二人の満面な笑み。だが…二桁ほどの天人が倒れてる。
「……」
「鵲様も相当ですよ?」
「あぁ…ちょっと乱射銃に当たった」
「もぅ、ダメじゃないですか」
「なおったよ」
「もぅ、無茶ばっかりして」
「それこっちのセリフな」
「あー…うっ!」
「ほら、柳も言ってんだろ」
「むぅ…」
そんな和やかな日々。
そんな和やかな日々は一瞬で砕けた。
天人の襲撃により。
「……緋………宮…………。や……なぎ………」
血まみれって倒れる二人……
「うそだ………おい………」
そんな時だった。
微かだが柳が泣き始めた。
俺の……血か………
緋宮に俺は世界を見せてやれただろうか
俺は緋宮に………
緋宮そっくりな柳。
俺は柳に世界を……
見せてやろう。
緋宮を殺した奴らの中でトップに立つ。
なぁ、緋宮。
俺に宝物をくれてありがとう。
緋宮