二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.351 )
- 日時: 2014/01/16 22:39
- 名前: 楼蘭 (ID: en4NGxwI)
三十訓/男と女。高嶺の花も路傍の石も生きてりゃ価値はかわらねぇ
「嘘だろっ!?」
「間違いない。つけてる帳簿にも書いてなかった」
「如月さん、どうやって調べたんですか?」
「ん?堂々と調べたぞ?」
「そんな事はどうでもいいネ」
「そうだよ、折角一生懸命働いて稼いだってのに……意味ないじゃんか………」
「別に意味のない事などないぞ?」
「そうネ!堂々と会えるようになったってことアル」
「だいたいお金を払ってお母さんに合う事自体が間違ってたんだよ」
「ってことで腹は決まったな」
如月は立ち上がり傘を横に振った。
金属音がありクナイが落ちる。
「死神太夫のおでましだ」
「あっ…アレは吉原自警団……百花……なんでここに」
「月詠でありんす」
そう良いながらクナイを投げ込む。
それを傘で受け止める。
「二人とも、そいつを連れて逃げな」
「新八!晴太を連れて逃げるアル!」
「えっ?ちょっ、神楽ちゃん?俺の話聞いてた?」
「うるさいネ!」
神楽は銃を乱射し応戦するが銃口にクナイが突き刺さってしまった。
その隙をついて神楽に月詠は蹴りを入れる。
「わっ!」
「っとあぶねっ!」
厚底のため踏ん張れず体制を崩し、コケるのを如月により阻止された。
「最初っからわっちの狙いは貴様だ!」
その隙をついて月詠は晴太に無数のクナイを投げる。
が当たらず弾き飛んだ。
「よぅまたせっちまったな」
銀時の額にはクナイが刺さっていた。
「ぎっ銀さん」
「何?」
「あのっ……」
「流血」
「銀さん、頭からケチャップ垂れてるぞ?」
「ってか刺さってる」
「えっ?何が?」
咄嗟にクナイを抜き後ろに隠す。
「いや……刺さってましたよね…今」
「えっ何も刺さってねぇよ?ほらっ」
「いやっホント……無理しないで下さい」
「アレだよ、ちょっとかすって血がでた……みたいな?断じて刺さってないからね?」
「いやっ、でも」
「刺さってねぇって言ってんだろが」
「新八君、格好付けて守ってみたけどささっちゃって物凄くはずかしいからなかったことにしてるからなかった事にしてやれ」
「お前意味わかんねぇ事抜かしてんなっ!何?お前らそんなに俺の事刺したいの?あぁそうかよ!なら刺さった事にしといてやるよ!全く刺さってないけどねっ!」
「あははっ!ケチャップ流しながら言っても銀さん、説得力無いぞ!」
「いい加減にしろぉ!お前ら!刺さった本人が刺さってないって言ってんだから刺さってない事でいいじゃねぇか!!」
「今認めましたよね」
「認めたな」
「認めた」
「お前らさぁ、空気読めよぉ。俺めっちゃカッコ悪いじゃん、完全に全部撃ち落とした顔してたじゃん、めっちゃ恥ずかしいじゃん」
「元々死んだ魚の目してるやつが今更恥ずかしがってもなぁ」
「大丈夫、銀さんはもっと恥ずかしい生き方をしてる!」
「全然フォローになってねぇんだけどぉ!?ってかどーしよ、恥ずかしすぎて後ろ振り向けないんですけどぉ!みんな笑ってない?大丈夫?」
「あっ大丈夫です」
そんなとき月詠が前に進んだ。
「わっちの攻撃をすげて撃ち落とすは、主ら何者じゃ」
「全部なかった事にしてる……」
「……いい子だ」
「あの子超いい子だよ!」
っと銀時はドヤ顔で振り返った。
「攻撃?そいつは悪かった。オラぁてっきりクナイがのんびり散歩してんのかと思ったよ。どうだい?こんな物騒なもんより俺ともっといいものをさし」
顎に手を当てた銀時はすぐさま振り返った。
「どうしよう、腕にも刺さってたよ」
「あんた全然うち落とせてねぇじゃん!」
「あいつら笑ってね?笑ってね?もうダメだ、俺、もう帰るわ。帰って病院行くわ」
「落ち着いて下さい。撃ち落とした事にするから恥ずかしいんですよ。身を呈して晴太君庇った事にしましょ」
「身を呈して子供を守るとは、主なにもんじゃ」
「早速聞いてくれたぁ!!早速聞いてくれたよっ!あの子いい子だよ!やっぱりいい子だよ!」
銀時はさっきと打って変わり辛そうにフラフラし始める。
「なんて攻撃だ。おい、晴太。大丈夫か」
晴太は……頭にクナイが一歩。
「せ……せい………た……くぅん?」
「せっ晴太ぁぁ!!」
「えぇ!?ちょっ!マジで!?」
「ぐっサリいってんじゃねぇか!」
「おいおい、カッコつかねぇ〜」
「処置しないと」
「てめぇら………てめぇら!死ぬ覚悟は出来てんだろぅな!」
「誤魔化したぁぁ!!怒って全部人のせいにしたぁ!」
「それは誤解だろ。俺見たぜ?お前が弾いたクナイが刺さったの」
「私も見ました」
「あれ弾かなかったら刺さってなかったよねぇ」
「結局あの人が殺したようなもんじゃ」
銀時は振り返り
「てめぇら!死ぬ覚悟はできてんだろうなぁ!」
「なかった事にすんじゃねぇ!」
松菊は銀時の頭をハリセンで叩いた。
「主もわっちのクナイの餌食となるがいい。わっちが殺したわっぱのところに主も連れて逝ってやろう」
「おいおい、超きぃつかわれてるぞ?あれ」
「女にあそこまで気い使わせていいのかよ」
ここでさらに松菊と幸若からの追い打ちで銀時はうつむいてしまった。
「あの……もうそれ以上気い使わないで優しくされると………泣きそうになるから…」
「何面倒臭い事言ってんだぁ!」
「気など使っておらん。原因がどうであれクナイを投げたのはわっちじゃ」
「やめてホント!やったのは俺だ!」
「なにことやりとり……あんたら敵同士だよねっ!」
「俺だ!」
「わっちじゃ!」
「俺だ!」
「わっちじゃ!」
その瞬間クナイが銀時の額に刺さった。
「あっ、死んだ」
「「ぎっ銀ちゃん!!」」
その瞬間全員にくないが刺さり倒れた。
「この者らは全員わっちが始末しんした。そう鳳仙様に伝えなんし」
女たちは素早くかけて行った。