二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.369 )
日時: 2014/01/21 22:57
名前: 楼蘭 (ID: 8AM/ywGU)




三十訓/男と女。高嶺の花も路傍の石も生きてりゃ価値はかわらねぇ



月詠は吉原の話、過去、日輪のこと、晴太が日輪の太陽であることを話した。

「太陽……おんなじ太陽でも全く違うんですね☆」
「俺は男なんだよ」
「お前ら、特に菫逃げんなよ」
「あ?」
「やだなぁ、全力で見捨てます☆」

振り向くと傘を指す男が一人。

「まさか…アレっ……」
「夜兎族じゃねぇかよ」
「せっかく用意してくれたあんたの逃げ道も手が回っていたようだぜ」
「違う、アレは鳳仙の回しもんじゃない」
「阿伏兎じゃねぇか」
「ん?如月さん、なんであんたがここに?」
「色々とな」
「知り合いなのか?」
「まぁな」
「悪いが今日はそのガキを貰いに来た」

その言葉に月詠は前に移動し全員が臨戦体制にはいる。

「ぎっ銀ちゃん…アレはやばいアル……」
「如月さんの知り合いってだけでただもんじゃねぇし」
「血の臭いがプンプンする……」
「戦場を駆け回って来た本物の夜兎の臭い……」
「なんでこんなところに……」
「難しいこと考えてるとヤられるぞ」

男がこっちに向かって走ってくる。それにいち早く反応したのは月詠だった。
クナイを手にし向かって投げつけるが傘のため全くダメージが無い。それどころか背後に回った月詠のクナイを口で受け止めた。

「なぁんかさぁ、無視られるのって無性に腹が立つんだよね☆」

菫が月詠と阿伏兎の間に入り刀を振る。
が容易にかわされそれどころか月詠と共に地面に打ち付けられる。

「「がっ」」

加えたクナイを二人に向けて振り下ろすのを菫が義理刀で受け止める。

「ちっ!」

「ちっ!とべっ!」
「は?」
「へっ?」

如月の合図と共に地面が連続で爆発。
慣れない服装のため松菊と幸若は如月に抱えられて避けた。
銀時は晴太を助けようと掴んだ夕凪の襟首を掴んで飛び上がる。

「ふわっ!」

が下より現れた何かに腹を蹴られ手が離れた。

「浮遊k」

何かに掴まれた。

「がはっ!」
「銀ちゃん!!」

銀時の隣で夕凪が着地をする。どうやら晴太の手を離したらしい。

「っと。僕、今舌噛んじゃうとこだったんだけど。聞いてる?」
「あぁ…増えちまった」
「くそっ!はなせっ!!」

出て来たのはラーメンマンらしき男。

「晴太!」

神楽は相手に駆け寄っていく。

「邪魔だ。どいてよ」

さっきを撒き散らした気配に神楽は走りながら振り返る。

「言ったはずだ。弱いやつに…興味は無いって」
「にっ…」

碧眼の包帯を巻いた男が傘を振り下ろした。
その瞬間太いパイプが砕ける。

「神楽ぁぁぁ!!」

一部分だけ地面に落下して行った。

「銀さぁぁぁん!!みんなぁぁぁ!!」
「やりすぎたかねぇ。うるさい爺さんにどやされそうだ」
「大丈夫だよ。鳳仙の旦那はこんな街より花魁様にご執心だ。この子をつれて行けば機嫌も治る。これくらいやらないと死ぬ奴じゃ無いしね」
「神威、お前知り合いでもいたのか?」
「いやっ、もう関係ないや。それより鵲。柳いたよ」
「えっ…うそ」
「花束でも投げる?」
「死んだ設定かよっ!」