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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.403 )
- 日時: 2014/02/03 21:54
- 名前: 楼蘭 (ID: y3VadgKj)
三十一訓/太陽と殺戮兵器の誕生と黒の出会い。(夕凪篇)
それがあってか鵲と柳は春雨に入った。
殺したりという任務が多々あるため鵲は柳に傷つく事がないように心を閉ざす事を教えた。
ただ守るための行為。
だが柳自身には既に恐怖が植え付けられているためわかるわけもない。
それ以降、柳から笑顔が消えた。
春雨に入ってはや二年の月日が流れる。
「柳、緋宮の……母さんの墓参り、行くか?」
「………ぃぃ」
「…そうか」
鵲は一人船から出て行った。
二人が入ってからはや二年が経過していた。
そんな日の夜。
静かだった船に爆音が響く。
連続して爆音が続き炎が船全体を包み込む。
突然の事にただ俯く柳。
ふと黒い影がさし、
「お前、俺と来いよ」
喋りかける。
柳は顔をあげると身体から血を流しながらも手を差し伸べる男がいた。
柳は手をとった。
外に出て男に背負われながら後ろで爆発を聞いた。
「お前さ名前なに?」
「……ゃ…なぎ…」
「何?柳田?なにそれ?名字?」
名字ってなに?
「名前は?無いの?」
無いもなにもさっきから名前を言っている。
「んじゃぁお前真っ赤な夕日みたいな髪だから夕凪な」
……夕凪…
新たに貰った名前。
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