二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.408 )
日時: 2014/02/05 21:31
名前: 楼蘭 (ID: woIwgEBx)





三十一訓/太陽と殺戮兵器の誕生と黒の出会い。(出会い篇)



夕凪は特定の人にだけ馴染み始めたとき、如月が帰ってきた。


「如月さん!お土産下さい☆」
「第一声がそれかっ!」
「如月さん」
「松菊、その子供は?」
「あぁ…拾った」
「人権問題もんじゃねぇか」

夕凪は松菊の後ろから出てこない。

「夕凪ちゃんの容姿って如月さんにそっくりですね」
「そういや、そうだな」
「もしかして不倫ですかぃ?」
「あっ!それやばいですね☆」
「って言ってるけど?」
「松菊、ちょっと来い」
「あっ、もしかして図星」
「じゃねぇから」

松菊は如月のあとに続いて出て行った。

「なんの話ですかね☆」
「隠しとけよぅみたいな感じじゃねぇですかぃ」
「本当生き生きしてんな、サドスティックの兄妹は」
「あれ?夕凪ちゃんは?」
「……あれ?」

こつぜんと姿を消していた。
その当の本人はと言うと、松菊を探して歩いていた。
声の聞こえる部屋でふと立ち止まる。

「……春雨……さつ…く……。……敵………」



…春雨……確かにそういった。
敵とも言った。
……僕は………ここにいちゃダメなんだ。




それから夕凪は姿を消した。




「如月さんのせいですよ!」
「夕凪ちゃんの警戒が黒田さんしか取れてないのに!」
「空気読んでくだせぇ」
「えらい言われようだな…」
「俺こっち見てくる」






「松菊」
「何すか?」
「あの子供、春雨の殺戮兵器だ。俺らの敵、天人だ」
「えっ!?夕凪機械何すか!?」
「………いや、人間だろ。どうみても」
「今兵器って」
「生きる殺戮兵器。無表情で何の武器も使わず相手を抹殺していく」
「凄腕じゃん」
「…なんかお前表情わかるようになったのは良いんだけど、バカは治らないのか?」








松菊は走っていて、ふと道に天人が血溜まりをつくって倒れているのが見えた。
点々と倒れている。


「…死んでら」


その道を歩きふと路地に目をやると、夕凪が顔を伏せて座り込んでいた。


「…夕凪」
「……」
「帰ろうぜ」
「……敵だよ」
「えっ?」
「僕は………春雨。敵なんだよ?………知らない人を………殺した。…………僕は………あんな…………キラキラした人のところなんて……いられない。……………僕は…」
「何言ってんの?」
「………僕は……………血塗れなんだよ…………」

松菊はかべにもたれかかる。

「俺も血塗れだよ。大切な人を取り戻すためにたくさん斬って、地獄の太陽って呼ばれた。結局、その人とはもう会えなくて。俺はあいつらを無差別に斬りまくって……気づけば足元立派な墓場ができてたよ。

あそこにいる奴らはお前に負けず劣らず血塗れな奴らがたくさんいる。別にさ、気にしなくてもいいんじゃね?」


夕凪は顔を上げた。

「……いいの?」
「これから、が問題だろ?」

松菊は夕凪に手を伸ばす。
思いっきり抱きついた。

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.409 )
日時: 2014/02/06 18:50
名前: sora (ID: 6.Nua64i)




三十一訓/太陽と殺戮兵器の誕生と黒の出会い。(出会い篇)


「もっとだ!!もっと腕を振れ!!」


道場では如月が隊員に指導をしていた。


一方庭では
沖田と菫と土方は縁側に座りながら松菊と夕凪を見ていた。


「これ、お前にやるよ」
「なにこれ?」
「はっ?刀だよ。武士の魂」
「嫌なやつを切り刻むんだよ☆」
「土方とか土方とか土方とか土方とか」
「土方そんないないんですけどぉぉぉ!?」

そんな時後ろの道場から

「総悟ぉぉぉ!菫ぇぇぇぇ!サボんなぁぁぁぁ!!」

如月の怒鳴り声が聞こえた。

「めっちゃ叫んでんぞ」
「如月さん!そのまま喉潰れてあの世へ旅してこぉーい」
「兄さんと同意見んん!」

そんな騒ぎを他所におき、松菊は夕凪に刀を渡した。

「俺が昔使ってた白刀って言う大刀をこの刀と俺の刀に分けたんだ」
「僕、使った事ないから使えないよ」
「今から俺が教えるだろ」
「素手じゃダメなの?」
「ダメだ。お前の手の代わりにこいつがあるんだ」
「面倒」
「あっ後これな」

松菊は青いリボンを渡した。

「何って…髪留めだよ…何笑ってんだよ!恥ずかしかったんだからな!!」
「松菊、夕凪に刀を持たすのはいいが普段どうするんだ?」
「は?十四郎バカ?刀は腰に差すもんだろ」
「バカはお前だ。刀の長さと身長が良い勝負じゃねぇか」

確かにこの刀、元が大太刀なだけあり一メートルはゆうにある。

「……ほんとだ!」
「そのリボンが長すぎるんで活用しちゃえばいいじゃないですか☆」

菫の案で出来上がったのは刀を背負うと言う事。