二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.42 )
日時: 2013/10/27 22:09
名前: 楼蘭 (ID: RadbGpGW)



十六訓/暇と稽古。好きなことって難しいよね?


「ねぇまだダメなの?ねぇねぇねぇねぇ」
「うるせえな!」
「ダメなの?」
「ダメに決まってんだろ。絶対安静だ」
「安静ってお外行っちゃダメなの?」
「安静の意味わかってるか?」
「わかってるよ。安らかに静かにでしょ?でも僕暇なんだけど」
「なんで俺にくんだよ。俺は仕事がわんさか残ってんだよ。お前らの始末書とか」
「大変だねぇ」
「他人事ぉ!?」
「トシには頼まないもん!」

夕凪は舌を出して走って行った。

「どうしよう」

トボトボ歩いてるとふと竹刀の音が聞こえた。
普段からあまり近づかないのだが暇の誘惑に負け道場を覗き込んだ。

「要お姉ちゃん!」
「ん?あれ?夕凪副隊長。どうしたんですか?」
「暇だからねウロウロしてるの」
「そうですか…ではご一緒にどうですか?」
「いいの!?」
「助かります」

夕凪は満面の笑みで道場に上がった。


「以上です」

寝転んでいる松に綺麗な黒髪のロングストレートの少女が話していた。
珍しい金目のこの人、零番隊の情報屋。月宮実華であったりする。

「マジか」
「…嘘はついてませんが?」
「…あっ…うん。ごめん。ってかさ団欒はしねぇの?」
「……必要ですか?」
「なんでそんなに無口なわけ…まぁいいや。俺、まだ動けねぇからその情報局長に伝えておいて」
「嫌です」
「……局長につた「嫌です」なんでそんだけ否定は早いんだよ!!」

実華はサラサラと何やら書き松菊に見せた。

「あの人苦手なんです。喋れませんってこれ書く必要無くね?」
「…気のせいです」