二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.421 )
日時: 2014/02/25 21:07
名前: 楼蘭 (ID: y3VadgKj)




三十一訓/太陽と殺戮兵器の誕生と黒の出会い。(出会い篇)



満月の夜。

土方は部屋から伸びをして出てきた。

「あぁ…ねみ…」

タバコに火をつけてふと横をみると夕凪が1人、外の縁側に座っていた。

「1人で何してんだ?初任務で疲れてねぇのか?」
「ねぇ、トシ」
「あぁ?」
「天人ってことは僕も中にはいるんだよね…」

土方は夕凪の隣に座った。

「……何でそんなこと聞くんだよ」
「天人は化物なんでしょ?僕をみて化物だって言ってたよ。力が強いし……死なないし」
「松菊がお前をどこでどう合ったをいわねぇからしらねぇけどよ、俺からみりゃお前みたいなガキより私欲だけで生きてて人を殺すやつの方が化物だと思うけどな」
「……私欲」
「守りたいと思うもん、出来たか?」
「……うん。出来たよ」
「ならお前は化物じゃねぇよ。守りたいモノを守る。志を持った人間だよ」

頭をくしゃくしゃと撫でられ夕凪は微笑んだ。

「ようやく笑ったな」
「?」
「お前全然笑わねぇから近藤さんとかが必死に笑わそうとしてたぞ」
「そうなんだ。じゃぁトシに取られちゃったね」
「……そうだな」
「勝者には秘密を与えます。みんなには…特に松には内緒だよ?」
「俺に教えていいのかよ」
「勝者だもん」
「ふぅん。で?」

夕凪は土方の耳元で何かをしゃべる。
それを聞いた土方は目を見開き、思わずタバコを落とした。

「……なっ……」
「内緒だよ?」

夕凪は寝室に戻って行ったがしばらく土方は固まっていた。


「……うそだろ…おい」



“僕のね


お母さんは


徳川定定って人の妹。



緋宮っていう人なんだ”





「あの呪い姫……緋宮様が……母親……っ!?」