二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”急遽ネタ募集!! ( No.474 )
日時: 2014/03/24 22:52
名前: 楼蘭 (ID: RnkmdEze)



三十訓/男と女。高嶺の花も路傍の石も生きてりゃ価値はかわらねぇ


「なんか楽しいね!」
「いやいや!おかしいですよ!?この状況!!」

気の毒すぎる要とこの状況を楽しんでいる夕凪は晴太を探すために息を潜めながら動き回っている……筈だったのだが…。

「賊!とうとう見つけた!!」


吉原自警団に追い回されていた。

「鬼ごっこ〜」
「楽しんでる場合ですか!?これ!」
「だってまだ余裕だもん」
「アタシは普通の人間ですから限界があります」
「ねぇ、要お姉ちゃん」
「なんですか、こんな状況で」
「前から晴太が走って来たよ?ギャラリー連れて」
「え?」

みると少し遠い場所ではあるがこちらに向かって走って来ていた。

「……夕凪副隊長」
「なぁに?」
「ちょっと一般人に怪我させたりしても内緒にしていてくださりますか?」
「殺してもいいよ?」
「お忘れのようなので言っておきますが、一応幕府の人間ですからね?アタシ達」
「こんな状況で情けかけたらこっちがやられちゃうよ?どうせやられるなら……己が先にやる方が……ふっ、カッコいいじゃねぇか( ー`дー´)キリッ」
「…………状況…本気で理解できてます?」
「(*≧ω・)b」

無言の絶対楽しんでるとしか思えない夕凪にため息をつきつつ、要は刀に手をかけた。
そして刀を鞘ごと反転がえして抜いた。

「ナーイス☆ヤった?」
「やるわけないじゃないですか」
「あんた達は!」
「晴太君、ご無事で何よりです」

三人は無事合流。

その直後だった。

突然殺気がして要が振り返ると同時に、何かに包み込まれた。

「あぁ、やっぱり来てたんだね」
「お前は相変わらず手がはぇーよ。神威」



間一髪で如月の傘が要を守っていた。